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【ニチイの介護スタッフ ヒアリング調査】異業種からの転職者・介護業界へのカムバック経験者にきく、介護職の魅力・やりがいとは?

株式会社ニチイ学館
営業職、アパレル販売員、小学校教員、工場勤務などさまざまなキャリアをもつ現役介護職の声


医療、介護、保育サービスなどを全国で提供する株式会社ニチイ学館(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森 信介)は、当社で働く介護職員のうち、異業種や同業他社からの転職者、一度介護の仕事を離れた後、再び介護の仕事に戻った「カムバック経験者」を対象に、ヒアリング調査を行いました。

当社が昨年11月に行ったインターネット調査(リサーチ会社登録の介護士経験者対象、有効回答数465名)では、現役介護士の約7割(69.3%)が今後も介護の仕事を続けたいと考え、また、正社員として働いていた元介護士の約5割(48.3%)が、「再び介護の仕事をしたい」と回答する結果となりました。※下記参照

介護士の方々が定着・復帰しやすい環境をつくることが重要であることはもちろん、介護現場の魅力を高めていくためには、より多くの方が介護の仕事に興味を持ち、一歩を踏み出していただけるようなメッセージを伝えていくことが必要です。そこで、当社では、「他の仕事を経験したうえで介護の仕事を選んだスタッフ」、「一度介護の仕事を離れた後、再び介護の仕事に戻ったスタッフ」を対象に、介護の仕事のやりがいや魅力などを具体的に聞き取り、その結果を発信することにいたしました。これからも、介護の仕事への理解を深め、興味を高めていただけるよう、現場の声を積極的にお伝えしてまいります。

ヒアリング調査実施概要


<参加者>ニチイ学館の介護スタッフ6名 <実施日>2024年3月29日(金) ※オンラインにて実施

ヒアリング調査結果 ポイント


介護の仕事に就いたきっかけは?
・身近な人の介護経験や、知人・友人からの「勧め」「誘い」がきっかけに!
介護の仕事に戻った理由は?
・訪問介護の1対1の濃密なケア、人との関係性を大切にできる仕事に戻りたくて
・お客様それぞれの人間性をどう尊重してケアするかを考える面白さ、楽しさが忘れられなくて
介護を始めるにあたり心配だったことはありますか?
・介護技術があれば、排せつ介助や力仕事も心配なし!
これから介護の仕事に就く方へのメッセージ
・介護は誰にとっても無関係ではない仕事、思い切って飛び込めば周囲がサポートしてくれる

注)以下、写真は全てイメージです。

Q. 介護の仕事に就いたきっかけは?


谷川:祖父母の介護がきっかけで介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を受講し、お声掛けいただきました。
坂上:2年前に母が施設に入所したとき、施設で働くスタッフの皆さんが、常に笑顔で、キラキラしているのを見て。
中島:3.11の地震で働いていた工場が被災してしまったとき、知人から「合っていそうだから」と勧められました。
工藤:働いていたレストランが閉店したことがきっかけで、以前から興味があった介護の仕事を始めました。
児玉:両親が共働きで祖母に育ててもらったので、もともとお年寄りに親しみを感じていました。介護事業所を立ち上げる知人に声をかけてもらい、まず資格を取得し介護の仕事をスタートしました。
福田:子どもがまだ小さく、専業主婦をしていたとき、ママ友から誘われて、ニチイで介護資格の講座を受けました。スタッフの方から、「子どもがいるならフルに働かなくて大丈夫」と言われ、少しずつ始めました。

Q. 他のキャリアと比較した介護の仕事の魅力とは?



工藤:レストラン、旅館の仲居、宅配の仕事などをしてきましたが、介護の仕事は、そういった仕事と比較し
て、喜んでいる相手の表情や言葉が、よりストレー
トに伝わってくるのが魅力です。
中島:コンビニや工場勤務を経て介護の仕事に就きまし
た。「ありがとう」という言葉を直接聞ける仕事と 
いうところが魅力です。もうひとつ、いろいろな方
のお話を聞いて人生観を広げられるのも、この
仕事の面白さです。
谷川:以前は工場勤務でした。介護の仕事は人と直接関わるので、毎日が違っていて、日々覚えることだらけ
です。そういうところがとても楽しいです。
児玉:会社員、小学校の教員、県の教育事業団での業務などを経て介護の仕事に就きました。介護の仕事は、お客様がその方らしく地域で生活されるのを支える仕事だと気づき、より大きなやりがいを感じるようになりました。
福田:服飾の販売、広告代理店の営業、専業主婦を経て介護の仕事に就きました。昔から机に向かうより人と会って話す方が好きで、介護の仕事も共通する点があります。一番やりがいを感じるのは、やはり感謝されることです。身体介護など、はじめはひどく拒否される方もいらっしゃいますが、続けていて心が通じ合ったときには、家族以上に信頼してもらえる。そういう場面にあったときはやっていてよかったなと感じます。

