米アロイ・セラピューティクス、武田薬品と細胞治療プラットフォームの開発に関する提携およびライセンス契約を締結
Alloy Therapeutics, Inc.
【2024年11月20日 東京、ボストン】 最先端の創薬技術を幅広く提供し、様々なエコシステムのプレイヤーと創薬の共創を目指すバイオテクノロジー企業、アロイ・セラピューティクス(本社:米国ボストン、会長兼CEO: エリック・アンダーソン、以下、「アロイ」)は、本日、武田薬品工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長CEO :クリストフ・ウェバー、以下、「武田薬品」)と、iPS細胞由来CAR-T細胞プラットフォーム(iCAR-T)およびiPS細胞由来CAR-NK細胞プラットフォーム(iCAR-NK)の開発に関する提携およびライセンス契約を締結したことをお知らせします。アロイは、悪性の固形腫瘍および血液腫瘍を克服するための画期的な治療法の開発を加速させることを目指します。
iCAR-T技術は、ノーベル賞受賞者である山中伸弥教授のリーダーシップのもと実施された、武田薬品と京都大学iPS細胞研究所(CiRA =サイラ)との共同研究プログラムであるT-CiRAが開発した技術です。iCAR-TはCiRAの金子新教授の研究室が発見したiPS細胞由来の免疫細胞を作り出す分化誘導の技術を基に開発され、「オフ・ザ・シェルフ」の細胞療法の開発を可能にし、自己細胞療法よりも優れた治療効果と大幅な製造コスト削減を実現するベスト・イン・クラスとなる可能性があります。
武田薬品 R&Dジャパンリージョンヘッドの梶井靖氏は、「iCAR-Tは、武田薬品とCiRAの10年間にわたる共同研究プログラムT-CiRAから生まれた主力プロジェクトの一つで、さらなる発展の時を迎えています。今回のアロイとの提携は、iCAR-Tを創薬研究から更なる臨床開発へと、大きく歩みを進めることを目指します。当社は、アロイのプラットフォーム技術を重視する企業文化や患者さん中心の考え方に共感しました。当社はiCAR-T およびiCAR-NKが次のフェーズに進み、技術がさらに発展していくことを楽しみにしています」と述べています。
本提携により、アロイは、がん領域におけるiCAR-TおよびiCAR-NK製品の商業化に関する共同独占権を取得します。アロイは独自のビジネスモデルに基づき、iCAR-TおよびCAR-NKをさらに進化させるとともに、パートナーであるアカデミア、バイオベンチャーおよび製薬企業に対し、固形腫瘍を含むがんの治療法を開発するための技術へのアクセスを拡大します。さらに、今後の臨床試験の検証などによる技術の改良により、プラットフォームの強化を図ります。
アロイの創設者であり会長兼CEOであるエリック・アンダーソンは次のように述べています。「この度、武田薬品とともに、iPS細胞の可能性を追求できることを大変光栄に思います。今回の提携は、アロイの柔軟なアプローチによって、最先端の技術をグローバルなサイエンスのコミュニティに提供し、革新的な創薬を迅速に進めることを目標とするアロイの取り組みの一環です。当社は、バイオエコシステムとの活発な連携が、iPS細胞の可能性を最大限に引き出し、次世代のがん治療を実現する上で重要な役割を果たすと確信しています」
本提携を推進するにあたり、アロイは、神奈川県にある湘南ヘルスイノベーションパークに日本法人を設立し、石井喜英 (Victor Stone) が当該日本法人の代表に就任し、アロイの細胞治療部門を統括していく予定です。
※本提携の核となるiCAR-Tの詳細については下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d152146-2-22875d61960039e653088d24895f014f.pdf
アロイ・セラピューティクスについて
アロイ・セラピューティクスは、最先端の創薬技術をベンチャーやアカデミアなど多様なプレイヤーがアクセスできる形で幅広く提供し、互いの協力を促進し、優れた創薬を支援するバイオテクノロジー企業です。アロイは、学術界、バイオベンチャー、大手製薬企業とのパートナーシップを通じて、抗体、TCR、遺伝子医薬品、ペプチド、細胞療法、薬物送達の6つのモダリティにおける、バイオロジクスの創薬とその創薬に必要なツール、技術、サービス、および新規企業立ち上げ等の支援を提供しています。パートナーは、アロイのディスカバリーサービス、またはイノベーション・サブスクリプション・プログラムを通じて、現在および将来にわたるすべての技術に定額料金でアクセスすることができます。アロイはサイエンス・コミュニティへの揺るぎないコミットメントを示すため、収益の100%をイノベーションと創薬技術へのアクセス拡大のために再投資しています。詳細については、https://alloytx.com/をご覧ください。
武田薬品について
武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
