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鹿児島地域医療介護ネットワークとパシフィックメディカル、薩摩川内市における「マルチ医療 DX 事業」を推進

株式会社パシフィックメディカル
~地域医療情報連携ネットワークを鹿児島県で初導入し、安心安全なまちづくりへ~

【共同リリース:一般社団法人鹿児島地域医療介護ネットワーク・株式会社パシフィックメディカル】 一般社団法人鹿児島地域医療介護ネットワーク(代表理事:久留敏弘、以下「鹿児島地域医療介護ネットワーク」)と、株式会社メドレーのグループ会社である株式会社パシフィックメディカル(代表取締役:小松 広行、以下「パシフィックメディカル」)は、鹿児島県薩摩川内市の支援のもと、デジタル田園都市国家構想交付金を活用した「マルチ医療 DX 事業」を共同で推進します。




■背景
本土地域と人口約 4,000 人の似島(読み:こしきしま)という有人離島を有する薩摩川内市は、過疎化と高齢化が進み、高齢者のみの独居や認知症高齢者を支える世帯の増加、医療ニーズを抱えて生活する方の増加など、さまざまな課題が生じています。これらの課題に対処すべく、薩摩川内市は医療体制の拡充に努めてまいりましたが、市中心部の一部に病院機能が集中している状況です。
鹿児島地域医療介護ネットワークとパシフィックメディカルは、地域の医療課題を解消し、市民にとって安心安全なまちづくりを実現するため、薩摩川内市の支援のもと、医療・介護・調剤が連携する地域医療情報連携ネットワーク、市民向けの健康アプリ、オンライン診療、医療 MaaS※を活用した「マルチ医療 DX」の推進に共同で取り組むこことしました。

<鹿児島地域医療介護ネットワーク 代表理事 久留敏弘のコメント>
「この事業は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、介護施設、訪問看護ステーション等が連携して、同意いただいた患者さんの医療情報や介護情報を多職種間で共有し、市民の皆さまにより良い医療や介護を提供するためのものです。
国は、団塊の世代が 75 歳になる 2025 年を目途に、重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいますが、デジタルの力で地域包括ケアシステムの取り組みを推進し、市民の皆さまが安心して医療や介護の提供を受けられる薩摩川内市が続くことを目指します。」

■事業概要
<医療介護情報ネットワーク「かごネット」>
地域の病院、診療所、歯科、調剤薬局、介護事業所等の患者データをクラウド上で統合することで、他施設でも閲覧可能とする地域医療情報連携ネットワークを鹿児島県で初めて導入します。これまで複数の医療機関に分散されていた患者の医療情報(診療内容・処方内容・病歴・禁忌薬など)を共有・参照できるため、患者の来院時、救急搬送時などに適切で効率的な医療を提供することが可能となるほか、重複検査・重複処方の解消にも繋がります。患者は個々人に発行される「かごネットカード」やマイナンバーカードを用いてデータ共有・参照の同意を行います。
本システムはパシフィックメディカルの提供するクラウド型地域包括ケアソリューション「MINET」をベースに開発・運営されています。
【URL】https://kago-net.jp

<健康づくりサポートアプリ「かごマイカルテ」>
「かごマイカルテ」は、 日々の体重や血圧といったバイタル情報の登録・管理、かかった医療機関の処方・検査内容の確認などができる市民向けのスマートフォンアプリです。
日々の健康管理でポイントを貯め、貯めたポイントに応じて特典を受けることができます。「かごネット」に登録された自身の医療データの一部や、マイナポータルに登録された特定健診情報等も閲覧可能です。家族とも日々のバイタルや診療情報(検査結果・処方情報)を共有することができます。
【URL】https://kago-net.jp/app

<オンライン診療 × 医療 MaaS サービス>
電子カルテや「かごネット」へのアクセスが可能な医療 MaaS 車両によって、へき地でのオンライン診療を可能とするサービスです。バイタル機器やストレッチャー等を搭載し、コミュニティナース同乗し、医師の指示のもと患者への処置を実施可能です。


■一般社団法人鹿児島地域医療介護ネットワーク 概要
鹿児島県内の医療・介護等関係機関の医療情報の共有化と集積を図り、急性期から在宅医療に至るまで切れ目のない地域連携体制の整備を推進し、地域医療の質の向上、 地域包括ケアシステムの構築、災害時医療の確保等に寄与することを目的として、川内市医師会、川内薬剤師会、薩摩川内市歯科医師会を中心とした会員によって設立されました。
【代表】代表理事:久留敏弘(公益社団法人 川内市医師会 会長)

■株式会社パシフィックメディカル 概要
「医療を支える人が将来にわたって使い続けられるシステムを提供する」をミッションに掲げ、電子カルテ「MALL」やクラウド型地域包括ケアソリューション「MINET」を開発・提供しています。1997 年に設立され、2021 年に株式会社メドレーのグループ会社となりました。
【代表】代表取締役:小松 広行
【所在地】高知県宿毛市幸町 5-12
【URL】https://pcmed.jp

■クラウド型地域包括ケアソリューション「MINET」について
MINET は、複数施設で個別管理されている患者の医療・介護等の情報を統合して "1 地域・1 患者・1 カルテ" を実現することで、グループ法人や地域一体で患者を看ることができるクラウド型地域包括ケアソリューションです。「情報集約・統合の自動性」「一元的な情報管理」「双方向の情報共有・参照」といった特徴により、医・薬・介における多職種連携の効率化と患者へのよりよい医療・介護の提供を支援します。
複数の医療・介護施設を持つグループ法人はもちろん、医療 DX の推進を背景として、自治体・地域の医師会が推進するデジタル田園都市国家構想事業での活用も進んでいます。
【URL】https://pcmed.jp/minet

■「かごネット」「かごマイカルテ」に関するお問い合わせ先
かごネット運営事務局
E-mail:kagonet-office@pcmed.jp
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