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7月17日に会見実施。児童生徒の自殺対策、1人1台端末の活用推進に向けてNPO・研究者が提言へ

特定非営利活動法人OVA
NPO法人OVA、NPO法人あなたのいばしょ、研究者らが登壇

特定非営利活動法人OVAは7月17日、1人1台端末向けブラウザ拡張機能「SOSフィルター」のリリースに伴い、児童生徒の自殺対策推進に向けた提言を行う記者会見を開催いたします。



特定非営利活動法人OVAは、児童生徒の自殺対策を目的とした、1人1台端末向けブラウザ拡張機能「SOSフィルター」のリリースに伴い、記者会見を開催いたします。

子どもの自殺者数は、人口減少が続く中でも過去最多水準となっています。警察庁の統計によれば、2023年の小中高生の自殺者は513人。過去最多である2022年の514人から高止まりしています。こうした状況を受け、国は2023年6月に「こどもの自殺対策緊急強化プラン」を取りまとめ、文部科学省も2023年7月には、児童生徒からのSOSを早期に把握するため、1人1台端末を活用した対策を求める通達を各都道府県の教育委員会に出しました。

そこで、当法人では1人1台端末向けブラウザ拡張機能「SOSフィルター」を開発するとともに、児童生徒の自殺対策に取り組む団体・研究者と教育関係者や自殺報道に関わる皆さまに向け、1人1台端末活用推進に向けた提言を行うこととしました。ぜひご取材いただきたく、ご案内申し上げます。

<会見概要>
日時:7月17日(水)14:00~15:30(受付開始:13:45)

場所:文部科学省記者クラブ

オンライン配信:Google Meetの予定(参加する方に別途URLをお送りいたします)


<会見内容>
開会挨拶・会見趣旨のご説明

児童生徒の自殺対策推進に向けた提言
NPO法人OVA 代表理事 伊藤次郎:
児童生徒の自殺対策に1人1台端末活用の更なる推進を―検索行動から見える実態と提言―

NPO法人あなたのいばしょ 理事長 大空幸星:
チャット相談の現場から見える児童生徒の自殺の実態と提言

北星学園大学 社会福祉学部 心理学科 専任講師 高橋あすみ:
自殺に関するメディア報道・発信の課題と提言



質疑応答

閉会挨拶

個別取材、「SOSフィルター」デモ機体験


<申し込み方法>
ご関心のある報道機関の方は、7月12日(金)までに末尾に記載するご連絡先へお申し込みください。当日はオンライン配信も行う予定です。オンライン参加をご希望の方も下記連絡先にご連絡いただければと思います。

■登壇者プロフィール

NPO法人OVA 代表理事 伊藤次郎
精神保健福祉士。EAPプロバイダー、リワーク(精神科クリニック)で働く人のメンタルヘルス対策に従事。2013年6月末に若者の自殺が深刻な状況にあることに問題意識が芽生え、検索連動広告を用いて自殺ハイリスクの若者にリーチし、インターネットで相談を受ける「インターネット・ゲートキーパー」の手法を開発し、OVAを設立した(2014年)。デジタルアウトリーチ・インターネット相談の実践・研究を行う。厚生労働省 自殺総合対策の推進に関する有識者会議委員。自殺総合対策東京会議委員等。


NPO法人あなたのいばしょ 理事長 大空幸星
「信頼できる人に確実にアクセスできる社会の実現」と「望まない孤独のない社会の実現」を目的にNPO法人あなたのいばしょを設立。孤独対策、自殺対策をテーマに活動している。
こども家庭庁 こども家庭審議会こどもの居場所部会委員、内閣府 孤独・孤立の実態把握に関する研究会構成員、内閣府 孤独・孤立対策推進室 「孤独・孤立対策におけるサポーター養成のカリキュラム作成等に係る調査等業務」検討会委員、外務省 「在外邦人の孤独・孤立の実態把握のための調査」検討会に係る有識者委員、東京都こども未来会議委員など。著書に『望まない孤独』(扶桑社新書,2022) 『「死んでもいいけど、死んじゃだめ」と僕が言い続ける理由 あなたのいばしょは、必ずあるから』(河出書房新社,2022)。


北星学園大学 社会福祉学部 心理学科 専任講師 高橋あすみ
NPO法人OVA認定研究員などを務め、2023年より現職。大学における自殺予防対策や有名人の自死報道後の視聴者の心理的影響などについて研究。近著に『メディアと自殺 研究・理論・政策の国際的視点』(共監訳,人文書院2023)『大学における自殺予防対策 理解と実践的アプローチ』(学苑社, 2024)。
博士(医学)。臨床心理士・公認心理師。日本自殺予防学会メディア表現支援委員会・広報委員会,日本心理臨床学会自殺対策専門部会,日本公認心理師協会社会貢献活動委員会,東京都自殺総合対策東京会議など。

■SOSフィルターとは


SOSフィルターは、児童生徒が1人1台端末であらかじめ登録された深刻な悩みに関するワードを検索した際、その悩みに合った相談窓口やセルフケアの方法をまとめた情報をプッシュ型で届けるブラウザ拡張機能です。

登録したキーワードは「自殺」「学校での人間関係」「家庭での人間関係」「性暴力」「自傷」「精神疾患」と6つのカテゴリーで計4796個。ブラウザは「GoogleChrome」「Microsoft Edge」に対応しています。教育機関は無償でインストールが可能です。

検索した個人を特定する情報は収集せず、通知が学校や管理者に届くこともないのが特徴です。これにより、児童生徒が安心してSOSフィルターを利用でき、児童生徒自身の援助要請・セルフケアの能力を高めることにつなげられます。2024年7月中旬のリリースを予定しています。

SOSフィルター特設サイトはこちら:https://sos-filter.ova-japan.org/

■NPO法人OVAについて


主に検索エンジンにて自殺関連用語を調べるリスクの高い方々に対し、検索連動広告でアウトリーチとインターネット相談を実施。2023年12月現在、約40の自治体・非営利活動法人において、検索連動広告を活用した自殺対策事業を展開しています。

児童生徒は1人1台端末を活用してさまざまな検索行動をしており、自殺に関連したワードが調べられているという報告もあります。当法人ではこれまでの事業展開で培ったノウハウを活用することで、「リスクの高い生徒に対し、アプローチができないか」と考え、SOSフィルターを開発しました。

<団体概要>
設立:2014年7月18日
代表理事:伊藤次郎
本部所在地 : 東京都新宿区西新宿7丁目17番7号 廣田ビル401号室
事業内容 : 自殺リスクが高い人々への直接的・間接的な支援、また自殺予防の啓発、支援ネットワーク構築、社会に対する提言など、自殺予防に関するあらゆる取り組みを行う。
URL:https://ova-japan.org/
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