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スタートアップ企業と共創し新規事業創出を目指す「spark.meアクセラレーションプログラム」の成果報告会を開催

キヤノンMJ
~4社のスタートアップ企業が spark.me Awardを受賞~

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、スタートアップ企業や社内起業家とともに社会課題解決を起点とした新しい価値の創出をめざす「spark.me(スパークミー)アクセラレーションプログラム」の成果報告会「Demo Day」を、2025年3月18日に開催しました。1次選考を通過した国内外のスタートアップ企業10社が成果発表を行い、4社がspark.me Awardを受賞しました。

Demo Day 集合写真


キヤノンMJグループは新規事業の創造に積極的に取り組んでおり、2024年1月には、未来志向で社会課題を解決するために新規事業の創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター(現R&B推進本部)」を立ち上げ、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」をグローバル・ブレイン株式会社と共同で設立しました。2024年10月には社内外の挑戦者とともに新たな価値創造を目指す「spark.meアクセラレーションプログラム」(以下、本プログラム)を開始し、最先端技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションを推進してきました。

本プログラムの募集テーマは、1.ヘルスケア・医療2.レジリエンス3.カルチャーテクノロジー4.地方創生の4つで、国内のみならずアメリカや韓国、インドなど海外のスタートアップ企業からも多数の応募が集まりました。そしてこのたび、今後キヤノンMJとともにPoC(実証実験)を進めるスタートアップ企業を決定するため、一次選考を通過した10社による成果報告会「Demo Day」を開催しました。

「Demo Day」では各スタートアップ企業が、キヤノンMJ社員から選出された事業開発アクセラレーター※1、プロモーター※2とともに、実証実験計画や新たな共創サービスについてピッチを行いました。3点の審査基準「募集テーマとの親和性」「アイデアの新規性」「社会的インパクト」をもとに、厳正な審査の結果、4社がspark.me Awardを受賞し、うち1社をBest spark.me Awardに決定しました。

Best spark.me Awardを受賞したGeneral Prognostics Inc.(Co-founder, CEO:松岡俊祐)は、ウエアラブルデバイスで心不全の悪化の早期予測を実現するアメリカのスタートアップ企業です。審査では、 General Prognostics Inc. の持つ、血液検査×デジタルの組み合わせによる独自性の高いアルゴリズムとその非医療機器としての利用が評価され、受賞に至りました。

キヤノンMJは今後、spark.me Awardを受賞した企業のみにとどまらず、「Demo Day」に参加した各スタートアップ企業と本格的な実証実験を実施していきます。優れた技術やプロダクトを有するスタートアップ企業と連携し、社会課題を起点とした新たな事業の創出に挑みます。

※1.社内起業プログラムや他社との共創プロジェクト等に伴走するなど、事業開発の加速・成功確率の向上を図る専門人材。出資しているベンチャーキャピタルのキャピタリストとしてスタートアップ支援を行うなど、 社内外のさまざまな案件に携わることでスキルを磨き、ゼロからイチを創り出すナレッジを有している。
※2.スタートアップ企業とキヤノンMJとの共創・協業の可能性をともに検討するキヤノンMJのイノベーション人材。高いデザイン思考力やチャレンジ精神、自業務に関する専門知識などを有している。



●受賞企業

○Best spark.me Award

○spark.me Award


○Best spark.me Awardを受賞したGeneral Prognostics Inc.からのコメント
身に余る賞をいただき本当に感謝しています。
アメリカで創業した会社ではありますが、絶対に日本に帰ってきて日本の困っている患者さんを助けたいという強い思いがありました。本プログラムのアクセラレーション期間では、キヤノンMJのチームメンバーと毎週侃侃諤諤(かんかんがくがく)のやりとりをし、濃く楽しい時間を過ごしてきました。そうした中でこれまで私たちが考えていなかった非医療機器の世界でのチャレンジというストーリーを描くことができました。今後の連携に向けて引き続き頑張ってまいります。ありがとうございました。


●審査員からのコメント

・グローバル・ブレイン株式会社Investment Group General Partner 熊倉 次郎
審査の場では「この後どうするのか」という未来に向けた議論がなされ、次につなげていこうというキヤノンMJの皆さまの強い思いを感じました。「spark.meアクセラレーションプログラム」は今回が第1回目ということでしたが、今後のさらなる発展により、今回のオープンイノベーションが5年後10年後の大きな事業につながっていくことを期待しています。

