医療・医薬・福祉

日本メドトロニック「医師の働き方改革」実現のためのタスク・シフト/シェアを支援するメディカルスタッフ向けeラーニングコンテンツを4月1日より公開

日本メドトロニック株式会社

日本メドトロニック株式会社(本社:東京都港区)は、「医師の働き方改革」の具体的な取組みとして掲げられているタスク・シフト/シェアをメディカルスタッフのトレーニングおよび教育の観点から支援するため、看護師や臨床工学技士などを対象としたeラーニングコンテンツを4月1日からMedtronic Japan Digital App上で公開します。

「医師の働き方改革」の一環として、2024年4月から医師の残業時間に上限を設ける制度が開始されます。医師の業務の見直し、ICT技術の活用など勤務環境の改善と合わせて、医師と他のメディカルスタッフとの間でのタスク・シフト/シェアは具体的な解決策の一つとして、多くの医療機関で取り組みが進められています。

患者さんに提供する医療の質・安全を確保し、より効率的にタスク・シフト/シェアを実践するためには、チーム医療の推進が重要です。質の高いチーム医療を実現するためには、単に業務を移管するだけに留まらず、新たな業務を担う看護師や臨床工学技士が体系的に学べる学習コンテンツは重要な位置づけとなります。

メドトロニックは、円滑なタスク・シフト/シェアに役立つeラーニングコンテンツを、多忙な医療従事者が隙間時間にも視聴しやすいスマートフォンアプリを通じて提供します。これまで提供している自社製品の適正使用、安全使用のための情報のほか、タスク・シフト/シェアに積極的に取り組んでいる医療機関の実例などの実用的なコンテンツを通じて、多くのメディカルスタッフがチーム医療の一員として活躍するための基盤づくりに貢献することを目指しています。

藤田医科大学医療科学部 臨床教育連携ユニット 臨床医工学分野 教授 北本 憲永先生は、「2021年7月9日、改正された臨床工学技士法に関する法令・政令が公布され、内視鏡用ビデオカメラの操作など臨床工学技士の業務範囲が追加されました。単にタスクが移管されるだけに留まらず、チーム医療の一員として患者さんにより安全かつ最善の医療を提供するためには、スタッフの教育は極めて重要です。実践的なトレーニングの前には、基本的な知識を習得するためのラーニングプログラムが必要です。体系的に知識を習得できるだけでなく、隙間時間を活用して学べるアプリコンテンツは、多忙なメディカルスタッフにとって活用度の広がる、魅力的なプログラムだと期待しています。」と述べています。

サージカル バイスプレジデントの熊野恵造は、「メドトロニックは2015年から女性外科医師応援プロジェクト『Women In Surgery Empowerment Project (WISEP) 』を通じて、不足する外科系医師の活躍を支援する取り組みを進めてまいりました。医師の働き方改革においては、安全かつ質の高い医療に貢献するために、医療機器メーカーとして更なる取り組みが必要と考えます。Medtronic Japan Digitalアプリを通じて、医療従事者が必要とする情報を必要なタイミングでお届けし、業界のリーディングカンパニーとして医師の働き方改革の実現に貢献する所存です。 」と述べています。

今後はeラーニングプログラムの拡充に留まらず、ハンズオントレーニングなどより実践的なラーニングプログラムの提供を通じて、よりよい医療の実現に貢献してまいります。


eラーニングコンテンツの一例:
■タスク・シフト/シェア ベストプラクティス
医師からメディカルスタッフへのタスク・シフト/シェアに積極的に取り組んでいる施設から、具体的な取り組み事例や工夫をインタビュー形式で紹介します。
初回は藤田医科大学病院(愛知県)におけるナースプラクティショナーの活動を中央診療部 FNP室 竹松 百合子様より、聖隷浜松病院(静岡県)の臨床工学技士の活動について臨床工学室 室長 北本 憲永 様よりご紹介いただきます。(2024年4月1日公開予定、ご所属施設はインタビュー実施時点のものです)

■手術手技動画
結腸体腔内吻合やロボット支援手術等、外科手術手技に関する解説資料や動画など数百コンテンツに簡便にアクセスすることができます。またメディカルスタッフの方に向けて、新たに基礎的な手術手技をわかりやすく解説した動画コンテンツを順次追加予定です。

eラーニングコンテンツのほか、第一線で活躍している手術室看護師から現場での取り組みについて学べるセミナーを開催いたします。医師の働き方改革による医師のタスク・シフトが手術室看護師へ与える影響について、また手術医療の安全性の担保ならびに手術医療に関わるメディカルスタッフの特定行為について「教育現場」また「臨床現場」それぞれの視点から事例を交えてご講演いただきます。

