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「三菱電機ZEB関連技術実証棟『SUSTIE』」が第12回(令和5年度)カーボンニュートラル賞 関東支部賞を受賞

三菱電機株式会社
~環境配慮と快適性を両立したオフィスビルのプロトタイプ「SUSTIE」~



 三菱電機株式会社(東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓)と株式会社三菱地所設計(東京都千代田区、代表取締役社長:谷澤 淳一)は、第12回(令和5年度)カーボンニュートラル賞(主催:一般社団法人 建築設備技術者協会)において、「三菱電機ZEB関連技術実証棟『SUSTIE』」(竣工:2020年10月)が「関東支部賞」を受賞(※1)したことをお知らせします。
 本賞は、カーボンニュートラル社会の実現に向けた建築物、建築設備に関わる優れた業績を表彰することで、その意識の浸透と推進活性化を図ることを目的とするものです。


日本初、「環境配慮」「快適・健康」を評価する3つの認証で全て最高ランクを取得
 「SUSTIE(R)(サスティエ)」は、徹底した省エネ化を図ることでBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高評価の『ZEB』(※2)を取得。また、多数のワーカーが執務にあたるオフィスビルとして快適で健康性の高い空間を創出し、CASBEE-スマートウェルネスオフィス(※3)で最高評価の「Sランク」と、建築物の環境性能を評価するWELL認証(※4)で最高ランクの「プラチナ」を取得した建物です。省エネ、快適性、ウエルネスに関して実績を残し、それらを社外へ積極的に発信している点も高く評価されました。

ウエルネスオフィスと『ZEB』の両立を実現
 建築計画の工夫や外皮性能の強化により空調負荷を削減し、天井チャンバー型空気式放射空調システムやレンズ制御型照明器具を採用することで、快適で健康性の高いオフィス空間と徹底した省エネを同時に実現しました。また、AIやIoTを活用したZEB運用システムにより、年間のエネルギー収支や快適性に与える影響などをシミュレーションで事前確認することで、省エネと快適性を両立させています。

■自然エネルギーや再生可能エネルギーの活用
 合計約360kWの太陽光パネルの全てを建物上に設置し、敷地面積が限られる都市部における中層建物の『ZEB』の実現性を示しました。また、吹き抜け上部の熱だまりを利用した重力換気や自然換気窓の開放により空調負荷を削減し、ヒートポンプ給湯器の冷排熱をクール・ヒートチューブの外気取り入れ部に供給する外気冷却も行っています。この結果、年間エネルギー消費量の実績値はコンセント負荷を含めても『ZEB』を達成しました。さらに、2023年4月からは、実証棟内で消費されるエネルギーを非化石証明付き電力に切り替えたことにより、「SUSTIE」でのCO2排出量は実質ゼロとなりました。

■建築概要


※1 共同受賞/三菱電機株式会社(建築主)、株式会社三菱地所設計(設計者)、株式会社竹中工務店、株式会社弘電社、三菱電機システムサービス株式会社、三菱電機冷熱プラント株式会社(施工者)。応募に係わる建築設備士の関与:羽鳥大輔、諫早俊樹(ともに三菱地所設計)。 
※2 年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物。
※3 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構による、建物利用者の快適性・健康の維持・増進を支援する建物の仕様・性能・取り組みへの評価。
※4 米Delos社の開発による建築物の環境性能評価。人間工学的側面(生産性向上など)の評価に加え、そこで過ごす人のウエルネス(快適・健康)を重視している点が特徴。世界的指標として国際的に認知されています。

※ リリース中の情報は2024年3月時点のものです。今後の運用に応じて変更となる場合があります。
※「SUSTIE」は三菱電機株式会社の登録商標です。

<本件に関するお問い合せ先>
三菱電機株式会社 広報部 TEL 03-3218-2332
株式会社三菱地所設計 経営企画部広報室 corporate-communications-office@mj-sekkei.com
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