アクセンチュア出身者が挑む!「Mindbuddy」のメンタルヘルス革命


マインドバディ株式会社はオンラインカウンセリングとアプリがセットになった「認知行動療法のサブスク」を提供するスタートアップです。今回のストーリーでは、アクセンチュア出身の代表がなぜメンタルヘルスの社会課題に取り組むのか、どのように認知行動療法のサービスを展開しているのかについてご紹介します。

アクセンチュアでのヘルスケアビジネスの経験とうつ病で友人を亡くした原体験

 あるプロジェクトでヘルスケアコミュニティの立ち上げを支援した際、国内外のメンタルヘルススタートアップをリサーチする機会がありました。リサーチを進めるにつれ、友人をうつ病による自死で亡くした記憶が甦るようになりました。

大学卒業後、会社員としてのキャリアを歩んでいたため、恥ずかしながら、メンタルヘルスの課題は医療業界が解くべき課題だと考えていました。

しかしながら、メンタルヘルススタートアップがビジネスの力でこの問題に取り組むことを知るにつれて、この問題こそ自分が解くべき問いなのではないかと考えるようになりました。

認知行動療法の社会実装に求められるビジネスの力

 日本におけるうつ病と不安症(パニック症・社交不安症・強迫症等)の有病者は年間約370万人と推計されていますが、その治療法は薬物療法が中心で、同等の効果がある認知行動療法を受けているのは僅か13万人程度に留まると推計されています。

認知行動療法は、ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、自身の力でやわらかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをサポートする心理療法です。1970年代にアメリカのアーロン・T・ベック博士によって開発され、その後も多くの研究を通じて効果が立証されています。


このような有効な治療法が普及していない理由の1つに、金銭的なハードルの高さがあると考えています。認知行動療法はその有効性から、公的保険の対象となっていますが、病院の収益性や公認心理師や臨床心理士が行う場合に対象外となるなどを理由に、保険診療を行っている病院が少ないのが現状です。また、公的保険の適用とならない場合、自由診療で認知行動療法を受けることになりますが、1回あたり7,000円~10,000円程度と高額で、厚生労働省が推奨する12回~16回を継続して受けようとすると、8万円~16万円もの金額がかかることになります。

オンラインカウンセリング×アプリの「認知行動療法のサブスク」で、費用対効果の高い認知行動療法の普及を目指す


 

 費用対効果高く、認知行動療法の普及を目指すために、Mindbuddyはオンラインカウンセリングとアプリを組み合わせた「認知行動療法のサブスク」を提供しています。Mindbuddyのアプリでは認知行動療法のワークやうつ・不安度チェックができ、その内容をもとに、心理職の国家資格を持つカウンセラーと毎週カウンセリングを行っています。このアプローチはガイド付きインターネット認知行動療法と呼ばれ、対面式カウンセリングと同等の効果があることが立証されています。また、通常のカウンセリングよりも時間を効率的に利用できるため、料金も安く提供することが可能になっています。

より多くの人が日常の喜びを感じられる世界を目指して

 認知行動療法のカウンセリングとアプリをサブスクで提供するモデルは日本では一般的ではありませんが、海外では採用されているアプローチになります。Mindbuddyのオンラインカウンセリングは1回あたり2,950円と、通常の7,000円~10,000円と比べると半額以下の水準を実現しおり、認知行動療法を必要とする人が利用しやすい料金になっています。


今後もMindbuddyでは、サービスの改善や研究機関・医療機関との連携を進め、認知行動療法の普及を目指していきます。多くの人が心の自由を取り戻し、日常の喜びを感じられる世界の実現に向けて挑戦を続けていきます。


関連リンク

Mindbuddyサービスサイト

https://mindbuddy.co.jp/

Mindbuddyコーポレートサイト

https://mindbuddy.jp/corporate


参考文献

1) 川上憲人ほか. 精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究—世界精神保健日本調査セカンド総合報告書. 2016

2) Robert J DeRubeis. et al. Cognitive therapy vs medications in the treatment of moderate to severe depression. 2005

3) 原口正ほか. 千葉県における認知行動療法の実態:質問紙調査. 2015




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