横浜市の『新たながん対策』の推進
横浜市
自治体初の取組も含む7つの新たな取組を開始します!
横浜市では、市民の9割以上が、がんをこわいと思っており、身近な人ががんにり患した市民は約10人に8人です。(令和6年横浜市がんに関するアンケート) そこで、市民の皆様が安心して生活できる横浜市を目指し、検診等の充実をはじめとしたがん対策を加速化します。※令和6年度予算の執行を伴う事業などは、市会での議決後に確定します。
若者向け(特に女性)の3つの施策
子宮頸がん検診における新たな検査の導入
子宮頸がん検診にHPV検査を導入します。子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染によるものです。今までの子宮頸がん検診は、子宮の入口の細胞を採取し、細胞に異常がないかどうかを顕微鏡で観察するというもの(細胞診といいます)でした。新たな方法では、細胞がHPVに感染しているかどうかを調べます。HPVに感染している場合はがんのリスクが高くなりますので、そのまま細胞診の検査を実施します(再度受診する必要はありません)。細胞診が陽性なら精密検査へ、そして細胞診が陰性でも、リスクが高い状態ではあるため、次回は1年度のHPV検査になります。HPVに感染していない方は、リスクが低い方ということになり、次回は5年後でよいという制度になります。
この方法は、HPVに感染しているリスクの高い方についてはより細やかに検査を実施し、感染していないリスクの低い方については受診間隔が広がるというメリットが期待できます。
【自治体初】遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)検査への新たな助成
がんの原因の多くは、高齢化やたばこ、飲酒や食生活などの環境的な要因と言われていますが、ごく一部、遺伝が原因のがんがあります。HBOCは遺伝要因の代表例で、高い確率でがんを発症することが知られており、若年でも発症する傾向があります。そこで、乳がんなどのがんが若い年齢で発症しやすい遺伝のリスクを知るための、遺伝カウンセリングや検査費用の一部助成を行います。
ブレスト・アウェアネスの推進
広く女性の皆様に乳がんへの意識を高めていただくため、企業向けの情報発信や、子育て事業の中で「ブレスト・アウェアネス」※を啓発します。
※ブレスト・アウェアネスとは…乳房を意識した生活習慣
高齢者向けの2つの施策
65歳時点のがん検診を無料に
がんのり患が増える世代のがん対策として、これまでがん検診を受診する習慣がなかった方や、勤務先で受けていた方の退職後の定期的な受診に向け、横浜市が実施する6つのがん検診について、65歳の方の自己負担額を無料化します。
70歳以上の方の精密検査を無料に
70歳以上の方のがん検診は現在無料ですが、精密検査は保険診療となります。精密検査が必要とされた方は、精密検査まで受けて初めてがん検診を受けたと言えますので、費用的な面から精密検査を受けることを断念してしまうことのないように、無料化により精密検査を受けやすいようにします。
その他の施策
さらに受けやすいがん検診に
胃がん検診の自己負担額を値下げし、大腸がん検診の自己負担の無料化を継続します。
また、受診状況に応じたオーダーメイドのメッセージによる受診勧奨通知を送付し、より多くの方のがん検診受診につなげます。今まで全く受診したことの無い方と、昨年だけ受診を忘れてしまった、という方は受診への意識が異なる層であることから、それぞれの受診パターンに応じて、適切な言葉で受診を呼びかけるような通知を行います。
小児・AYA世代(15~39歳)向けの新たな取り組み
小さいお子さんや30代までの若い世代の方のがんについては、り患する方が少なく理解が不足している状況です。メタバースによる小児がんのお子さんの交流支援やプロモーション動画を作成します。また、がんの治療に伴う妊よう性の温存について、神奈川県の助成の対象外となるカウンセリングや、卵子や精子等の凍結更新に係る費用の一部を補助するなど、支援の取組を行います。
【一般公開する場合】問合せ:医療局がん・疾病対策課
TEL:045-671-2721
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自治体初の取組も含む7つの新たな取組を開始します!
