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ドキュメンタリー7「命のキャッチボール_~終末期に寄り添う~」

テレビ大阪株式会社
11月25日(土)午前11時00分~11時30分放送(テレビ大阪)

「目立たずとも私たちの生活に多大な貢献をしている人たち」、「社会的に弱い立場の人に寄り添い、一緒に歩む人たち」。日頃のニュース取材の中で見つけたそんな人々にスポットライトをあてたドキュメンタリー番組です。 第9回の主人公は、1人のがん患者とその最期に寄り添った医療従事者たち。大腸がんで余命宣告を受けながらも自分らしく生きた最期の7か月間に密着しました。



第9回「命のキャッチボール_~終末期に寄り添う~」



清家政弘(せいけ・まさひろ)さん55歳。大腸がんの再発で腸閉塞を繰り返し、余命宣告を受けました。ガンが体の外に飛び出すほど悪化。入院しなければならない病状でしたが、清家さんが選んだのは「在宅医療」でした。「スポーツ観戦」をするのが生きがい。入院すると自由に外出できなくなるためです。

そんな清家さんを担当するのが水野クリニックの看護師、細田夕子(ほそだ・ゆうこ)さんです。「特定行為」という資格を持っている細田さんは先生の指示があれば医療的な処置ができます。自称”歩くナースステーション”。治療や看護のために清家さんの家を毎日訪問し、支えます。

清家さんにはどうしてもやりたいことがありました。それは、「もう一度、福岡ドームへ行き、プロ野球『福岡ソフトバンクホークス』の試合を見ること。福岡への野球観戦も、もちろん細田さんが同行します。

やりたい事がある一方、徐々に悪化する清家さんの病状。医師が、”医療用麻薬で苦痛を取り除いてあげたい”と主張する一方で、看護師は”苦痛があっても意識がはっきりした状態でやりたいことをさせてあげたい”と、意見が対立します。医療用麻薬を増やすと痛みが緩和する一方で眠る時間が増える事にもつながってしまいます。



清家さんは最期までやりたい事を貫きました。最期はホークスが誇る160キロ右腕、甲斐野央(かいの・ひろし)投手に会いに京セラドームへ。医療の枠を超えて、終末期に寄り添う看護師たちの思いに密着しました。

番組情報

【タイトル】「ドキュメンタリー7」
【放送局】テレビ大阪
【放送日時】2023年11月25日(土)午前11時~11時30分
【番組HP】https://www.tv-osaka.co.jp/documentary7/
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