テーマ:医師の働き方改革に向けた手術室看護師たちの挑戦
日時:2024年4月11日(木)18:00-19:00
形式:オンライン(Zoom)
司会/演者:自治医科大学看護学部 成人看護学 古島 幸江 様
演者: 昭和大学 認定看護師教育センター 手術看護分野 山口 紀子 様
演者:旭川赤十字病院 手術室 西澤 佳代 様
申込みURL:https://bit.ly/smr0411
※医療従事者限定のセミナーです。視聴に際して申込みが必要です。

【 Medtronic Japan Digital Appとは 】
臨床に役立つさまざまな情報に簡単にアクセスできる医療従事者専用のアプリです。メドトロニックの医療従事者向け会員制ポータルサイト「e-Thoth(TM)(イートート)」や「メドトロニックアカデミー」に掲載している、手術手技の解説(資料、動画)や製品情報、主な学会や研究会の情報などのコンテンツが閲覧できます。
URL:https://www.medtronic.com/jp-ja/healthcare-professionals/apps/medtronic-japan-digital.html

【メドトロニックアカデミーとは】
不整脈・心不全、心臓・血管、脳神経外科、脊椎外科領域を中心とした医療従事者向けの会員制学習サイトです。各トレーニングコースでは、製品や治療法に関する基礎知識から機器の設定などの技術的なコンテンツまで実践的な学習が可能です。利用者自身でオンライン学習の管理ができ、自身のペースに合わせて学ぶことが可能です。
■不整脈・心不全領域:ペースメーカトレーニングコース
製品や治療に関する一般的知識から各機能や設定、データの見方など、デバイスを植込んだ患者さんの外来フォローアップを安全に実施できるように設計された学習プログラムです。植込み手技については、医師によるご講演も掲載しています。また、電話での問合せ対応を行うサポートデスクを設置し、心臓植込みデバイスを扱っている医療従事者を適宜サポートできる体制を構築しています。

■脊椎外科領域:スパインレクチャー
脊椎の解剖、手術の意義、腰椎固定術など脊椎手術に関する基礎的な学習ができるコンテンツを掲載しています。機器のセッティング方法や使用方法、トラブルシューティングなどを解説した動画をご覧いただけます。
URL:https://www.medtronicacademy.com/ja-jp/home

【e-Thoth(TM)とは】
診療科や専門を問わず様々なコンテンツを幅広くご覧いただける医療従事者向け会員制情報提供プラットフォームです。
URL:https://ethoth.gallery.video

※Medtronic Japan Digital App、メドトロニックアカデミー、e-Thothは医療従事者のみご登録いただけます。ご利用には会員登録が必要です。

【メドトロニックについて】
大胆な思考。より大胆な行動。私たちはメドトロニックです。Medtronic plc(本社:アイルランド、ダブリン)は、ヘルスケアテクノロジーをグローバルにリードし、人類が直面している多くの困難な健康課題に積極的に取り組み、ソリューションを探し、見つけ出します。150ヵ国以上にまたがる情熱を持った9万5千人以上の従業員からなるグローバルなチームを団結させているのは、「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」という私たちのミッションです。私たちは70以上の健康課題を治療する、心臓ペースメーカ、手術支援ロボット、インスリンポンプ、外科用手術機器、患者モニタリングシステムなどの多様なテクノロジーと治療法を提供しています。
私たちは、多様な知識、飽くなき好奇心、そしてそれを必要とするすべての人を助けたいという思いを原動力に、革新的なテクノロジーで、1秒に2人の人々の生活を、毎時間、毎日、変え続けていきます。メドトロニックは、インサイト(洞察)に基づいた治療法の提供、人を第一に考えたエクスペリエンス、そして世の中により良いアウトカム(結果)をもたらすことに注力していきます。
私たちは何ごとにもエンジニアのマインドを持って、想像を超えるものを創り出します。
Webサイト www.medtronic.com

【日本のメドトロニックについて】
日本のメドトロニックは日本メドトロニック株式会社、メドトロニックソファモアダネック株式会社、コヴィディエンジャパン株式会社の3法人が、「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」というメドトロニックのミッションのもと、循環器領域、外科領域と低侵襲治療・診断領域、神経科学領域、糖尿病領域の4つの領域で、身体の70種類以上の疾患に対する治療法、サービス、ソリューションを提供しています。
Webサイト www.medtronic.co.jp

なお、将来の業績見通しに関わるすべての記述は、メドトロニックが米国証券取引委員会に提出する定期報告書に記載されているようなリスクや不確定要素の影響を受ける場合があります。実際の業績は予想と異なる可能性があります。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMESまでご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)