本年のサイエンスアゴラのテーマは「サイエンスと共に未来へ~Bound for the future with Science~」で、私たちの身の回りにある身近な科学から、実現がすぐそこまで来ている未来の科学技術までを紹介。片岡准教授らは、ろう・難聴者らの災害時の行動について考え、避難意識を高めることを目的とし、警報音をAIで識別するウェアラブルデバイスアプリ「D-HELO」の活用方法や機能改善を提案。特に、ろう・難聴者との対話を通じて、彼らの視点やニーズを深く理解し、災害時における実際の課題を共有することで、社会の多くの人たちが共感し合い、効果的な避難方法を模索するだけでなく、テクノロジーの力と一人ひとりのインクルーシブ防災に関する意識によって、行動変容と社会変容をもたらす取り組みを推進しています。