Q. (一度介護の仕事を離れてからカムバックしたスタッフへ)介護の仕事に戻ってきた理由は?


福田:訪問介護の仕事を一度離れ、通所リハビリの施設で勤務していました。その仕事も楽しかったのですが、50代半ばになり、送迎の運転に不安を感じるようになったため、訪問介護の仕事に戻ってきました。大勢の人たちと触れ合うのもいいですが、やはり1対1の濃密なケア、人との関係性を大切にできる仕事はいいなと感じました。
中島:私はダブルワークをしていて、一時期は別の仕事が忙しく介護の仕事を離れていましたが、週1日でも稼働が可能なので戻ってきました。介護の仕事は、上司の指示を受けながら進めるだけでなく、自分の判断で対応する部分もあり、責任も伴いますが、自分らしく働くことができています。介護の仕事が好きなので、今後も続けたいです。
児玉:介護の仕事を離れた期間は半年もなかったですが、やはり訪問介護の仕事が楽しかったので戻ってきました。訪問介護ではお客様のご自宅に訪問するので、その方の人間性を感じることができます。それぞれの人間性を尊重しながらどう対応していこうかと考える面白さや、お客様から昔のお話や豆の煮方など、いろいろなことを教えていただくのも楽しいです。

Q.(訪問介護に従事しているスタッフへ)訪問介護ならではの魅力とは? 



工藤:以前、訪問介護とあわせてデイサービスのお手伝いもしていましたが、たくさんのスタッフと多くのお客様と接するデイサービスよりも、1対1で濃密な関係性が築ける訪問介護の方が自分にあっています。
中島:私もデイサービスでの勤務経験がありますが、それぞれ魅力があると思います。訪問介護の場合、それぞれの家庭の事情や環境に応じてサービスしていかなければならないところは勉強にもなるし、やっていて面白いなと感じます。
福田:訪問介護は一人で対応する場面もありますが、そのための環境も整っています。年に1回、心肺蘇生などの救急の勉強会もありますし、お客様が倒れているときの対処法も学びます。いざというときは事業所に電話をすれば指示ももらえますので、自分一人で背負うことはありません。
児玉:新人の頃、最初は常勤の方が同行してくれましたが、一人で訪問するようになってからは、お客様の体調の急変や思いがけないこともたびたびありました。そういうときもやはり事務所に電話をして指示を仰いだり、来てもらったりというサポート体制が整っていたので、助けられていたなと思います。

Q. (グループホームに従事しているスタッフへ)グループホームならではの魅力とは?


坂上:認知症のお客様のケアは、難しいところもありますが、私が忙しくしていたり困ったりしているときに「何かお手伝いしましょうか?」と言ってくださるお客様もいます。認知症のお客様が、何かしてくださったときには、より嬉しさを感じます。
谷川:初めてでも、周囲の方々に教えてもらいながら対応できるのがいいです。また、お客様が介護士としての私を受け入れてくださったと実感できたとき、とても嬉しいです。例えば、トイレのお声掛けにずっと答えてくれなかった方が、ある日から一緒に行ってくれるようになったり、そんなお客様との関係に変化が生まれたときにやりがいを感じます。

Q. 介護を始めるにあたり心配だったことはありますか?


工藤:排せつ介助が上手くできるか心配でしたが最初だけでした。入浴もそうですが、衛生状態を保つことは介護において非常に大切なことですし、何よりお客様が気持ちよく感じてくださることは、介助する側も気持ちいいことです。
坂上:認知症の方は、急に立ち上がったり転倒したりすることもあるので、お声掛けの方法など難しい点もあり、高度なスキルが求められます。しかし、排せつ介助もそうですが、大切な介助の一つとして日々対応する中で、できるようになりました。
谷川:力を使う仕事なので男性の方が有利かというとそんなことはありません。実は介護の仕事は力より技術なので、ベテランであれば男女の差、力の差は関係ないです。

