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5月31日「世界禁煙デー」に合わせ東京タワーライトアップイベントを開催 東京の夜空にイエローグリーンの光が輝きました

東京タワーライトアップイベント広報事務局
日本医師会会長松本吉郎および日本サッカー協会会長宮本恒靖が登壇 受動喫煙防止の重要性や新型たばこに関する正しい情報を発信

公益社団法人日本医師会(東京都文京区、会長:松本吉郎)並びに公益財団法人日本サッカー協会(東京都文京区、会長: 宮本恒靖)は、「世界禁煙デー」に合わせ、2024年5月31日(金)にイベントを行い、日没後から24:00まで東京タワー(東京都港区)を、シンボルカラーであるイエローグリーンにライトアップ。これに伴い、点灯式を開催しました。 イベントには、日本医師会会長の松本吉郎および日本サッカー協会会長の宮本恒靖が出席。また点灯式に先立ち、両名によるトークセッションを開催。日本医師会、日本サッカー協会での取り組みを紹介し、喫煙による健康への影響や受動喫煙防止の重要性とともに新型たばこに関する正しい情報を発信しました。なお、日本医師会として東京タワーをライトアップするのは初めてのことです。





点灯式では、「受動喫煙をしたくない、させたくない」という思いを込め、東京タワーがシンボルカラーのイエローグリーンにライトアップ


点灯式は日没を迎えた18時55分頃に実施。東京タワーをバックに投影したステージに、日本医師会会長松本吉郎および日本サッカー協会会長宮本恒靖が登壇。今回のイベントは、国民の生命と健康を守る立場から広く国民に禁煙を呼びかけるために、これまでもシンポジウムの開催や啓発動画制作など様々な活動を行ってきた日本医師会が、受動喫煙防止に取り組んでいる日本サッカー協会の協力を得て実施いたしました。
点灯ボタンを押すと、東京タワーに設置されている268個のライトによってイエローグリーンにライトアップ。イエローグリーンは「受動喫煙をしたくない、させたくない」という意思をあらわす色という思いが込められており、多くの方に本イベントを通じて、禁煙や受動喫煙防止の大切さについて知ってもらいたいとの思いから実施。なお、トークセッションや点灯式、ライトアップの模様はライブ配信も行われました。


点灯式における松本会長、宮本会長からのメッセージ


・日本医師会会長 松本吉郎 
今夜は、このライトアップを一人でも多くの方にご覧いただき、イエローグリーンにこめられた思いを知っていただきたい。禁煙はご自身だけではなく、そばにいる方々を守ることにもなる。日本医師会として、生活習慣病予防のためにもたばこ対策は重要な課題と考えており、今後も禁煙推進活動に力を入れていかなければという思いを強くした。多くの方に新型たばこの害について正しくご理解いただくとともに、禁煙や受動喫煙防止の大切さを知ってもらいたいとし、日本サッカー協会に今後の協力を求めた。

・日本サッカー協会会長 宮本恒靖 
久しぶりに東京タワーに来て、選手時代に東京オリンピック代表について選手間で訪れたことを思い出し、非常にうれしく懐かしく思った。JFAとしては、選手や審判、指導者、サポーター、そしてその家族以外、サッカーファミリー以外の方にも、喫煙のリスクや受動喫煙防止の大切さを知るようなきっかけになればと思っております。





点灯式に先立ち、松本会長、宮本会長によるトークセッション開催
喫煙の危険性および新型たばこに関する誤解について語りました


点灯式に先立ち行われたトークセッションでは、松本吉郎より、日本医師会として初のライトアップイベント開催の主旨を説明し、次に宮本恒靖より、日本サッカー協会として本イベントに協力する運びとなった経緯を紹介。
二人のトークでは、喫煙がスポーツに与える影響について質問すると、松本から喫煙の習慣化による持久力低下や、依存性による集中力・瞬発力の低下など、医学的視点からみた様々な悪影響を紹介。
次いで宮本が、1試合90分、走行距離約10kmというサッカースポーツの特徴からみたフィジカルなパフォーマンス低下、また集中力低下などメンタルに与える悪影響への懸念を示しました。
また、受動喫煙について、松本よりその危険性が紹介されると、宮本は受動喫煙の距離をペナルティエリアに例え、防ぐことの難しさを伝えた。指導者や保護者など、子どもたちの周囲の大人の喫煙は、未来のサッカー選手育成の観点からも見過ごせない、との意見がありました。このようなことを踏まえて、日本サッカー協会が定めた「サッカーファミリー安全保護宣言」では、子どもたちを受動喫煙から守ることも盛り込まれており、今後も継承していきたいとの話がありました。
新型たばこについて、松本が、煙が出ないことから安全といった誤解やダイエット目的で使用する若者の増加への懸念を表すと、宮本は、煙が出ないから被害も一定の範囲は防げると思っていたこと、街中や空港でみかける新型たばこに人が集まっているが誤解があるかもしれないと振り返り、正しい情報を理解することが大事ではないかと感想を述べました。