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【2024年11月20日 東京、ボストン】 最先端の創薬技術を幅広く提供し、様々なエコシステムのプレイヤーと創薬の共創を目指すバイオテクノロジー企業、アロイ・セラピューティクス(本社:米国ボストン、会長兼CEO: エリック・アンダーソン、以下、「アロイ」)は、本日、武田薬品工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長CEO :クリストフ・ウェバー、以下、「武田薬品」)と、iPS細胞由来CAR-T細胞プラットフォーム(iCAR-T)およびiPS細胞由来CAR-NK細胞プラットフォーム(iCAR-NK)の開発に関する提携およびライセンス契約を締結したことをお知らせします。アロイは、悪性の固形腫瘍および血液腫瘍を克服するための画期的な治療法の開発を加速させることを目指します。
iCAR-T技術は、ノーベル賞受賞者である山中伸弥教授のリーダーシップのもと実施された、武田薬品と京都大学iPS細胞研究所(CiRA =サイラ)との共同研究プログラムであるT-CiRAが開発した技術です。iCAR-TはCiRAの金子新教授の研究室が発見したiPS細胞由来の免疫細胞を作り出す分化誘導の技術を基に開発され、「オフ・ザ・シェルフ」の細胞療法の開発を可能にし、自己細胞療法よりも優れた治療効果と大幅な製造コスト削減を実現するベスト・イン・クラスとなる可能性があります。
武田薬品 R&Dジャパンリージョンヘッドの梶井靖氏は、「iCAR-Tは、武田薬品とCiRAの10年間にわたる共同研究プログラムT-CiRAから生まれた主力プロジェクトの一つで、さらなる発展の時を迎えています。今回のアロイとの提携は、iCAR-Tを創薬研究から更なる臨床開発へと、大きく歩みを進めることを目指します。当社は、アロイのプラットフォーム技術を重視する企業文化や患者さん中心の考え方に共感しました。当社はiCAR-T およびiCAR-NKが次のフェーズに進み、技術がさらに発展していくことを楽しみにしています」と述べています。
本提携により、アロイは、がん領域におけるiCAR-TおよびiCAR-NK製品の商業化に関する共同独占権を取得します。アロイは独自のビジネスモデルに基づき、iCAR-TおよびCAR-NKをさらに進化させるとともに、パートナーであるアカデミア、バイオベンチャーおよび製薬企業に対し、固形腫瘍を含むがんの治療法を開発するための技術へのアクセスを拡大します。さらに、今後の臨床試験の検証などによる技術の改良により、プラットフォームの強化を図ります。
アロイの創設者であり会長兼CEOであるエリック・アンダーソンは次のように述べています。「この度、武田薬品とともに、iPS細胞の可能性を追求できることを大変光栄に思います。今回の提携は、アロイの柔軟なアプローチによって、最先端の技術をグローバルなサイエンスのコミュニティに提供し、革新的な創薬を迅速に進めることを目標とするアロイの取り組みの一環です。当社は、バイオエコシステムとの活発な連携が、iPS細胞の可能性を最大限に引き出し、次世代のがん治療を実現する上で重要な役割を果たすと確信しています」
本提携を推進するにあたり、アロイは、神奈川県にある湘南ヘルスイノベーションパークに日本法人を設立し、石井喜英 (Victor Stone) が当該日本法人の代表に就任し、アロイの細胞治療部門を統括していく予定です。
※本提携の核となるiCAR-Tの詳細については下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d152146-2-22875d61960039e653088d24895f014f.pdf
アロイ・セラピューティクスについて
アロイ・セラピューティクスは、最先端の創薬技術をベンチャーやアカデミアなど多様なプレイヤーがアクセスできる形で幅広く提供し、互いの協力を促進し、優れた創薬を支援するバイオテクノロジー企業です。アロイは、学術界、バイオベンチャー、大手製薬企業とのパートナーシップを通じて、抗体、TCR、遺伝子医薬品、ペプチド、細胞療法、薬物送達の6つのモダリティにおける、バイオロジクスの創薬とその創薬に必要なツール、技術、サービス、および新規企業立ち上げ等の支援を提供しています。パートナーは、アロイのディスカバリーサービス、またはイノベーション・サブスクリプション・プログラムを通じて、現在および将来にわたるすべての技術に定額料金でアクセスすることができます。アロイはサイエンス・コミュニティへの揺るぎないコミットメントを示すため、収益の100%をイノベーションと創薬技術へのアクセス拡大のために再投資しています。詳細については、https://alloytx.com/をご覧ください。
武田薬品について
武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
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(2024/11/20 15:30)
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