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田中貴金属工業、下肢動脈硬化症向けステントデリバリーシステムを開発する医療機器ベンチャー企業「Global Vascular」に出資

TANAKAホールディングス株式会社
医療器材業界へのコミットメントを強化し、日本発の医療器材産業の発展に貢献

 田中貴金属グループの中核の会社として産業用貴金属事業を展開する田中貴金属工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:田中 浩一朗)は、下肢虚血治療に関する高度管理医療機器である下肢動脈硬化症向けステントデリバリーシステムを開発する医療機器ベンチャー企業Global Vascular株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:尾藤 健太、代表取締役COO:前川 駿人)に出資したことを発表します。本出資は、2022年11月に田中貴金属工業が出資を発表した医療機器ベンチャーキャピタルファンド「DMC(Diamond Medino Capital)1号投資事業有限責任組合」が出資する先への直接出資となります。




Global Vascular株式会社について
 Global Vascular株式会社は、東海大学医学部医学科教授 長谷部 光泉氏を中心とした「Hasebe Research Group」で、2013年から生体材料研究に従事していた尾藤 健太氏と前川 駿人氏が代表を務める、2022年設立の医療機器ベンチャー企業です。Global Vascular株式会社は、他社に先駆けて、膝下領域の動脈硬化症治療用に特化したステントデリバリーシステムを開発しました。治療後の再発率が高いなどの理由でステント開発のハードルが高い下肢ステント市場において、新たな治療手段の一つとして、現在世界的な注目を集めています。

出資の背景と狙い
 Global Vascular株式会社の開発事業である「下肢動脈硬化症向けステントデリバリーシステム」は、⾎管内治療器具開発における世界的な研究者である長谷部氏が、これまで積み上げてきた優れたステントデザイン技術と高機能な表面改質技術の集大成とも言えるものです。田中貴金属工業は今回の出資により、⾎管内治療器具開発において長谷部氏が進める開発体制や、医療ベンチャーエコシステムとのつながりがより強固なものになると考えています。
 また、代表の尾藤氏、前川氏は本件基本技術の共同開発者であると同時に、今後の下肢ステント市場を牽引するリーダーとなることが期待される研究者であり経営者です。
 田中貴金属工業は今回の出資を通じ、ステント業界における知見集積や将来の事業提携を視野に入れ、新たな製品・技術開発など医療向け事業の拡大を目指してまいります。

Global Vascular株式会社 概要
代表取締役:尾藤健太、前川駿人
設立日:2022年12月12日
資本金:282,000,000円(資本準備金含む)
本社:〒162-0843東京都新宿区市谷田町3-8市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル2F
事業内容:医療機器の設計開発、研究、コンサルティング 等
出資企業:Diamond Medino Capital株式会社

会社情報(2023年7月更新)


■田中貴金属グループについて
田中貴金属グループは1885年(明治18年)の創業以来、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開してきました。国内ではトップクラスの貴金属取扱量を誇り、長年に渡って、産業用貴金属製品の製造・販売ならびに、資産用や宝飾品としての貴金属商品を提供しています。貴金属に携わる専門家集団として、国内外のグループ各社が製造、販売そして技術開発において連携・協力し、製品とサービスを提供しています。
2022年度(2023年3月期)の連結売上高は6,800億円、5,355人の従業員を擁しています。

■産業事業グローバルウェブサイト
https://tanaka-preciousmetals.com

■製品問い合わせフォーム
田中貴金属工業株式会社 
https://tanaka-preciousmetals.com/jp/inquiries-on-industrial-products/
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