広告・マーケティング 流通

「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を受けて窮地のストロング系チューハイ! ユーザーの飲用は変化したのか?!

RnI
株式会社リサーチ・アンド・イノベーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:中岡邦伸、以下「RnI」)は、運営する「レシートがお金にかわるアプリCODE(コード)(https://code.r-n-i.jp/)」で収集した購買データやアンケート結果から、ストロング系チューハイのユーザーの購入実態について調べてみました。



ストロング系チューハイを取り巻く環境
ストロング系チューハイは低価格、缶一本で手軽に酔えるといった特徴から、各メーカーから多様なストロング系ブランドが出されるほど根強い人気があります。ところが2024年2月19日厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表されました。ガイドラインでは飲酒による疾病・行動に関するリスクについて示しており、これを受けアサヒビール、サッポロビールでは、ストロング系チューハイの販売を縮小する方針です。
では、ストロング系チューハイを購入していた人は販売縮小の影響により購買行動に変化があったのでしょうか。

CODEユーザーの購入回数をみてみた
ストロング系チューハイを買っている人の購買行動を実際に検証してみました。CODEで収集した購買データを元に、今年と前年の購入回数を比較してみました。その結果、今年度のストロング系チューハイの購入回数は前年比94%に減少していることが分かりました。


データでは購入回数が減っていることは確認できましたがその理由はなんでしょうか。その理由をCODEユーザーに調査してみました。(実査期間:24/6/8~24/6/9 対象者:計110ss・全国20~69歳男女・22年6月~23年5月から23年6月~24年5月にかけて「ストロング系チューハイ(度数8%以上)」の購入が12本以上減少している人)
購入回数の変化について自覚している人は少ない
ストロング系チューハイ購入者に最近の購入頻度に変化があったか、アンケートで確認しました。減っていることを自覚している人は「やや減った」「減った」合わせて3割に満たない結果となりました。購入回数が減った商品に対して「減った」と自覚している人は少ないようです。


ストロング系チューハイの購入量が変化した理由を聞いてみた!
「購買データからみて購入減少者」かつ「購入回数が減っていることを自覚している人」にその理由について聞いてみました。以降、該当する方を、「購入回数減少者」と呼びます。
「購入回数減少者」が、購入回数を減らした主な理由を見てみると表のように健康を意識した理由が目立っていました。「テレビで9%のアルコールは依存性が強いと言っていたから」と回答する人がみられます。やはりガイドラインをメディアが報じた影響から健康を意識するようになったのでしょうか。
「健康診断で数値が悪かったので、控えるようにしました。」等の意見から自分の健康に影響があったことから控えるようになった人もいるようです。

飲用シーンをストロング系チューハイと最近飲んでいるお酒で比較
「購入回数減少者」に「ストロング系チューハイを飲むシーン」「他のお酒を飲むシーン」それぞれについて当てはまるものを回答してもらいました。結果は図の通りです。

ストロング系チューハイでは「ストレス発散したい時」「酔いたい時」に飲む方が多いようです。やはりストロング系チューハイではその高いアルコール度数から酔いたい時に選ばれることが多かったようです。
一方、ストロング系チューハイと比べて、他のお酒の方が多かった飲用シーンは、図で赤く囲っている項目でした。他の酒の方が、色々なシーンでお酒を飲用していることが伺えます。特に「スマートフォン・タブレットをいじりながら」「音楽を聴きながら/テレビやDVDなどを観ながら」が高くなっていることから、酔いすぎると楽しめない趣味を堪能する場で他のお酒を手に取るようになっているようです。

今後の缶チューハイの行方は?
「購入回数減少者」は、健康意識からストロング系チューハイの購入が遠のいていた方が多く見られましたが、この方々は、今後、ストロング系以外の缶チューハイ全般の購入意向も減少しているのでしょうか。
「購入回数減少者」のアンケート結果をみると「購入する」「多分購入する」を合わせて6割のユーザーが今後も購入したいと回答していました。健康に気を遣う意識が見られるもののストロング系以外の缶チューハイ全般では継続的に飲用する意向が高いようです。


ストロング系チューハイを買い控えた人は今なにを買っている?
では購入減少者は今どんな缶チューハイを飲んでいるのでしょうか。アンケートを配信した110名が直近1年間で購入した缶チューハイを購入回数順にランキングにしました。

ランキングを見てみるとレモンサワーやハイボールが人気の様です。またアルコール度数を確認してみると、今回ストロング系チューハイとして定義した8%よりも低いものの、7%~6%が人気です。健康に気を使いつつもお酒をしっかり楽しみたいという気持ちが表れた結果となっています。
またアンケートで、ストロング系チューハイの代わりに飲んでいるモノも聞いてみたところ、「ハイボール」「無糖のチューハイ」といった意見が見られました。ストロング系チューハイの代わりに6%~7%のスッキリとした味わいのハイボールやチューハイを飲んでいるということが分かりました。
ストロング系よりはアルコール度数が低いものの比較的度数の高い缶チューハイの購入が多く、継続的に飲用したい意向も高いことから、お酒を楽しみたい意向はまだまだ高いようです。お酒は気分を上げてくれたり、自分へのご褒美ともなりますが飲みすぎると二日酔いや健康への影響もあるので皆さんも今回紹介した商品を参考にお酒の飲み方を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

※詳細のデータについてはこちらからお問い合わせください→ cfb@r-n-i.jp

CODE(コード)とは

買い物のレシートと購入商品のバーコードをスキャンすることで、各種提携ポイントに交換可能なポイントがもらえるスマートフォンアプリです。(ポイントは提携サービス経由で現金にかえることも可能)
消費者が楽しんで利用した結果、ポイントにも家計簿にもなる一石二鳥のアプリです。
登録された消費者の買い物に関するビッグデータやアンケートなどは、企業がマーケティングに活用し、その一部を報酬として消費者に還元しております。なおCODEは特許(*)も取得しています。登録ユーザー数は400万人を超え、月間商品登録数も4,000万点、口コミなど購入者の商品評価数も累計1.1億件を超え、20~40代の女性に多く利用されています。
*:複数の特許を取得しています。(特許第5980448号、特許第6425297号)


<CODE紹介サイト> https://code.r-n-i.jp/
<CODE iOS版> https://apps.apple.com/jp/app/id879385562
<CODE Android版> https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.r_n_i.code.point.app

CODEの購買データや口コミはこちらの「買いログView」で見ることができます


CODEアプリで取得した購買ならびに口コミなどのビッグデータを、閲覧・分析・活用できる “消費者と企業を購買データでつなぐツール「買いログView」” を企業向けに提供しています。
買いログView:https://r-n-i.jp/service/code/kailog-view/

<リサーチ・アンド・イノベーションについて>
商号  : 株式会社リサーチ・アンド・イノベーション
代表者 : 代表取締役社長 中岡 邦伸
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂3-11-3 赤坂中川ビル5階
設立  : 2011年4月15日
事業内容: 買い物データ収集事業、調査事業、広告事業、販促事業、及び各種情報提供サービス
資本金 : 1,000万円
URL  : https://r-n-i.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMESまでご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)