クラシコ株式会社
メディカルアパレルブランド「クラシコ」 医療従事者の働く環境について考え続けるために調査結果を公開
テーラード技術を取り入れた白衣を中心に、メディカルアパレルの企画・製造・販売を行うクラシコ株式会社【創業: 2008年 / 所在地:東京都港区 / 代表取締役CEO:大和 新(おおわ あらた)】は、医療従事者が働きやすい環境づくりへメディカルアパレルの分野から貢献することを目指し、4月から施行される医師法改正を前に、医師に対して実施した「医師の白衣に関する調査」の結果を公開いたします。
医師不足および医師の勤務環境改善は長らく喫緊の課題とされており、今年4月には医師の働き方改革の一環として時間外労働の上限規制が適用される法改正が施行される予定です。クラシコは2008年の創業以来約15年間、医療従事者がより働きやすい環境づくりの一助になれればと、モチベーションが高まるような機能性・デザイン性に優れた白衣・スクラブを届けてきました。この15年間で、多くの方々にクラシコの製品や取り組みが知られ、多くの病院やチームに一括導入頂いてきた一方で、いまだに「生地が固くてペラペラ」「着心地が悪く疲れやすい」「デザインに優れずモチベーションが下がる」といった白衣も存在しています。実際、個人購入よりも病院支給の白衣を着用している医師の方が6割と多く、白衣は勤務先の病院への不満の1つとなり得ると考えています。
今回の調査を通して、医師の白衣への不満やニーズの多様性に注目が集まり、少しでも医師が選べる白衣の選択肢が広がることで、より働きやすい環境づくりが進むきっかけになることを願っています。
調査結果サマリー
Point1:労働時間の約8割において白衣を着用。
白衣を着るシーンTOP3は「外来診療」「入院患者の診療」「患者家族等との面会」
Point2:白衣派は「購入派」42%、「病院支給派」58%。
病院支給の3人に1人が「病院支給のため、満足なものを選べなかった」と回答。
約半数が現状の白衣に不満。
Point3:白衣に求めることは機能性だけでなく“デザイン性”。
男女別・診療科別で、求めることに違いも。
調査名 :「医師の白衣に関する調査」
調査期間:2024年1月25日(木)~1月26日(金)
調査対象:普段白衣とスクラブを両方月1回以上着ている、24~59歳の医師200名
調査方法:インターネット調査
調査会社:ネオマーケティング
Point1:労働時間の約8割において白衣を着用。
白衣を着るシーンTOP3は「外来診療」「入院患者の診療」「患者家族等との面会」
1日当たりの労働時間と白衣の着用時間について聞いたところ、1日の労働時間は平均9.0時間、そのうち白衣の着用時間は平均7.1時間と、約8割(78.9%)もの時間を白衣で過ごしていることがわかりました。白衣を着るシーンとしては、全体では「外来診療」「入院患者の診療」「患者家族等との面会」の順で多く、中でも「外来診療の時」の着用率は、整形外科・精神科では100%の回答になりました。
全体では4位以下だった項目でも、「院内会議に出る時」は産婦人科・放射線科・麻酔科が6割超と特筆して高く、「学会に行く時」は救急科・放射線科が比較的高く、診療科ごとに白衣の着用シーンに違いが見られました。
Point2:白衣は「購入派」42%、「病院支給派」58%。
病院支給の3人に1人が「病院支給のため、満足なものを選べなかった」と回答。
約半数が現状の白衣に不満。
白衣の入手環境について聞いたところ、自分で購入した人は42.0%、病院支給の人は58.0%と病院支給の方が多い結果に。また、病院支給の人のうち「病院支給のため、満足なものを選べなかった」人は34.5%と、病院支給の3人に1人が長時間着用する白衣について選べない環境で、不満を抱えたまま着用していることが分かりました。
さらに、購入派も含め現状の白衣に不満を感じる点について聞いたところ、約半数(49.5%)が不満を回答。回答数の多い不満をみると、伸縮性のなさ、ポケットの小ささなど、肉体労働が多く物を持ち歩くような業務に、一般的な白衣の機能が合っていないことが見受けられました。また、着心地や肌ざわりなど、素材自体への不満も伺えました。
Point3:白衣に求めることは機能性だけでなく“デザイン性”。
男女別・診療科別で、求めることに違いも。
白衣に求めることについて聞いたところ、TOP3には「長時間着ても楽な着心地の良さ」「汗をかく環境でも快適な通気性・速乾性」「見た目をよく見せる質感やデザイン性」が挙がりました。着心地の良さが前提としてありつつ、機能性だけでなくデザイン性についても同等に重視する意向が強いことが伺えます。
なお、TOP3において男女別の回答を比べると、すべてにおいて男性よりも女性の方が必要と感じている割合が高くありました。また「丈が長く、おしりまで隠れる」については女性の回答率が男性の3倍以上に上り、動いた時に背中やお腹が見えることが気にならず、おしりなど体型が出ないようなユニフォームの需要が見られました。
さらに、診療科別でみても白衣に求める要素に傾向が見られました。
まず「見た目をよく見せる質感やデザイン性」は、小児科や産婦人科など、精神面でのサポートがひと際重視される科や、院内会議や学会での白衣着用率が全科の中で最も高かった放射線科、外来時の白衣着用率が100%であった整形外科と精神科にて、平均を上回りました。「キャラクターイラストやカラフルな色など印象を和らげるデザイン」は、子どもを相手取る小児科や、専門外の医師との連携が求められる放射線科において回答率が高くなりました。
