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腹腔鏡による手術〔ふくくうきょうによるしゅじゅつ〕
多くの外科手術に腹腔鏡(ふくくうきょう)が用いられています。泌尿器科の領域では、副腎の手術がはじめでした。その後、腎臓、前立腺、膀胱の手術にひろく使われるようになりました。
5~10mm大の孔(あな)をおなかに4~5個あけて、そこから鉗子(かんし)を差し込んで中の手術をする方法で、出血が少ない、傷が小さい、腸などが空気にさらされないなど、患者にとって負担がかなり軽くなります。
(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 教授〔泌尿器外科学〕 久米 春喜)
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