レーザー治療〔れーざーちりょう〕 家庭の医学

 レーザー治療は多くの分野で医療に応用されています。泌尿器科では、前立腺肥大症と結石がおもな対象となっています。
 前立腺肥大症の手術としては、内視鏡的に電気で切除する方法が一般的でした。しかし、この方法には、出血が多くなる、血液を洗い流すための潅流(かんりゅう)液が体内に入ってしまう、などの欠点がありました。レーザーを用いると出血が少なく、必要な潅流液も少なく、安全に治療ができます。大きな前立腺であっても、従来の手術と同じか、むしろよい結果が出せるようになっています。
 結石に対してもレーザーは有用で、結石を効率よく破砕できるばかりでなく、人体の組織の損傷が少なくすみます(尿路結石尿管結石尿道結石膀胱結石)。

(執筆・監修:東京大学大学院医学系研究科 教授〔泌尿器外科学〕 久米 春喜)
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