横浜市では、市民の9割以上が、がんをこわいと思っており、身近な人ががんにり患した市民は約10人に8人です。(令和6年横浜市がんに関するアンケート) そこで、市民の皆様が安心して生活できる横浜市を目指し、検診等の充実をはじめとしたがん対策を加速化します。※令和6年度予算の執行を伴う事業などは、市会での議決後に確定します。
若者向け(特に女性)の3つの施策
子宮頸がん検診における新たな検査の導入
子宮頸がん検診にHPV検査を導入します。子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染によるものです。今までの子宮頸がん検診は、子宮の入口の細胞を採取し、細胞に異常がないかどうかを顕微鏡で観察するというもの(細胞診といいます)でした。新たな方法では、細胞がHPVに感染しているかどうかを調べます。HPVに感染している場合はがんのリスクが高くなりますので、そのまま細胞診の検査を実施します(再度受診する必要はありません)。細胞診が陽性なら精密検査へ、そして細胞診が陰性でも、リスクが高い状態ではあるため、次回は1年度のHPV検査になります。HPVに感染していない方は、リスクが低い方ということになり、次回は5年後でよいという制度になります。
この方法は、HPVに感染しているリスクの高い方についてはより細やかに検査を実施し、感染していないリスクの低い方については受診間隔が広がるというメリットが期待できます。
【自治体初】遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)検査への新たな助成
がんの原因の多くは、高齢化やたばこ、飲酒や食生活などの環境的な要因と言われていますが、ごく一部、遺伝が原因のがんがあります。HBOCは遺伝要因の代表例で、高い確率でがんを発症することが知られており、若年でも発症する傾向があります。そこで、乳がんなどのがんが若い年齢で発症しやすい遺伝のリスクを知るための、遺伝カウンセリングや検査費用の一部助成を行います。
ブレスト・アウェアネスの推進
広く女性の皆様に乳がんへの意識を高めていただくため、企業向けの情報発信や、子育て事業の中で「ブレスト・アウェアネス」※を啓発します。
※ブレスト・アウェアネスとは…乳房を意識した生活習慣
高齢者向けの2つの施策
65歳時点のがん検診を無料に
がんのり患が増える世代のがん対策として、これまでがん検診を受診する習慣がなかった方や、勤務先で受けていた方の退職後の定期的な受診に向け、横浜市が実施する6つのがん検診について、65歳の方の自己負担額を無料化します。
70歳以上の方の精密検査を無料に
70歳以上の方のがん検診は現在無料ですが、精密検査は保険診療となります。精密検査が必要とされた方は、精密検査まで受けて初めてがん検診を受けたと言えますので、費用的な面から精密検査を受けることを断念してしまうことのないように、無料化により精密検査を受けやすいようにします。
その他の施策
さらに受けやすいがん検診に
胃がん検診の自己負担額を値下げし、大腸がん検診の自己負担の無料化を継続します。
また、受診状況に応じたオーダーメイドのメッセージによる受診勧奨通知を送付し、より多くの方のがん検診受診につなげます。今まで全く受診したことの無い方と、昨年だけ受診を忘れてしまった、という方は受診への意識が異なる層であることから、それぞれの受診パターンに応じて、適切な言葉で受診を呼びかけるような通知を行います。
小児・AYA世代(15~39歳)向けの新たな取り組み
小さいお子さんや30代までの若い世代の方のがんについては、り患する方が少なく理解が不足している状況です。メタバースによる小児がんのお子さんの交流支援やプロモーション動画を作成します。また、がんの治療に伴う妊よう性の温存について、神奈川県の助成の対象外となるカウンセリングや、卵子や精子等の凍結更新に係る費用の一部を補助するなど、支援の取組を行います。
【一般公開する場合】問合せ:医療局がん・疾病対策課
TEL:045-671-2721
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(2024/02/29 09:21)
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