日本ゴールボール協会、設立30周年記念式典を開催。「音」を共通項にゴスペラーズがサプライズ登場

一般社団法人日本ゴールボール協会（JGBA）

ゴールボール日本代表（通称：オリオンJAPAN）選手団とゴスペラーズの5名



ゴスペラーズの5名と萩原直輝選手

　一般社団法人日本ゴールボール協会（東京都足立区、会長 梶本美智子）は、2024年に協会設立30周年を迎えたことを記念し、2024年11月15日（金）にアルマリアン東京（東京都豊島区）で記念式典を開催しました。同式典には日頃よりゴールボール協会を支えてくださるパートナー・サプライヤー・サポーター企業をはじめ、これまで大会でお世話になった自治体・団体、協会関係者95名が参加し、協会の30年の歩みを振り返るとともに、未来への展望を共有する場となりました。

　式典の冒頭、協会会長 梶本美智子よりご臨席の皆様へご挨拶を行い、30周年を迎える喜び、設立当初からのご支援に対する感謝の意、引き続きゴールボール競技の発展と次世代の育成に取り組む決意などを表明しました。また、公益財団法人日本パラスポーツ協会会長の森和之様、オフィシャル・トップ・パートナーの株式会社SMBC信託銀行取締役会長の西崎龍司様より祝辞を賜り、今夏のパリパラリンピック日本選手団団長を務めた公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンターの田口亜希様より乾杯のご発声をいただきました。
　式典では、日本国内におけるゴールボール競技の発展に寄与された企業へ感謝状とゴールボール協会の発展に貢献した方に授与される功労賞、さらに協会設立と運営に貢献した方に授与される特別功労賞の授与式が行われ、2企業・5個人が表彰されました。

　式典に続き執り行われたパリパラリンピック報告会では、ゴールボール日本代表（通称：オリオンJAPAN）選手団が登壇し、パリ大会の報告と、支えてくれたすべての方へ感謝の意を述べ、4年後のロスパラリンピックに向けてさらにチーム一丸となって前進していくことを表明しました。
さらに、特別ゲストとして人気ボーカルグループ ゴスペラーズがサプライズ登場し、選手たちとのクロストークと代表曲「星屑の街」をアカペラでご披露いただきました。
　今回のゴスペラーズの皆様の出演は、オリオンJAPAN男子 萩原直輝選手のSNS投稿がきっかけとなりました。「音」という共通項を通じて繋がった特別なご縁と、「選手の皆さんを応援したい」というゴスペラーズの皆様の熱い想いが重なり実現しました。
ゴスペラーズのリーダー村上てつや氏はパリ大会について、「男子予選の最終戦（エジプト戦）以外はリアルタイムで中継を見ていた。ようやくお会いすることができました」と語り、選手たちへエールを送ってくださいました。

　日本ゴールボール協会は、今後もゴールボール競技を通じて障害の有無を越えて交流しあい、スポーツ・文化活動に参加する機会を作り出すことで、共生社会（ノーマライゼーション）の実現を目指してまいります。

＜ゴールボールとは＞
　ゴールボールは、視覚障害者のリハビリテーションとして始まったスポーツで、3人ひとチームで鈴の入ったボールを交互に転がすように投げ合い相手のゴールにボールを入れて得点を競います。視覚に頼ることができないスポーツですので、言葉による意思疎通・コミュニケーションが重要になります。チームでの協力・連携、相手に響く言葉かけ、仲間への思いやりなど、ゴールボール競技からチーム・ビルディングにつながる多くの気づきを得ることができます。選手全員がアイシェードと言われる目隠しをしてプレーしますので、障害の有無にかかわらず一緒にスポーツを楽しむことができます。体と体が接触するスポーツ（コンタクトスポーツ）ではないので年齢や性別にかかわらず安全に挑戦できます。そのような意味でも、はじめてのパラスポーツ体験としておすすめです。


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（2024/11/18 16:05）