opsol book
opsol(オプソル)部門3名、テーマ部門3名の受賞者が決定!
opsol book(opsol株式会社 opsol book事業本部 所在地:三重県伊勢市 代表取締役社長:鈴木 征浩)は、2024年1月31日(水)に「第2回ハナショウブ小説賞」の選考結果を発表いたしました。opsol部門 大賞を受賞したmacotyさんの『走れ!スーパー茜号』、テーマ部門 大賞を受賞した九津十八さんの『ハローハロー』は、opsol bookより書籍化いたします。
ハナショウブ小説賞とは?
三重県の県花でもある花菖蒲には、「情熱」「嬉しい知らせ」という花言葉があります。「情熱」を持って書き上げた作品を世に送り出し、著者に対して「嬉しい知らせ」を届けるために、
「話で勝負(ハナしでショウブ)をする」という意味を込めて、
「ハナショウブ小説賞」と名付け、2023年に開設されました。第1回では、長編部門大賞受賞作品の書籍化、短編部門大賞受賞作品の電子書籍化が決定しています。
<第2回 募集部門>
◆opsol部門
「介護」「医療」「福祉」のいずれか一つまたは複数をテーマにしたフィクションの小説
◆テーマ部門
「ふたり」をテーマにしたフィクションの小説
opsol部門
◆大賞 賞金30万円+書籍化
『走れ!スーパー茜号』macoty
<あらすじ>
今日もあなたに届けるために。茜号、いざ出発!
ハードワークで体調を崩した宮沢祐介は、東京での生活に疲れ、三十歳を前にJターン転職。前職の不動産営業とは打って変わって、緑深い山間の町でお日様のキャラクターが描かれた車を走らせている。転職先のスーパーマーケット「茜屋」では、限界集落や高齢者の一人世帯が多い地域を巡る移動スーパー「茜号」を運営している。祐介はその運転手兼販売員をすることになった。
複雑な家庭環境で育ち家族との縁が薄く、かつての恋人ともうまく付き合えなかった祐介だが、茜号を通じて出会う町の人たちとの交流によって、空虚な心が少しずつ満たされていく。
ある日、常連の千代さんが約束していた商品を買いに来ず、不安を覚える祐介。茜号の利用者は単身の高齢者が多いため、茜屋は地元の自治体と「見守り協定」を結んでいる。千代さんの自宅へ向かい、呼び鈴を鳴らすが反応はない。担当のケアマネジャーに連絡し次の停車地へ向かうも、祐介の嫌な予感は的中し……。
◆金賞
該当作品なし
◆銀賞 賞金5万円
『かすみ荘に暮らす人たち』ウダ・タマキ
<あらすじ>
ケアマネジャーとして、自分にできることとは――?
新人ケアマネジャーの鈴木飛鳥が働く釜ノ崎地域は、かつて日雇い労働者が全国から集う賑やかな街だったが、現在は当時の賑わいを失い、高齢化が著しくなっていた。
そんな街の一角にある「かすみ荘」。面倒見の良い家主・弥生は来るものを拒まない。ここには、複雑な人生を歩んできた高齢者が多く暮らしている。
若年性認知症、末期癌、心と体の性の不一致。さまざまな事情を抱えた住人たちに、ケアマネジャーとして明るく向き合う飛鳥。彼女もまた、苦労の絶えない人生を歩んできた一人だった。そして、かすみ荘に新しく引っ越してきた人物との出会いによって、飛鳥は自分の過去と向き合うこととなる。
◆opsol book賞 賞金1万円
『暁号 国道9号線〈ルートナイン〉を爆走中』本多あにもる(ほんだ・あにもる)
<あらすじ>
暁に向かって、今日も国道9号線〈ルートナイン〉を走り続ける。
月森シゲルは、自身のトラックに「暁号」と名前をつけている。トラック運転手であるシゲルにとって暁号は大切な相棒だ。しかし、休憩を終えて駐車場に戻ると、そこに暁号の姿は見当たらない。確かにこの辺りに停めたはずなのに。
新人看護師“ポンちゃん”は、希望していなかった認知症治療病棟に配属となる。なかなか仕事に慣れることができず、先輩にフォローしてもらってばかり。自信を失い、やりがいを感じる余裕もないまま、患者の認知症症状に戸惑う日々を過ごしている。
入院患者の息子・英明は、妻に促されて渋々見舞いに訪れるが、たまにしか病室に顔を出さない自分を、認知症の父は認識できないことがある。英明はそんな状況を未だに受け入れることができず……。
患者、看護師、家族。それぞれの視点で語られる、一人のトラック運転手の物語。
