【E-BeC】2023年度『乳房再建手術に関するアンケート調査』結果報告書を公開 ― 乳房再建、再再建に関心のある乳がん経験者164名が揺れ動く思いを回答 -
NPO法人 E-BeC
アンケート回答者のうち再建済みは3割強。インプラントによる再建が保険適用になって10年が過ぎ、三次再建(再再建)の検討という新たなニーズも。
NPO法人 エンパワリング ブレストキャンサー(所在地:東京都目黒区、理事長:真水 美佳、以下E-BeC)は2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書を公開しました。この報告書は「乳房再建手術」に対する社会的認知や理解の向上を図ることを目的に、「乳房再建手術」の経験者を含む乳がん患者さんたちの意識を把握するため2013年から毎年実施しているもので、今回で11回目となります。今年もすでに再建を終えてた人からこれから始まる治療とともに乳房再建を検討している人まで、多様な乳がん患者さんの声が集まりました。ダウンロード請求はこちらから。
https://www.e-bec.com/questionnaire
調査結果の概要(抜粋)
- 一番目に考慮することは「自家組織・人工物の別」
乳房再建手術を受けるときに考慮する項目で、一番目に重要なこととしてあげられたのは2022年と同じように「自家組織・人工物の別」です。2番目に重要なことは「医師の実績」が高く、2割の人が挙げています。3番目に重要なことで高いのは「医師との信頼関係」、「再建までの期間」、「費用」でした。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
- 乳房再建を考えるにあたりハードルになること
乳房再建を考えるにあたってのハードルについて複数回答で比較すると、「再びからだを傷つけたくない」が最も高く6割近くの人があげています。次に高くあげられたのは「合併症」で5割近くの人があげ、「費用」、「入院で長期間仕事を休めない」は4割以上の人があげています。この4項目が上位に挙げられているのは2021年、2022年と同じ傾向にあります。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
- 再建してよかったことは「精神面の不安定さがなくなった」
再建手術をしてよかったと思うことは、「精神面の不安定さがなくなった」が最も高く56.8%で、2022年(44.7%)より多くの人があげています。次に高いのは「コンプレックスがなくなった」、「おしゃれができるようになった」で3割以上の人があげています。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
本調査では、自由回答記述式の設問において「乳房再建手術」と「セミナーの感想」に対する意識の聴き取りも行っています。本年も108件の貴重な回答を得ました。中でも乳房再手術については「再建についての思い」、「地方のため選択肢が少ない」、「情報が少ない」「病院の情報が得にくい」「脂肪注入への保険適用希望」などについて、多くの切実な声が寄せられました。E-BeCが行っているセミナーに対しては「体験者の話、体感会で実際の再建乳房をみて具体的なイメージができた」という感想が複数寄せられています。詳しくは調査報告書の記述式回答欄にてご覧いいただけます。
【調査方法】
ここに報告する調査結果は、E-BeCが、2023年中に開催した「第22回オンラインセミナー」と「BC Venus Forum in 東京・銀座」、1月~12月(月1回)に行われた「Zoom&リアルで乳房再建ミーティング」の参加者を対象に実施したアンケート調査の回答をまとめたものです。参加者は336名、アンケート協力者は166名で、このうち乳がん経験者は164名でした。
【サンプル特性の留意点】
・「乳房再建手術」に関心がある人々が対象
・地域によるサンプルの偏り
NPO法人E-BeC 理事長 真水 美佳 コメント
2019年のアラガン・クライシスに続き新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ここ数年、乳房再建手術を受ける人が減少傾向にありましたが、2023年は微増しました。また、インプラントによる再建が保険適用になって10年が過ぎたため、今後は入れ替えも含めた三次再建(再再建)を検討する人が増えてくると考えられます。そのような新たなニーズの動向も含め、この調査結果が、「乳房再建手術」を実施する医療機関並びに医療従事者、また乳がんや乳房再建手術に関連する商品・サービスを取り扱う企業の活動に寄与するものとなり、「乳房再建手術」のより良い環境づくりやさらなる理解の拡大、ひいては乳がん患者さんのQOL(生活の質)の向上に結びついていくことになれば、私どもとしてもこれに勝る喜びはありません。
特定非営利活動法人 エンパワリング ブレストキャンサー
エンパワリング ブレストキャンサー(E-BeC)は、乳がんと宣告され混乱の渦中にいる方や手術によって乳房を失い喪失感にとらわれている方に、乳房を取り戻す「乳房再建手術」について正しく知ってもらい、希望と自信をもって生きていくきっかけを提供することを目指して活動している患者支援団体です。
ウェブサイトや出版物による、乳がんおよび乳房再建に関する科学的根拠に基づいた情報提供活動、地域や自治体、医療機関、企業等での講演会やシンポジウム、アンケート調査、イベント等の開催を通じた啓発活動により、乳がん患者さんの悩みや不安、孤立感を解消するとともに、大切な人を支える周りの方にも乳房再建という選択肢に対する理解の拡大を目指します。
E-BeCの活動に関する詳細はhttps://www.e-bec.comにてご覧いただけます。