・キヤノンMJ R&B推進本部 担当本部長 鹿志村 洋次
R&B推進本部は、新しい事業をオープンイノベーションで生み出していこうという経営の強い意志の元で出来上がった組織です。私たちの事業創出はスタートアップ企業のみなさんと協業することが大前提であり、「spark.meアクセラレーションプログラム」を通してこれだけ多くの協業ストーリーができたことに非常に感謝しています。私たちの大きな目標は皆さんと新しい価値・市場を作ることです。賞の受賞に関わらず、「Demo Day」に臨まれた皆さまはこの場を通過点として、今後も協業の可能性の検討をお願いしたいと考えています。ありがとうございました。


●spark.meアクセラレーションプログラムの概要

キヤノンMJの持つリソースを活用し、最先端の技術やプロダクトを有するスタートアップ企業の成長やビジネスの加速を支援することを目的として実施しました。一次選考後にアクセラレーション期間を約3カ月設け、R&B推進本部のメンバーが事業開発アクセラレーター※1として伴走し、また自ら本質的な課題を発見して解決策を考えるデザイン思考力に秀でた社員をプロモーター※2としてキヤノンMJグループ内から選出し、スタートアップ企業と連携しながらオープンイノベーションを推進してきました。具体的には事業開発アクセラレーターが各プロセスにおけるアクションアイテムの明確化や思考の整理、方向付けなどをサポートし、プロモーターは自業務の知識や経験をもとに、協業策の検討や事業検証のサポートを行いました。

なお「spark.meアクセラレーションプログラム」では、スタートアップ企業を対象としたプログラムと並行して、社内イントレプレナーを目指す社員参加型の社内起業プログラムを同時に進行してきました。社内起業プログラムで最終選考を通過したチームのメンバーは、今後R&B推進本部の一員として専任で事業開発に携わります。

最終選考までの流れ

※1.社内起業プログラムや他社との共創プロジェクト等に伴走するなど、事業開発の加速・成功確率の向上を図る専門人材。出資しているベンチャーキャピタルのキャピタリストとしてスタートアップ支援を行うなど、 社内外のさまざまな案件に携わることでスキルを磨き、ゼロからイチを創り出すナレッジを有している。
※2.スタートアップ企業とキヤノンMJとの共創・協業の可能性をともに検討するキヤノンMJのイノベーション人材。高いデザイン思考力やチャレンジ精神、自業務に関する専門知識などを有している。

○募集領域・テーマ




○成果報告会参加企業
●ヘルスケア・医療
・株式会社Zene(代表取締役社長:井上昌洋)
・General Prognostics Inc.(Co-founder,CEO:松岡俊祐)
●レジリエンス
・株式会社STACTs(代表取締役CEO:滝島 大貴)
・日本GXグループ株式会社(代表取締役共同CEO:吉岡 賢史)
●カルチャーテクノロジー
・LIONROCKET(CEO:Seunghwan Jeong)
・IPconnect株式会社(代表取締役社長:村居 直行)
・GDcommunication(CEO:Deokeun KIM)
・Adler Inc.(CEO:Yurica Ovaerenu)
●地方創生
・株式会社ワントゥーテン(代表取締役社長:澤邊芳明 )×株式会社クリプトリエ(代表取締役 CEO :手塚 康夫 )
・ABCD株式会社(代表取締役CEO:塩野 達也)

Demo Day参加スタートアップ企業 集合写真



●キヤノンMJグループのイノベーション人材育成

キヤノンMJグループでは、イノベーションに必要なベースとなるスキルとマインドを定め、イノベーション人材の発掘・育成に取り組んでいます。2023年にはグループ全社員を対象にデザイン思考教育・デザイン思考テストを実施しました。このほかにもアート思考やデザイン思考を活用したさまざまな社内ワークショップや、異業種交流のできる外部プログラムを展開し、イノベーションスキルとマインドの向上を図っています。




●一般の方のお問合せ先:https://forum1.canon.jp/public/application/add/9859
●spark.meアクセラレーションプログラムホームページ:https://corporate.canon.jp/profile/management-strategy/rb/spark-me/details
●ニュースリリースホームページ:https://corporate.canon.jp/newsrelease
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