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第1回JELSTA主催(第3回京都橘大学)PACCコース 開催 2025年2月12日 ~「胸痛」「呼吸困難」「動悸」「背部痛」「失神」などを認める傷病者に対して適応することができるアルゴリズム~

一般社団法人 日本救急救命士会
【日本臨床救急医学会】循環器を想起させる症候においてより専門性の高い内容として12誘導心電図の判読、循環器に特化した観察や処置について標準化された内容を学べるコース




【日本臨床救急医学会】 第1回JELSTA主催(第3回京都橘大学)PACCコース 開催のご案内
一般社団法人日本救急救命士会(JELSTA)主催の日本臨床救急医学会PACCコースの開催が決定いたしましたのでお知らせいたします。

『日本救急救命士会の正会員優先の公募』となりますので、この機会にぜひご応募・会員登録をご検討ください。
※オブザーバー参加医師は、会員の有無は問いません。


日本救急救命士会 HP
本コースのお知らせ・入会案内など



PACCとは
病院前救護(プレホスピタルケア)の対象となる傷病者の状態には、大別して3種類、1.心停止、2.外傷(外因)によるもの、3.疾病(内因)によるものがあります。3つの状態にはそれぞれ対応する標準化教育が存在し、BLS(Basic Life Support)、JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)、そしてPEMEC(Prehospital Medical Evaluation and Care)として知られています。PEMECは呼吸困難、胸痛、動悸、腹痛、めまいなどの内因性疾患全般の症候に対する初期対応の標準化を目指したコースであり、総務省消防庁が作成した「緊急度判定プロトコル」との整合性が図られており、さらに救急救命士による特定行為(輸液プロトコル及びブドウ糖投与プロトコル)の適応判断や、意識障害及び脳卒中に対応するPCEC(Prehospital Coma Evaluation and Care)や、PSLS(Prehospital Stroke Life Support)アルゴリズムへの移行も可能となるよう工夫されています。このように、プレホスピタルにおける内因性の活動はPEMECを軸としてそれぞれ整合性が図られています。
PACCは、「胸痛」「呼吸困難」「動悸」「背部痛」「失神」などを認める傷病者に対して適応することができるアルゴリズムで、循環器を想起させる症候においてより専門性の高い内容として12誘導心電図の判読、循環器に特化した観察や処置について標準化された内容を学べるコースで、PEMECとも整合性を図り作成されています。

日本臨床救急医学会HPより(https://jsem.me/index.html


第1回JELSTA主催(第3回京都橘大学)PACCコース詳細


受講を検討されている方へ
受講者は日本臨床救急医学会の会員であることを推奨しますが、会員資格は必須ではありません。また、PEMECアルゴリズムをもとにコース進めていきますので、PEMECコースの受講が推奨されます。(必須ではありません)
受講するにあたって、PACCガイドブックを熟読してください。また、プレテストも実施してください。特に12誘導心電図の判読はコース当日も学習しますが、事前学習しておく方がより深い理解につながりますので、プレテストを繰り返し実施し当日までに判読スキルの向上に努めてください。
PACCコースは救急救命士が受講することを前提として教育・訓練プログラムを策定しています。しかしながら内因性疾患の病態理解を深め、臨床推論を学ぶ場として、広く医療従事者がPACCコースを受講することもできます。具体的には以下の方々が受講資格者に当たります。
医師・看護師・救急救命士・消防職員・海上保安官・救急隊に準じた活動を行う業務に従事する者であること、またそれらの養成校の最終学年生であることが条件です。

日本臨床救急医学会HPより(https://jsem.me/index.html





<日本救急救命士会 とは>
救急救命士が教育と研鑽に根ざした専門性に基づき、
救急医療の質の向上を図るとともに、国民の幸福を追求し続けられる環境づくりを推進し、
社会のあらゆるニーズに応える救急救護領域の開発と展開を図ることにより、
国民の安全と安心に寄与することを目的とした団体です。

<日本救急救命士会 設立の背景>
救急救命士法が平成3年に制定されて以来、救急救命士を取り巻く環境は大きく変化しました。
高齢化による搬送患者数増加に伴う救急医療需要が増大、医師等の業務負担軽減を目的として、令和3年に救急救命士法の改正が行われ、その活動範囲が医療機関内に拡大されました。
いま救急救命士に期待される役割が急速に拡大し、変化している現代社会において、これらのニーズに応え、職能向上を促進するために、救急救命士の総意をまとめるために「日本救急救命士会」を設立することに至りました。

<本会と労働基本権(公務員)および地方公務員法との関連について>
本会は、公務員の労働基本権に関連する内容(団結権・団体交渉権・争議権)の活動は行いません。また、下記の地方公務員法に抵触する行為を行わないため、地方公務員(消防職員)である救急救命士個人が本会に入会することは “地方公務員法に抵触しない” ことを、総務省消防庁救急企画室、そして総務省公務員部に確認いたしております(2023年8月確認)。

関連する地方公務員法と【本会の方針】
第36条第1項関連(政治的行為の制限) 【政治的行為を行わない、政治連盟に加入しない】 第52条第5項関連(職員団体)団体交渉関連 【勤務条件の維持改善を図ることを目的とし、かつ、地方公共団体の当局と交渉する(労働組合のような)活動をしない】 第38条第1項(営利企業等への従事等の制限) 【報酬等がある場合には、任命権者(市長村長等)の許可が必要であるが、本会は無報酬とする】

<日本救急救命士会 会員募集>
日本救急救命士会では正会員ならびに賛助会員を募集しております。
詳細は日本救急救命士会ホームページもしくは、入会案内サイトをご覧ください。
入会案内サイト URL:https://www.jelsta.or.jp/join/

日本救急救命士会HP
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