ソシウム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 堀本勝久)と南京医科大学薬学院(中国江蘇省)は、ソシウム社が発見した封入体筋炎(Sporadic Inclusion Body Myositis:以下「sIBM」)に関する治療薬候補化合物に関して、南京医科大学薬学院が当該化合物の詳細な解析を行い、薬効評価を行いました。その結果、当該治療薬候補化合物に関する特許を共同出願することに合意を致しましたのでお知らせ致します。
【封入体筋炎とは】
封入体筋炎(指定難病15、Sporadic Inclusion Body Myositis:以下sIBM)は主に50歳以上で発症する慢性の経過をとる筋疾患の一つです。大腿部や手指の筋肉が萎縮し、筋力が低下するため、階段が登りにくい、指先で物がつまみにくいと言ったような症状で発症します。診断には筋生検が必要で、骨格筋には縁取り空胞と呼ばれる特徴的な封入体が見られ、名前の由来になっています。ステロイドの治療に反応しないことが多く、治療法が確立されていない疾患であり、さらなる治療薬の開発が求められています。