Q. 介護の仕事に就こうか悩んでいる人たちにメッセージを!



福田:老いは誰にでも来るし、自身の両親も老いてきます。そういうときに介護の仕事の経験がとても役に立ちます。私の親は認知症を患っていたのですが、介護の仕事をしていなければいろいろな感情が沸き上がったと思います。私はゆっくり最後まで見守ることができました。
介護の仕事は自分が生きていくうえで、無関係な仕事ではないので、ぜひ一歩踏み込んでいただければと思います。
中島:私自身の経験から言うと、介護をやっている人たちはやっぱり面倒見がいい。なんだかんだと面倒を見て育ててもらえます。だから、最初は不安かもしれないけれど、思い切って飛び込んでみると、案外向いていると思えるのではないでしょうか。
児玉:私の場合、とにかくやっていて楽しいです。飛び込んできてくだされば、周りがサポートしてくれますし、自分が日々成長していくのが自覚できて面白い仕事だと思います 。



※2023年11月実施インターネット調査(リサーチ会社登録の介護士経験者対象、有効回答数465名)


Q. 介護の仕事を今後も続けたいですか?(単一回答)※現役介護士のみ

現役介護士の半数以上(55.6%)が「今後も現在の職場で介護の仕事を続けたい」と回答。「今後は別の職場で介護の仕事を続けたい」を加えると、現役介護士の約7割(69.3%)が今後も介護の仕事を続けたいと考えている。

Q. 再び介護の仕事をしたいと考えていますか? (単一回答)※元介護士のみ


介護の仕事を離れた元介護士に再び介護の仕事をしたいかを尋ねたところ、正社員として働いていた元介護士では、「ぜひ再び介護の仕事をしたい」(5.9%)と「よい条件の職場があれば介護の仕事をしてみたい」(42.4%)の合算が48.3%となり、約5割に介護職へのカムバックの意向があることがわかりました。



さまざまな社会経験を持つスタッフの活躍を応援、ニチイの取り組み


当社では、異業種や同業他社からの転職者、一度介護の仕事を離れた後、再び介護の仕事にカムバックした経験のあるスタッフが多数活躍しています。今回のヒアリング調査でも、さまざまな経験を持つスタッフがニチイを選んだ理由を語ってくれました。


当社では、久しぶりに介護の仕事に就く方、ニチイに過去に在籍し再び戻ってこられた方を対象に、充実したサポート制度をご用意しています。

<おさらいレッスン>
介護の資格をお持ちの方ならどなたでも参加できる、スキルや知識を “おさらい” できるセミナーをご提供しています。セミナー後は就業相談も可能。「ブランクがあって不安」「資格は取ったけど、現場経験がないので心配」「自分のスキルに自信がない」「苦手なテーマだけを振り返りたい」などの思いを抱えている方に最適です。
※詳しくはこちら
https://kaigo.nichiigakkan-careerplus.jp/contents/osarai/?utm_source=news&utm_medium=pr&utm_campaign=1

<カムバック制度>
ニチイに過去在籍した方を対象とした採用制度です。
在職時の金額を考慮した給与額の提示や、復職時からの特別休暇付与など、復職してくださる方々の期待にできる限り応える制度を目指しています。
※詳しくはこちら
https://kaigo.nichiigakkan-careerplus.jp/comeback/?utm_source=news&utm_medium=pr&utm_campaign=2

【株式会社ニチイ学館 会社概要】


医療関連事業・介護事業・保育事業を中心に、地域に根差した包括的サービスを全国で提供する総合生活支援企業。全国で約8,000件の医療機関へのサービス提供、約1,900ヵ所の介護事業所運営の他、人材養成では約50年にわたり 200万人以上の医療・介護分野のプロフェッショナルを輩出しています。

[社  名] 株式会社 ニチイ学館(NICHIIGAKKAN CO., LTD.)
[代 表 者 ] 代表取締役社長 森 信介    
[所 在 地 ] 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ  
[創業年月] 1968年12月
[設立年月] 1973年8月
[事業内容] 医療関連事業・介護事業・保育事業・ヘルスケア事業
[U R L] https://www.nichiigakkan.co.jp/?utm_source=PR&utm_medium=ONLINE&utm_campaign=k31
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