エヌ・イー ケムキャット株式会社
~1.0wt%以下の貴金属濃度で高い触媒活性を実現し、活性貴金属種も拡大~
エヌ・イー ケムキャット株式会社(本社:東京港区、代表取締役社長 遠藤晋)は、フロー合成反応にも適用可能な不均一系水素化触媒「SPAICシリーズ」に、貴金属量を大幅に低減した開発品を追加し、試薬販売を開始いたしました。
水素化反応用の触媒である「SPAICシリーズ」は、フロー合成反応における圧力損失を考慮した設計となっており、カラム型ベンチフロー反応装置での利用にも適した仕様となっています。本開発品は、貴金属担持量を1.0wt%以下に低減しながら、高い活性を実現しました。さらに、活性貴金属種について、パラジウム(Pd)に加え、プラチナ(Pt)、ロジウム(Rh)を追加することで、水素化反応におけるお客様の多様なニーズに対応いたします。
尚、本開発品は、2024年7月4日(木)・5日(金)に長崎県長崎市で開催される「日本プロセス学会2024サマーシンポジウム」の弊社ブースでも展示いたします。
今後は、フロー合成での連続製造を目指す各社企業との連携を強化しながら、本開発品の更なる展開を進めると同時に日本におけるフロー合成技術の発展と実用化に寄与してまいります。
~3つの特徴~
1)貴金属量低減
エヌ・イー ケムキャットでは、フロー合成用の水素化触媒として5.0wt%のPd/C触媒の提供を行っていますが、本開発品は当社が保有する貴金属担持技術により、1.0wt%(Rhは0.5wt%)の非常に少ない貴金属担持量で、高い活性を保持することが可能です。
2)フロー合成反応に適用可能な設計
本開発品は、フロー合成における圧力損失を考慮した仕様となっており、エヌ・イー ケムキャットが長年培ってきた、粉末および固定床触媒に関する知見と、精緻な貴金属担持技術によって担持体サイズ0.3mm~1.0mmにおいても高い触媒活性を実現しています。
3)活性貴金属種を拡充
触媒の活性貴金属種として、パラジウム(Pd)に加え、プラチナ(Pt)やロジウム(Rh)をラインナップに追加し、種々の水素化反応に対応したソリューションを提案いたします。
■画像
■「日本プロセス化学会2024 サマーシンポジウム」概要
会期:2024年7月4日(木) 10:00~18:00、7月5日(金) 10:00~17:00
弊社企業展示場所:長崎ブリックホール3階会議室
(〒852-8104 長崎市茂里町2-38)
主催:日本プロセス化学会
入場料:無料(展示会のみ見学の場合)※シンポジウム・情報交換会への参加は有料
詳細は、主催者ホームページにてご確認ください。
https://www.cdsympo.com/process2024/index.html
■エヌ・イー ケムキャット株式会社について
エヌ・イー ケムキャット株式会社は、1964年に設立され、プロセス触媒・自動車排ガス浄化触媒(三元触媒・ディーゼル自動車触媒 等)・燃料電池電極触媒等の開発・製造・販売と貴金属の回収・精製を行っています。
本社:〒105-5127 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービルディング南館 27 階
沼津事業所:〒410-0314 静岡県沼津市一本松 678
つくば事業所:〒306-0608 茨城県坂東市幸神平 25 番3号
企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ
(2024/07/01 18:00)
- データ提供
-
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMESまでご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。