また、「丈が短い、ジャケットタイプ」は、院内会議や学会の着用率が比較的高い、呼吸器科・消化器科・循環器科、産婦人科、救急科、放射線科、麻酔科で平均を上回りました。汚れから守る観点では丈の長いドクターコートに及ばないものの、スーツのようにスタイリッシュで、移動の際の足捌きも楽だからこそ、臨床時以外での使用シーンを鑑みて選ばれていると考えられます。診療科ごとの特性に応じて求めるデザインも異なる可能性が明らかになりました。
ほか、「自宅の洗濯機で洗えること」は放射線科と整形外科で重視される傾向にありました。整形外科に関しては、本調査における整形外科医の回答者をみると「クリニック勤務医(院長含む)」の割合が57.1%と全体平均(13.0%)の3倍に上り、個人クリニックの場合個人が自宅で洗濯するケースが多いと考えられます。
結果を受けて
今回の調査結果より、白衣は病院支給が多いからこそ、医師の白衣にはまだ組織的な課題が多いことがわかりました。医師不足が深刻になる中、現場の医師の声に耳を傾け、小さな不満や課題を一つ一つ解消していくことが重要だと考えています。
クラシコは15年間「白衣は着心地が悪い」という既成概念を覆すような、医師や看護師をはじめとする医療従事者の方々の仕事のモチベーション向上につながる、デザイン性と機能性を兼ね備え、様々なニーズを網羅する白衣を提供してきました。
昨今ではクラシコ白衣が先陣を切り、業界全体でも新しい価値観を生み出す白衣が生み出され始めてきています。診療科別や男女別でニーズが異なることが広く知られ、現場が求める白衣が行き渡りますように。医療従事者が少しでも働きやすい世界になるよう、クラシコは今後もサポートしてまいります。
クラシコの白衣製品について
クラシコでは、シルクのように滑らかな肌触りの「urban tech」生地を使用した「アーバンシリーズ」、ストレッチ素材に優れた独自生地を使用した「ライトジャージーシリーズ」、他商品に比べ約10倍の通気性を誇る「クールテックシリーズ」など、複数展開しています。
▼展開商品(一部抜粋)
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C07 メンズ白衣:アーバンジャケット(2024年モデル)
税込32,890円
カラー:ホワイト
URL:
https://www.clasic.jp/products/C07
シルクのように滑らかな肌触り、柔らかく膨らみのあるスポンディッシュな素材感が特徴の、クラシコを代表する生地「urban tech」を使用した「アーバンシリーズ」。バストからウエストにかけて、すっきりとスリムに見せるシルエットラインを採用。年代を問わずモダンな装いを演出します。襟幅が狭いナローラペル、スクエアのフラップポケットもステッチレスにしてミニマルでクリーンな印象に仕立てました。バックスタイルは、座った際や移動の際も足捌きのいいサイドベント仕様です。ボタンは素材の高級感に合わせて水牛調のボタンに、内側のポケット口や首元の襟吊り部分はClassicoのロゴ入りテープで装飾しています。
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744 レディース白衣:ライトフレアコート
税込27,390円
カラー:ホワイト(ピンストライプ柄)、ベージュ(線画風の花柄)
URL:
https://www.clasic.jp/products/744
糸の内部が空洞になった中空糸をタテ糸に、対してヨコ糸にはストレッチの効いた糸を使用したクラシコオリジナルの素材を採用し、まるで羽織っていないような「軽さ」が特徴。軽量のみならず、動きやすさも実現しています。マットな質感で高級感があり、肌触りの柔らかさ、透けにくさも特徴です。ウエストがすっきりと見えるシルエットラインと、コンパクトな襟幅にすることで、着用時の印象も軽やかなスタイルに。背裏、袖口にはピンストライプ柄の「ホワイト」と線画風の花柄の「ベージュ」の2種類を用意。袖を伸ばした時と折った時で表情の違いが楽しめるデザインです。また、処置をする時に腕まくりをしなくてよい袖丈にしています。
会社概要
会社名:クラシコ株式会社
代表取締役CEO:大和 新(おおわ あらた)
設立:2008年
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-12 パークサイドシックス 2F
事業内容:メディカルアパレルの企画・開発・販売
「世界中の医療現場に、人間的で、感性的で、直感的な革新を生む。」をミッションに展開する
2008年設立のメディカルアパレルブランド。
「なぜかっこいい白衣がないのか?」という医師の一言からスタート。
イタリアンテーラード仕立てのスタイリッシュな白衣をはじめとする医療ウェア、
聴診器やシューズなど、メディカルアパレルの企画・開発・販売を行っている。
コーポレートサイトURL:
https://classico.co.jp/
オンラインストアURL:
https://www.clasic.jp/
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(2024/03/04 12:00)
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