テーマ部門
◆大賞 賞金30万円+書籍化
『ハローハロー』九津十八(ここのつ・とおよう)
<あらすじ>
僕達は友達じゃない。傍から見ると歪んでいる、二人の関係の名前は――。
中学三年生の加瀬真中は一年生の夏休み以降、登校を拒否している。自己紹介の際に吃音をからかわれ、それからいじめが始まったからだ。
二学期になり、真中の家に車椅子に乗ったクラスメイト・明石京子が訪れた。手渡されたファイルに貼られた付箋には『また学校で会おうね、ピエロ君 カカシより』と書かれていた。彼女の訪問をきっかけに、真中は二年ぶりに学校へ行くことを決心する。
ピエロのように作り笑顔を浮かべて不都合なことをやり過ごしてきた真中と、自身のことを歩けないカカシだと皮肉る京子。互いを見下し合う関係でいることで、心穏やかな学校生活を送らないかと京子に提案され、奇妙な関係を築いていく二人だが……。
◆金賞
該当作品なし
◆銀賞 賞金5万円
『帰る場所』目白成樹(めじろ・しげき)
<あらすじ>
それぞれが抱えた過去を胸に、二人の男は小説を書き続ける。
主人公の“私”は定年退職後、小説講座に通い始める。七年前に自死した部下のことが頭から離れず、友人から小説にでも書いたらどうだと勧められたのだ。
その講座で出会ったN氏は、明治から続く貿易会社の代表者で、引退後にその一族の歴史を小説に書いているのだと言う。
親交が深まったと感じても、なぜかN氏は急に冷たくなるときがある。自分はあなたとは違い、楽しんで小説を書いているわけではないのだと言い放つことも。私は、自分がそうであるように、彼もまた心を許してくれていると、そう思っていたのだが……。
どうして部下は死んだのか。N氏の態度の理由とは。彼らが執筆を終えたとき、真実が明らかになる。
◆opsol book賞 賞金1万円
『ぼくとわたしのいるこの世界』川屋幹大(かわや・かんだい)
<あらすじ>
ぼくはあと四日でこの世を去るらしい。その未来を、彼女は知らない。
ある日突然現れた男によって、四日後の死を宣告された枕崎雄馬。恋人の鬼塚楓に相談するも、楓は雄馬から受けた相談を数秒で忘れてしまう。どうやら、自身の死を周りにいくら打ち明けても、相手は何も理解できないらしい。代わりに、死ぬまでに一つだけ何でも願い事を叶えてあげると男は言う。
自身の死を匂わせる言葉は残すことができない。楓の幸せを保証してもらうこともできない。彼女に残せるものが何もないと諦めかけたとき、思い出したのは一つの花の名。二人の人生が交差したあの日、彼女が教えてくれた「アングレカム」。多くの制約がある中で、雄馬は最後に何を願うのか。
一組の男女が時を越えて心を通じ合わせる、環世界を巡るラブストーリー。
選考委員
鈴木 征浩【opsol株式会社 代表取締役社長 opsol book代表】
宮川 和夫【装丁家(宮川和夫事務所)】
opsol book編集部
選評について
各作品の選評は、opsol book公式サイトをご確認ください。
https://opsolbook.com/hanashobu_novel_vol2-announce-2/
また、書籍化についての詳細は、後日opsol book公式サイト及び公式SNSにて発表いたします。
お問い合わせ先情報
◆会社概要
opsol book(opsol株式会社 opsol book事業本部)
所在地:三重県伊勢市小俣町元町623番1
代表取締役社長:鈴木 征浩
URL:
https://opsolbook.com/
公式X(旧Twitter):
https://twitter.com/opsolbook
公式note:
https://opsolbook.net/
◆お問い合わせ先
opsol株式会社 opsol book事業本部 編集部宛
TEL:0596-28-3906(平日9:00~18:00)
FAX:0596-28-7766
MAIL:info@opsolbook.com
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(2024/01/31 12:00)
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