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日本発祥「置き薬」でアフリカ54ヵ国を健康と笑顔でいっぱいに!

NPO法人 AfriMedico
江戸時代発祥の置き薬システムを現代版・アフリカ版へと進化させ、アフリカ全土の約15億人へ健康と笑顔を届けます。

手洗いうがい、感染予防。軽い怪我や急な熱にはまず家の薬を。AfriMedicoは「現代版置き薬」でそんな日本のよくある暮らしをアフリカ全土の家庭に実現させます。


当団体は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは、認定NPO法人AfriMedicoの夢です。

「子供が高熱で、死ぬかもしれないの。病院に行くので、200円ちょうだい。日本人はお金持ちでしょ。」
1人の青年海外協力隊員がニジェールのとある村のお母さんにかけられた言葉です。みなさんなら、どうしますか?その隊員は、200円をあげませんでした。お金ではなく、病気の予防などの医療知識をあげることが、村の人々の未来につながると考えたからです。
次に村に行くと、その子どもは亡くなっていました。あの時、お金を渡しておけばよかったのでしょうか?それは本当の解決方法なのでしょうか。みなさんは、どう考えますか?

これはほんの1例で、我々が知らない多くの場所でこのような事態が起きています。救えるはずの命を救い、治せるはずの病気を治すための「継続的に回せる仕組み」を作ろうと、その隊員はAfriMedicoを立ち上げ、代表に就任しました。


100以上の候補から選んだ「置き薬」モデル
AfriMedicoは数多くのビジネスモデルの中から「置き薬」を選び、アフリカで継続的に回せる仕組みづくりを進めています。みなさんのご家庭に置き薬はありますか?置き薬は富山発祥で、江戸時代から約300年間、日本の健康を守り続けてきました。置き薬の大きな特徴に「先用後利」があります。置き薬は必要になったら先に使い、使った分だけあとで支払う、というシステムであり、貨幣の備蓄が少ない江戸時代の庶民の健康を守るのに適していました。AfriMedicoの活動するタンザニア農村部でも同様で、ほとんどの村人が農業で生計を立てているため収穫期にしかお金がないことが多いうえ、「病院は遠いし、診察はできても薬がない」「薬局も欲しい薬がなかったり早く閉まったりする」という困りごともあります。置き薬は、こうした村人たちの困りごとを、現地の状況にあった形で解決してきています。

置き薬を「みんなの」役に立つ必需品に
「子どもが夜中に熱を出した。置き薬があったのですぐに対処でき、とても役に立った。」AfriMedicoが置き薬を届ける家のお母さんがくれた言葉は、農村部都市部関係なく、ひいては国も関係なく、どの家庭にも当てはまることではないでしょうか。今年度以降、AfriMedicoでは農村部での置き薬設置世帯の拡大だけでなく、都市部に近い場所でも置き薬設置をスタートしており、現在5つの世帯で導入が決定、他にも導入を希望する世帯が10以上あります。家に薬を置いておくことは、すべての人々にとって急な体調不良をケアできるという安心に繋がり、健康と笑顔を届ける材料になりうるのです。


置き薬を進化させる
「先用後利」はこの先も最適な仕組みとしてあり続けるでしょうか。もちろんそれを評価してくださる村人も複数いますが、都市部ではどうでしょうか。日本では江戸時代からありとあらゆるものが発展し、今では常備薬を薬局やオンラインで買うことがほとんどで、現金以外の決済方法も多様化しています。タンザニアの都市部でも同様に、ライフラインがプリペイド方式になっているなど様々な決済方法が実装されています。AfriMedicoの置き薬は、必ずしも後払いではなく、先に使う分のお金を払う方式や、払いたいタイミングで払う方式など、アフリカの置き薬ユーザーに最も適した支払い方式を模索しています。例えばケニアでは、日本にない最先端のモバイル決済「M-PESA」が導入されており、こういった現地に根差した決済方法を用いるのもひとつの方法と考えています。AfriMedicoは江戸時代から続く置き薬を「現代版置き薬」へと進化させ、アフリカ15億人に健康と笑顔を届けていきます。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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