医療・医薬・福祉

シーエムプラス、東南アジアの製薬工場向け脱炭素支援サービスを開始

株式会社シーエムプラス
~ ISPE(国際製薬技術協会)「Pharmaceutical Engineering」誌に寄稿記事が掲載 ~




 生産施設建設、品質管理、人材育成のパートナーを標榜する当社、株式会社シーエムプラスはこれまで、2013年にベトナム、2014年にシンガポール、2015年にインドネシアに現地法人を設立し、日本からアジア各国に進出する本邦の製薬企業の生産設備建設を支援してまいりました。

 この度、環境・社会・経済という持続可能性の観点から近年重要性を増している脱炭素・省エネルギーという経営課題に、グループ一丸となって脱炭素・省エネ支援サービスを提供することとなりました。

 その取り組みの一環として、当社社員による寄稿記事「Decarbonizing Pharmaceutical Manufacturing Facilities for Drug Products’ Carbon Footprint Reduction」が、ISPE (国際製薬技術協会) の機関誌「Pharmaceutical Engineering」の最新号 (2024年11、12月) に掲載されました。

 本稿では、医薬品製造施設における二酸化炭素排出量削減の取り組みを、GMPの観点からのハザード特定とリスク評価を実施しつつ、東南アジアのプロジェクト事例とともに紹介しております。

 当社ではこれからも、製薬企業、そして医療機器、再生医療などライフサイエンス業界が抱える、脱炭素化をはじめとした課題に対し、海外現地法人を含む当社グループ、そしてパートナー企業とともに、支援してまいります。


■ 記事概要
表題:
 「Decarbonizing Pharmaceutical Manufacturing Facilities for Drug Products’ Carbon Footprint Reduction」
 https://ispe.org/pharmaceutical-engineering/november-december-2024/decarbonizing-pharmaceutical-manufacturing
※コンテンツへのアクセスには、ISPEの会員資格が必要です
寄稿者:
 ・株式会社シーエムプラス 海外戦略室 室長 後藤 孝一
 ・株式会社シーエムプラス シニアアドバイザー 田原 繁広
 ・CM Plus Singapore コーポレートオフィサー 井上 義之
 ・株式会社シーエムプラス 空調カーボンニュートラルエンジニア 蓮沼 英樹


■ 記事概要 (抄訳)
 医薬品の二酸化炭素排出量を削減することは、経営上の責任となっています。本稿では、東南アジアの医薬品製造施設における二酸化炭素排出量削減の取り組みについて、その要点、実際の方法、実例を紹介します。

 一般的に医薬品製造施設では、エンジニアリングの観点から特定されたエネルギー効率改善案について、GMPの観点からのハザード特定とリスク評価を必ず実施し、必要な対策を検討する必要があります。状況によっては、提案された改善案が効果的または実行可能ではない場合もあります。そのため、医薬品製造プラントからの二酸化炭素排出量を削減するには、一般的な施設と比較して多くのハードルがあります。一例として、東南アジアの医薬品製造現場の脱炭素化に向けた取り組みについて、主なステップを交えながら説明します。また、本稿では、SDGs(持続可能な開発目標)の持続可能性の観点についても言及しています。

 カーボンフットプリントの削減計画には、製造施設のライフサイクルを考慮する必要があります。本稿が医薬品製造プロセスのカーボンフットプリントのさらなる削減に役立つことを願っています。


■ ISPE機関誌「Pharmaceutical Engineering」について
 「Pharmaceutical Engineering」は、ISPEが発行する専門機関誌です。

 ISPE (The International Society for Pharmaceutical Engineering, Inc.、国際製薬技術協会) は、1980年に米国で誕生した世界90カ国に22,000名の会員を有する、ライフサイエンスの製造などに関する非営利教育ボランティア団体です。2カ月に一回医薬品および医療機器の研究、開発、製造に従事するISPE会員向けの技術専門誌を発行しています。

 すべての技術的内容は、専門家による査読を受けており、内容は実用的な記事、ケーススタディ、持続可能性などが含まれます。


■ 株式会社シーエムプラス について
 株式会社シーエムプラス (本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:末包 聡史) は、医薬品や医療機器、再生医療等製品、食品、化粧品などライフサイエンス産業、ならびに、データセンターや半導体、化学品素材、日用消費財などの産業の生産施設建設に特化したプロジェクトマネジメント会社です。建設プロジェクトの事業構想段階から、計画、設計、工事監理 (コンストラクション・マネジメント、CM方式) まで、クライアントの企画・工務部門の一員 (オーナーズコンサルタント) として、エンジニアリングサービスを提供します。

 ライフサイエンス産業向けには、エンジニアリングサービスに加え、コンサルティングサービス (開発・薬事・製造・品質) 及び GMP教育訓練サービス (セミナー、eラーニング、ブレンデッド研修) を提供しています。2012年開設の情報ポータルサイト「GMP Platform」は、国内最大級のGMP関連サイトとして、ライフサイエンス業界の実務担当者 26,000名超 (23年7月時点) に利用いただいております。

・当社コーポレートサイト
 https://cm-plus.co.jp/
・「海外工場建設情報プラットフォーム」
 ~ 海外工業団地、人件費、官庁申請、日系建設会社など現地最新情報を調べるなら ~
 https://og.cm-plus.co.jp/
・CM Plus Singapore Pte. Ltd. グループ本社 (シンガポール)
 https://cm-plus.com/jp/
・CM Plus Vietnam Co., Ltd.  ベトナム子会社
 https://cm-plus.vn/ja/
・PT. CMPLUS CONSULTING INDONESIA  インドネシア子会社
 https://www.cm-plus.co.id/jp/
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