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メタバース診療所、未来の医療を切り開く効果検証の開始

リアルバーチャル株式会社
 リアルを感じることのできるメタバースを提供するリアルバーチャル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:金谷 建史)は、2022年から実施しているメタバースお仕事100業種チャレンジの一環としてメタバース診療所の効果検証を実施しております。  前回までの効果検証では全国からメタバース診療所のアイディア募集を行い横浜市立大学 研究・産学連携推進センターの宮崎智之教授による審査会などを実施。また、アイディア募集で集まった複数のメタバース空間の中で実際の活動をテスト的に実施してきました。  今回の取り組みでは、ヘルスケアオープンイノベーションネットワーク「i2.JP」を推進する製薬会社であるアストラゼネカ株式会社に費用を負担いただき、通常の診療所やWeb会議システムを使ったオンライン診断とのコミュニケーションとの違いやメタバースならではの効果についての検証を実施します。なお、本効果検証は主にメタバース内でのコミュニケーションの計測を行うもので実際に診察を行うものではありません。



1.効果検証の目的について
 本効果検証はリアルな診察室での代替としてオンラインやメタバースで診察やコミュニケーションが可能かどうかという検証ではなく、リアルな診察室でもWeb会議システムでもできなかったコミュニケーションや参加者の情報開示がメタバースではできるのかどうかという効果検証になります。また、本効果検証のアドバイザーとしてメタバースプラットフォーム上でのデジタルメディスンの効果検証を行うMind1020Labの横浜市立大学附属病院 児童精神科・診療科部長補佐 藤田純一氏に実施していただきます。

 効果検証の詳細
 効果検証の期間 2023年12月1日~2023年12月20日
 実証人数    30人~
 本効果検証関係者   
  プロジェクト費用負担者  アストラゼネカ株式会社
              (ヘルスケアオープンイノヘ゛ーションネットワーク「i2.JP」の運営者として)
  アドバイザー  横浜市立大学(Mind1020Lab)
  企画・運営   リアルバーチャル株式会社

2.効果検証のポイント
ポイント1:メタバース空間があることによる効果
 メタバース空間があることによる効果の検証。また、どのような空間であるとコミュニケーションが活性化するかの効果検証を実施いたします。具体的には、A:一般的な診療所に似たメタバース空間、B:メタバースならではの空間(※1)、でのコミュニケーションを実施いたします。
 ※1:メタバースならではの空間は過去に実施した複数の効果検証から得られた仮説により今回の効果検証用に構築されている空間で実施します。

ポイント2:発話量の計測
 メタバース診療所内での発話量の計測を実施します。またメタバースならではのどの場所でどのような発話量の変化があるかも計測を実施します。

ポイント3:会話トピックスの計測
 一般的な診療所でのコミュニケーションは、医師などから聞かれたことに返事をするスタイルが一般的です。メタバースでは、患者側からの自然と会話トピックスが出てきて診療の本質にたどり着く情報を収集できるかの会話トピックスの比率の計測を実施いたします。


3.今後の展開について
 今回の効果検証では主にメタバース内でのコミュニケーションの計測を行いますが、今後は利用者目線での計測や医師目線での計測等を実施していきます。
 また、現在のオンライン診療の課題である医師のマンパワー不足に対応できる課題解決や、家族看護や介護の負担を軽減できる課題解決、オンライン学校の保健室などの新規の需要に対する貢献方法などについての研究や効果検証も実施することで多くの人の健康生活に貢献していきたいと思っております。
 さらに、当社サービスは医療機関と患者さんの間だけの使用用途だけではなく、入院している方とご家族やご友人のお見舞いに行く方との新たなコミュニケーションツールとして当社サービスをご利用いただいております。人生100年時代を見据えて、病気や入院の際に利用できるツールとしても貢献していけたらと思っております。

※(参考イメージ)遠方で入院しているおじいちゃんと都内に住むお孫さんがメタバースで楽しい時間をすごした際のイメージ写真です。メタバースの中では、お孫さんが自分の通う幼稚園におじいちゃんを招き、幼稚園でどのようなことをしているか楽しく案内してくれました。おじいちゃんは、お孫さんの活き活きする姿を見ることができ、さらに一緒に幼稚園内を動き回れて楽しんでいただけました。
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