角田晃一 医師 つのだこういち

国立病院機構 東京医療センター

東京都目黒区東が丘2-5-1

  • 耳鼻咽喉科
  • 人工臓器・機器開発研究部長

耳鼻咽喉科

専門

耳鼻咽喉科一般、音声言語外科

医師の紹介

角田晃一医師は、喉の病気と声のエキスパート。声帯萎縮に対する再生医療を用いた声帯内自家筋膜移植術を世界に先駆け開発実用化し、2003年高度先進医療に認定される(現在は欧米を中心に実施される)など、低侵襲な手術を追究してきた。一方で、術後の声質変化などへの配慮により、できるだけ手術を行わない保存療法にも注力し、担当する音声外来には声を職業とする人からの相談が絶えない。声帯ポリープに対する「声の衛生による手術回避法」や加齢による発声嚥下障害に対する「音声自己訓練法」など、全国の国立病院機構の研究班と協力し、新しい治療法の開発、検証を行い、病院HP(下記)でも公開している。「声帯溝症」の厚生労働省研究班の班長、「音声障害診療ガイドライン(日本音声言語医学会・日本喉頭科学会編)」作成委員を歴任。医療機器の開発にも携わり、近年は機会があれば超高齢社会における健康長寿のための治療法を、新聞、テレビ等で啓発している。

医師プロフィール

1985年 東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室入局
東京大学医学部附属病院、自治医科大学附属病院、東京大学医学部音声言語医学研究施設助手を経て、
1988年 Yale大学Haskins研究所客員研究員
日立総合病院医長、日産厚生会玉川病院部長を務め、
2003年 国立病院東京医療センター人工臓器・機器開発研究部長
2004年 国立病院機構東京医療センター人工臓器・機器開発研究部長(独立行政法人化に伴い病院名変更)
1998年より東京大学医学部非常勤講師を兼務

所属学会

日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医・専門研修指導医、日本気管食道科学会認定気管食道科専門医、日本音声言語医学会音声言語認定医、国立病院機構臨床研修指導医、医学博士(1992年東京大学)

●編集委員等
米国耳鼻咽喉科学会Triological Society “Laryngoscope”誌、日本耳鼻咽喉科学会 “AURIS NASUS LARYNX”誌編集委員を歴任。国立医療学会医療編集委員、他多くの海外医学総合誌、耳鼻咽喉科専門誌の論文査読を担当している。

主な著書

『声をキレイにすると超健康になる』2018年,すばる舎
『オーディオブックCD 声をキレイにすると超健康になる』2021年,パンローリング
『今日からできる声帯トレーニング 健康長寿は会話から』2015年,メディカルトリビューン
『International Perspectives on Voice Disorders』2013年,Multilingual Matters

【論文】
Lancet. 1997;350:340.
Lancet. 2002;360(9337):907.
Ann Intern Med. 2003;139:W-56.
Laryngoscope. 1999;109:504-508.
Laryngoscope. 2005;115: (Part 2 Suppl):1-10.
Laryngoscope. 2018;128(11):2593-2599.
The BMJ. 2020;368:m525.
Sci Rep. 2020;10(1):3370.
Acta Otolaryngol. 2016;136(6):568-574.
Clin Rehabil. 2017;31(8):1049-1056.

医師発信欄

国立病院機構東京医療センター感覚器センター 人工臓器・機器開発研究部:https://tokyo-mc.hosp.go.jp/about/kankakukicenter/k-lab_d.html
(更新日:2024年9月18日)