医療・医薬・福祉

特定非営利活動法人Hope Treeとの包括連携協定締結について

明治安田総合研究所
 株式会社明治安田総合研究所(代表取締役 森本 律子、以下「明治安田総合研究所」)と特定非営利活動法人Hope Tree(代表 大沢かおり、以下「Hope Tree」)は、「がんになった親の子どもをサポートするためのさまざまな情報収集、提供やプログラム、各種セミナー等の実施」、「サポートプログラムの普及」ならびに「改善に向けた調査、研究」の取組みにおいて、相互の協力が可能な分野における連携の推進を目的に、包括連携協定を締結しました。
 本協定の締結を通じ、明治安田総合研究所はHope Treeの協力のもと、Hope Treeの行なうプログラム、各種セミナー等の幅広い活動を通じてがんになった親の子どもや家族の支援を図り、明治安田グループが取り組む、人々が健康で安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります。
 
主な協力事項
 1.Hope Treeおよび当社の取組み、発展に資する支援
 2.Hope Treeおよび当社の取組みに関する情報発信
 3.当社が進めるネットワーク形成の支援

【特定非営利活動法人Hope Tree 大沢かおり代表 コメント】
 がん医療の現場では、大人の患者さんとご家族は支援の対象でしたが、子どものことは見えない存在でした。病院で私たち医療者が初めて出会うのは患者さんが最期を迎える時。連れて来られた子どもたちが呆然と立ち尽くしたり、泣きじゃくる姿に衝撃を受けても、もう二度と病院に来ることはなく、会う機会がない子どもへの支援は蚊帳の外、という状態が長年続いていました。
 米国でそうした子どもたちを支えている専門家に出会い、支える方法があることに感銘を受け、なんとかこれを日本に持って行きたい!と創設したのがHope Treeです。
 活動を広げたくても資金面の課題は常にありましたが、このたび包括協定の締結により、新たな展開が可能になります。
 ひとりで悲しい思いをする子どもを減らすため、これからも取り組んでいきます。




(ご参考)
■株式会社明治安田総合研究所(代表取締役 森本 律子)について(1991年設立)
 明治安田総合研究所は、“明治安田”のシンクタンクとしてヘルスケア、デジタル技術、経済・生活・社会保障等の調査を行なっています。
 ヘルスケアに関する主な研究テーマは、がん・非がんの経済毒性やアドバンス・ケア・プランニング(通称:人生会議)やがんの教育啓発業務、循環器病分野などで、様々な領域の専門家と協働し、取組んでいます。なかでも、未来世代との絆を育む活動として、これまでHope Treeをサポートしてきました。
 今後も、市民やお客さま視点に立ち、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上と価値創造に貢献していきます。詳細は、https://www.myri.co.jp/ をご参照ください。

■特定非営利活動法人Hope Treeについて(2008年活動を開始、2015年設立認定。所轄庁、川崎市)
 Hope Tree(ホープツリー)は、親ががんになった子ども、そしてその患者さん、ご家族を支援する団体です。「親が病気になっても、子どものたくましい力を育みたい」「病気になって子育てに自信がなくなっている患者さんを支えたい」と、2008年に医療ソーシャルワーカー・臨床心理士・チャイルドライフスペシャリスト・医師・看護師が集まり、活動を開始しました。
 日本では全く未着手の分野だった親ががんになった子どもの支援にいち早く取組み、がんになった親を持つ子どものサポートグループCLIMB(R)を2010年から運営。これまで約160名の子どもたちを支援してきました。昨年度は、明治安田総合研究所の支援も受けて、親をがんで亡くした子どもを対象としたグリーフサポートプログラムを開催。がん診断時から終末期、死別後まで幅広い段階の患者さんや子どもを支援しております。加えて、医療従事者向けの講座やワークショップを2012年から毎年開催し、臨床現場等で効果的な介入ができる医療者の育成に取組み、これまでの受講者は1,300人を超えています。また、1年間で全国400か所の医療機関等に6千冊の冊子をお届けしています。
 2022年には、がん治療の現場で見過ごされがちな患者の子どもを支える活動を続けているこれまでの活動が評価され、公益財団法人 日本対がん協会の「日本対がん協会賞」(団体の部)を受賞しました。詳細は、https://hope-tree.jp/ をご参照ください。
以上
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