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薬用植物「ムラサキ」から抽出した水溶性成分の肌への効果を解析 ~第1回 日本化粧品技術者会学術大会でポスター発表~

新日本製薬 株式会社
新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長CEO:後藤孝洋)は、薬用植物「ムラサキ」の根である「紫根」から抽出した“水溶性”シコンエキスについて研究を行い、DNAマイクロアレイ法による網羅的な解析で、肌のターンオーバーやバリア機能が亢進する可能性を示唆する結果を得ました。本研究内容は、第1回 日本化粧品技術者会学術大会(2023年12月5日~12月7日開催)でポスターを提示し、発表しました。



研究背景


薬用植物「ムラサキ」の根である「紫根」は、江戸時代に漢方処方「紫雲膏」に活用され、ひび、あかぎれ、火傷薬として利用されています。当社は2006年から「紫根」の“油溶性”成分の機能性に着目し、研究を進めてきました。その結果、細胞賦活化作用や抗菌作用を有していることを確認しています。一方で、「紫根」の“水溶性”の抽出物に関しては、機能性、メカニズムについて未検証な部分が多くありました。そこで、当社は「紫根」の“水溶性”の抽出物の皮膚に関連する機能、メカニズムを見出すことを目的とし、DNAマイクロアレイ法による機能性の網羅的解析を開始しました。

研究結果


まず1つ目に、皮膚の形成から成熟まで進行するプロセスや、皮膚バリア機能の確立に関与している遺伝子発現の増加変動が確認されました。2つ目に、染色体の組み立て、構成部分の配置、分解に関するプロセスに機能する遺伝子や細胞分裂に関与する遺伝子の減少変動が見られました。以上のことから、“水溶性”シコンエキスは、肌のターンオーバーや皮膚バリア機能が亢進する可能性を示唆しています。

今後の展望


パーパスとして掲げる『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』を実現すべく、本研究内容をさらに深く掘り下げ、「紫根」の新たな機能・特徴を見出すことで、肌への有用性を高める新素材の開発に取り組んでまいります。


※ 当リリースは薬機法等諸法規に基づくものではありません。
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