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アンケート回答者のうち再建済みは3割強。インプラントによる再建が保険適用になって10年が過ぎ、三次再建(再再建)の検討という新たなニーズも。
NPO法人 エンパワリング ブレストキャンサー(所在地:東京都目黒区、理事長:真水 美佳、以下E-BeC)は2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書を公開しました。この報告書は「乳房再建手術」に対する社会的認知や理解の向上を図ることを目的に、「乳房再建手術」の経験者を含む乳がん患者さんたちの意識を把握するため2013年から毎年実施しているもので、今回で11回目となります。今年もすでに再建を終えてた人からこれから始まる治療とともに乳房再建を検討している人まで、多様な乳がん患者さんの声が集まりました。ダウンロード請求はこちらから。
https://www.e-bec.com/questionnaire
調査結果の概要(抜粋)
- 一番目に考慮することは「自家組織・人工物の別」
乳房再建手術を受けるときに考慮する項目で、一番目に重要なこととしてあげられたのは2022年と同じように「自家組織・人工物の別」です。2番目に重要なことは「医師の実績」が高く、2割の人が挙げています。3番目に重要なことで高いのは「医師との信頼関係」、「再建までの期間」、「費用」でした。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
- 乳房再建を考えるにあたりハードルになること
乳房再建を考えるにあたってのハードルについて複数回答で比較すると、「再びからだを傷つけたくない」が最も高く6割近くの人があげています。次に高くあげられたのは「合併症」で5割近くの人があげ、「費用」、「入院で長期間仕事を休めない」は4割以上の人があげています。この4項目が上位に挙げられているのは2021年、2022年と同じ傾向にあります。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
- 再建してよかったことは「精神面の不安定さがなくなった」
再建手術をしてよかったと思うことは、「精神面の不安定さがなくなった」が最も高く56.8%で、2022年(44.7%)より多くの人があげています。次に高いのは「コンプレックスがなくなった」、「おしゃれができるようになった」で3割以上の人があげています。
2023年度『乳房再建に関するアンケート調査』結果報告書
本調査では、自由回答記述式の設問において「乳房再建手術」と「セミナーの感想」に対する意識の聴き取りも行っています。本年も108件の貴重な回答を得ました。中でも乳房再手術については「再建についての思い」、「地方のため選択肢が少ない」、「情報が少ない」「病院の情報が得にくい」「脂肪注入への保険適用希望」などについて、多くの切実な声が寄せられました。E-BeCが行っているセミナーに対しては「体験者の話、体感会で実際の再建乳房をみて具体的なイメージができた」という感想が複数寄せられています。詳しくは調査報告書の記述式回答欄にてご覧いいただけます。
【調査方法】
ここに報告する調査結果は、E-BeCが、2023年中に開催した「第22回オンラインセミナー」と「BC Venus Forum in 東京・銀座」、1月~12月(月1回)に行われた「Zoom&リアルで乳房再建ミーティング」の参加者を対象に実施したアンケート調査の回答をまとめたものです。参加者は336名、アンケート協力者は166名で、このうち乳がん経験者は164名でした。
【サンプル特性の留意点】
・「乳房再建手術」に関心がある人々が対象
・地域によるサンプルの偏り
NPO法人E-BeC 理事長 真水 美佳 コメント
2019年のアラガン・クライシスに続き新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ここ数年、乳房再建手術を受ける人が減少傾向にありましたが、2023年は微増しました。また、インプラントによる再建が保険適用になって10年が過ぎたため、今後は入れ替えも含めた三次再建(再再建)を検討する人が増えてくると考えられます。そのような新たなニーズの動向も含め、この調査結果が、「乳房再建手術」を実施する医療機関並びに医療従事者、また乳がんや乳房再建手術に関連する商品・サービスを取り扱う企業の活動に寄与するものとなり、「乳房再建手術」のより良い環境づくりやさらなる理解の拡大、ひいては乳がん患者さんのQOL(生活の質)の向上に結びついていくことになれば、私どもとしてもこれに勝る喜びはありません。
特定非営利活動法人 エンパワリング ブレストキャンサー
エンパワリング ブレストキャンサー(E-BeC)は、乳がんと宣告され混乱の渦中にいる方や手術によって乳房を失い喪失感にとらわれている方に、乳房を取り戻す「乳房再建手術」について正しく知ってもらい、希望と自信をもって生きていくきっかけを提供することを目指して活動している患者支援団体です。
ウェブサイトや出版物による、乳がんおよび乳房再建に関する科学的根拠に基づいた情報提供活動、地域や自治体、医療機関、企業等での講演会やシンポジウム、アンケート調査、イベント等の開催を通じた啓発活動により、乳がん患者さんの悩みや不安、孤立感を解消するとともに、大切な人を支える周りの方にも乳房再建という選択肢に対する理解の拡大を目指します。
E-BeCの活動に関する詳細はhttps://www.e-bec.comにてご覧いただけます。
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(2024/07/22 11:00)
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