アジレント・テクノロジー株式会社
タンパク質分析を簡素化する自動パラレルキャピラリ電気泳動システム
2024年4月25日
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:松崎 寿文、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、タンパク質分析用の新自動パラレルキャピラリ電気泳動(CE)システム「Agilent ProteoAnalyzer System」を発表、5月2日より販売を開始します。この新プラットフォームは複雑なタンパク質混合物の分析を簡素化し、効率を改善します。この分析は、製薬、バイオテクノロジー、食品分析、アカデミア分野の分析ワークフローの中心的なプロセスです。
キャピラリ電気泳動は、迅速で高分解能な分析を最小限のサンプル消費で行うことができるため、タンパク質分離に不可欠なツールとしての地位を確立しています。モノクローナル抗体やその他の治療効果が期待されるタンパク質ターゲットに対するバイオ医薬への関心の高まりが、CEソリューションに対する需要の伸びを後押ししています。
Agilent ProteoAnalyzer Systemは、特にタンパク質QC(品質管理)ワークフローにおいて、効率性、汎用性、信頼性を向上させます。分離の自動化、データ処理、サンプル調製ステップを簡素化することで、分析ワークフローが合理化されます。これにより、ワークフローが効率化され、トレーニングや関連する人件費が削減されます。また、このシステムは、粗抽出物から精製フラクションまで、幅広い種類のサンプルを分析できます。異なるサイズや種類のタンパク質を一度に分析し、一貫して正確な結果が得られるため、時間とコストのかかる再分析の必要性を減らすことができます。
アジレントの生体分子分析部門のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるKnut Wintergerstは、以下のようにコメントしています。
「Agilent ProteoAnalyzer Systemは、タンパク質分析に新たなレベルの効率性、汎用性、信頼性をもたらします。自動化されたパラレルキャピラリ電気泳動は、複雑な混合物の分析を簡素化し、製薬業界からアカデミアまで、さまざまな分野に恩恵をもたらします。精度と信頼性が融合し、人件費が削減され、分析ワークフローが強化されます。」
CEのマーケットリーダーの1社であるアジレントは、自動電気泳動システムを提供しており、NGS(次世代シーケンシング) QCやIVT RNAアプリケーションなどの核酸分析に広く使用されています。アジレントは、Agilent ProteoAnalyzer Systemによって、関連する生体分子クラスにわたるCEポートフォリオを拡張することで、品質管理分析ソリューションの主要プロバイダーとしての地位を強化できると期待しています。
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、分析ラボや臨床検査室向けテクノロジーにおけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が偉大なサイエンスを生活にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2023年度の売上高は 68 億3000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com でご覧ください。アジレントの最新の情報を得るには、Newsroomを購読してください。LinkedIn、Facebook、LINE、YouTubeでアジレントをフォローしてください(※LINE、YouTubeでは、日本語で情報を発信しています)。
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(2024/04/25 11:00)
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