医療・医薬・福祉 企業向けシステム・通信・機器

米国クリーブランド・クリニックとキヤノンが戦略的研究パートナーシップに合意 先進的な医用画像ソリューションの開発・世界展開を推進

キヤノン株式会社
米国クリーブランド・クリニック財団(Cleveland Clinic Foundation以下、クリーブランド・クリニック)とキヤノンは、患者さんにとってより良い医療を実現する画期的な医用画像ソリューションおよびヘルスケアIT技術の開発を目指す戦略的研究パートナーシップに、2023年11月15日に合意しました。クリーブランド・クリニックの生物医学研究や臨床ケアにおける高い専門性とキヤノンのイメージング技術を生かして共同研究を推進していきます。なお、今後、クリーブランド・クリニックのメインキャンパスに隣接する地区に、画像研究・臨床センターの設立を予定しています。



キヤノンは、CT・MRI・超音波診断装置などの医用画像領域における競争力強化とともに、ヘルスケアIT、体外診断事業領域の拡大に取り組み、世界中の医療の発展に貢献しています。2023年2月には、米国クリーブランド近郊に「Canon Healthcare USA, Inc.」を設立し、メディカル市場において世界で影響力の大きい米国の市場を深く理解することで、臨床ニーズをとらえたグローバルな製品開発につなげるべく、アップストリームマーケティング活動及び戦略立案活動を行っています。

クリーブランド・クリニックは、病院と研究・教育を統合した非営利の総合医療センターであり、1921年にオハイオ州のクリーブランドに設立されました。冠動脈バイパス術や米国初の顔面の移植手術をはじめ、医療分野における先駆者として多くのブレークスルーを起こし、その専門性や高度な医療ケアが米国をはじめ世界中で認められています。

今回の共同研究では、臨床の視点に立ち研究も行うクリニカル・サイエンティスト(臨床科学者)や研究者、エンジニアなどの専門家からなる組織を超えた横断的なチームにより、最先端の画像診断技術の開発を目指します。循環器、脳神経、筋骨格などの領域を対象に、前臨床画像、臨床画像、画像解析の3つの主要な分野での研究を行います。これらの共同研究をグローバルに展開することも視野に入れています。

今回設立される画像研究・臨床センターは、”Cleveland Innovation District”の一環として位置付けられます。これは、オハイオ州と同州の経済開発機構であるジョブズ・オハイオ、クリーブランドの医療機関や高等教育機関が連携して、研究の加速・雇用の創出・未来の人材教育を目指して設立された5億ドルを超える規模の官民パートナーシップです。

クリーブランド・クリニック CEO 兼 プレジデントのTom Mihaljevic医学博士は、「他に類を見ない今回の共同研究は、クリーブランド・クリニックの生物医学研究と臨床ケアにおける高い専門性に加えて、キヤノンの世界をリードする先進のイメージング技術と精緻なものづくり技術という強みを生かすことができます。私たちのこれらの強みを結集することで、画像分野におけるブレークスルーを起こし、これらのイノベーションを迅速に患者ケアの改善につなげることを目指します。」と述べています。

キヤノン株式会社 専務執行役員 メディカルグループ管掌の瀧口登志夫は、「”Made for Life”の理念のもと、キヤノンの革新的な技術を通して、世界中の患者さんのWell-Beingの向上に貢献することを目指します。クリーブランド・クリニックとの共同研究により相互の強みを生かし、これを実現できると確信しています。」と述べています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMESまでご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)