トークセッションにおける松本会長、宮本会長からのメッセージ


・日本医師会会長 松本吉郎 
日本では毎年およそ19万人が喫煙に関連する病気で亡くなっている。喫煙者本人だけでなく、周囲の人が吸い込む煙にも多くの有害物質が含まれているため、受動喫煙をなくすことも求められる。また、近年特に、若年層で加熱式たばこや電子たばこといった「新型たばこ」について、健康被害は少ないとの誤解から、その使用者が増えている。禁煙のために新型たばこに切り替えるなど、間違った使用も見逃せない。
禁煙方法の一つとしてスポーツを始めるのも有効。禁断症状を軽くするといわれており、禁煙後の体重増加の予防にもつながる。世界禁煙デーをきっかけに、禁煙、受動喫煙防止の大切さを知っていただき、多くの方々に健康で豊かな人生を送っていただきたい。

・日本サッカー協会会長 宮本恒靖
JFAが社会に発信することで、共感・理解をしていただき、喫煙者の数が減るような活動をしていきたい。時代の流れや健康意識の高さもあって喫煙者も減りつつあるが、みなさんの力をもって健康的な社会に繋げていければと思った。


「世界禁煙デー」東京タワーライトアップイベント概要


日時: 2024年5月31日(金)18:30~19:30
    ※ライトアップは日没後18:55頃から24:00まで実施
会場: 東京タワー(東京都港区芝公園4丁目2−8)
主催: 公益社団法人 日本医師会
協力: 公益財団法人 日本サッカー協会
目的: 国民の健康と生命を守る立場から、喫煙による健康への影響、特に若年層で使用が増えている新型たばこによる健康への影響について広く周知を図り、受動喫煙防止の重要性を啓発。
出演者:公益社団法人 日本医師会会長 松本吉郎
    公益財団法人 日本サッカー協会会長 宮本恒靖
内容: トークセッション/点灯式
備考: 日本医師会YouTubeアカウントにてアーカイブ配信予定


付帯事業:禁煙に関する啓発展示


日時:2024年5月31日(金)~2024年6月6日(木)9:00~22:00 ※禁煙週間
会場:東京タワー(東京都港区芝公園4丁目2−8)2階フットタウン通路スペース
内容:禁煙に関する啓発展示および禁煙啓発冊子「禁煙は愛」を設置配布。
   アンケートに答えた方にノベルティグッズをプレゼント。
   アンケートは平日13:00-20:00、土日10:00-20:00のみ実施予定。


その他地域で予定されているライトアップ(都道府県医師会調査より)


青森県:青森県観光物産館アスパム、青森県医師会館、協力医療機関
秋田県:秋田ポートタワーセリオン(6月)
宮城県:ミヤテレタワー、宮城県庁18階展望フロア、三井アウトレットパーク仙台港観覧車、伊達政宗騎馬像、宮城県医師会館、仙台放送スカイキャンドル、東北大学病院、宮城県薬剤師会館、各地の調剤薬局、台山公園H-IIロケット、角田駅、角田市民センター、健康センター看板等、県内協力医療機関・介護施設
福島県:福島県医師会館、県内医療機関、東北電力ネットワーク(株)、東北電力(株)原町火力発電所、みずいろ公園、小峰城、鶴ヶ城
茨城県:茨城県医師会館、茨城県メディカルセンター
埼玉県:埼玉会館、さいたまスーパーアリーナ
千葉県:千葉県医師会館
東京都:東京スカイツリー、隅田川橋梁群、自由の女神像(台場)、ゆりかもめ新橋駅、都庁第一本庁舎、東京芸術劇場、東京体育館、駒沢オリンピック公園総合運動場、渋谷ヒカリエ、味の素スタジアム、東京都医師会館、大森医師会館、葛飾区医師会館、調布市医師会館、世田谷区医師会館、日野市医師会館、玉川医師会館
石川県:金沢港クルーズターミナル
京都府:京都府医師会館
兵庫県:兵庫県医師会館
島根県:島根県医師会館
山口県:山口県総合保健会館
愛媛県:愛媛県医師会館、愛媛県庁本館ドーム、新居浜市医師会館、あかがねミュージアム、えんとつ山、松山市医師会館、県内協力医療機関・薬局
高知県:高知城、高知市総合あんしんセンター(高知県医師会4階)前の灯火
熊本県: 熊本城、熊本大学病院時計塔、県内協力医療機関、熊本ドライビングスクール、菊池自動車学校
佐賀県:佐賀メディカルセンター


公益社団法人日本医師会について


公益社団法人日本医師会は、1916 年に北里柴三郎博士(初代会長)らによって設立された、医師の医療活動を支援する、民間の学術団体です。誰もが平等に医療を受けられるという世界に誇るべき制度「国民皆保険」を守るため、政府の審議会等に参画するとともに、各種の調査・研究や国際交流などを通じて、これからの医療のあり方を考え、より働きやすい医療環境づくりと国民医療の推進に努めています。
https://www.med.or.jp/


公益財団法人日本サッカー協会について


公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、日本サッカー界を統括する団体として、サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の発達と社会の発展に貢献することを目的に活動しています。2020年4月1日の「改正健康増進法」施行を受けて、日本サッカー協会が管理する施設*においては、同協会や入居団体の従業員が常時就労し、20歳以下の若年者や妊婦を含めた不特定多数の人が出入りする環境であることから、2020年3月末をもって既存の喫煙専用室を閉鎖し、敷地内を全面禁煙にしました。スポーツ団体として、率先して受動喫煙防止対策に取り組み、施設の従業員が健康的に就労できる環境整備に努めています。
*JFAが管理する施設:JFAハウス、JFA夢フィールド内のJFA各施設
https://www.jfa.jp/
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