セーレン
乱れた角質層のラメラ構造※を形成し肌の保湿機能を改善
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セーレン株式会社は、肌の角質層に着目した研究から、当社のオリジナル原料である繭由来の天然成分ピュアセリシンに、角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成し、肌本来のラメラ構造を増加させる機能があることを発見しました。さらに、ピュアセリシンが角質層にラメラ構造を形成することにより、乱れた肌の保湿機能を改善することを明らかにしました。これらの作用により、敏感肌を正常な肌状態に戻す効果が期待できます。今回明らかになった新機能は、当社のエイジングケア化粧品ブランド「コモエース」に応用いたします。
※ラメラ構造:肌の水分蒸散を防ぎ、外的刺激から肌を保護する役割を担っている。
研究背景
季節変化やホルモンバランスの乱れ等によって角質層の細胞間脂質のラメラ構造が損なわれると、肌の保湿力が低下するだけではなく、刺激に対する感受性が高まり「敏感肌」と呼ばれる状態になります。
角質層のラメラ構造を正常に保つことは、皮膚の潤いや柔軟性を維持するだけではなく、敏感肌の改善にもつながります。当社はこれまで、ピュアセリシンのラメラ構造体形成を促進する機能を利用し、製剤技術に活用してきました。今回はピュアセリシンが角質層の成分に作用し、肌の内側から乱れたラメラ構造を正常な状態にすると考え、研究に取り組んでまいりました。
研究の成果
ピュアセリシンTMは角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成する。
(特許出願中:ラメラ構造再生剤)
【結果1-1】
ピュアセリシン未配合 ピュアセリシン配合
肌の細胞間脂質を構成する成分にピュアセリシンTMを配合した結果、白く光るラメラ液晶が増加した。
【結果1-2】
製剤塗布前 ピュアセリシンの製剤塗布後
ピュアセリシンを配合した製剤を7日間連用した。肌の角質層では、白く光るラメラ構造が形成され面積が増加した。
【結果2】
前腕内側部に人工的な荒れ肌(敏感肌モデル)を作製し、ピュアセリシン を配合した製剤を10日間肌に連用した結果、水分量の増加および蒸散量の回復が確認された。
まとめ
今回発見した機能は、ピュアセリシンが角質層の細胞間脂質にラメラ構造を形成し、肌本来のラメラ構造を増加させることで、肌の保湿機能を改善するものです。それにより、敏感肌を正常な状態に素早く改善する効果が期待できます。
当社では、これからもピュアセリシンの可能性を追求し、お客様の期待に応える研究を進めてまいります。
コモエースについて
総合繊維メーカー発のエイジングケア化粧品ブランドで、ピュアセリシンを高配合しております。祖業の精練(絹織物の水洗い 図1)に携わる職人の手は、厳しい水仕事にもかかわらず、いつも白く輝いていました。当社はこの秘密が、絹に含まれるタンパク質「セリシン」であることを突き止め、「ピュアセリシン」を開発しました。
コモエースは、ピュアセリシンのやさしさや機能性を活かし、肌本来の美しさを引き出すことを誇りとしています。その唯一無二のピュアセリシンと同様、お客様に真摯に寄り添う商品を提供していきます。
(図1)昭和20年頃の精練の様子
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セリシンについて
シルク(繭)は「フィブロイン」と「セリシン」の2つのタンパク質から構成され、フィブロインは繊維として、セリシンは繊維同士をくっつける接着剤としての役割を持ちます(図2)。
(図)シルク(繭)の構造
繭はセリシンによって堅牢な構造を保つことができ、紫外線や乾燥などの様々な外的ストレスからサナギを守ることができます。
また、肌にある天然保湿成分(NMF)とアミノ酸組成がそっくり(図3)のため、NMFと同じ様な働きがあり、肌にうるおいを与えます。
(図3)ピュアセリシンと人の肌のNMFのアミノ酸組成
ピュアセリシンの機能
ピュアセリシン研究の結果導き出された、守って育む2つのテクノロジーで、紫外線・大気汚染・乾燥などの環境ストレスから肌を守りながら、うるおいを育み、敏感肌やエイジングに悩む肌も健やかな肌へと導きます。
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(2025/01/15 10:00)
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