凍傷〔とうしょう〕

 皮膚は低温にさらされると血行がわるくなり、ついで組織が凍結します。皮膚は白くなって、冷たい感じ、痛い感じのあと、感覚がなくなります。ひどくなれば、黒く変色してしまいます。
 凍傷は手や足の指、耳や鼻などからだの末端に起こりやすいのですが、寒冷刺激が全身に作用すると、凍死することもあります。冬山や低温物質との接触で起こります。

[症状]
 凍傷の程度で4段階に分けられます。
 第Ⅰ度…赤くなって(紅斑)、むくんでくる(浮腫)。
 第Ⅱ度…水疱(すいほう)ができる。
 第Ⅲ度…皮膚の組織が壊死(えし)におちいって、黒くなる。
 第Ⅳ度…指先などが脱落する。

[治療]
 なるべく早くあたためることが重要ですが、あまりに急速に高温であたためるのはよくありません。40~42℃くらいの温浴をしたあと、十分に乾燥させ、抗生物質軟膏(なんこう)を塗るなどして感染を予防します。組織の損傷がひどく、数週間しても治らない場合は、手術して指などを切断しなければならないこともあります。

【参照】応急手当て:凍傷の手当て

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