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病院向けスタートアップOPEReが、医学書院と医師向け患者説明コンテンツで協力 Shared Decision Makingを推進

株式会社OPERe
 患者と医療者のデジタルコミュニケーションツールを提供するスタートアップ株式会社OPERe(東京都千代田区、代表取締役/CEO 澤田 優香、読み方 オペリ、以下 OPERe)は、医学系書籍の出版において国内トップクラスの株式会社医学書院(東京都文京区、代表取締役社長 金原 俊、以下 医学書院)と患者説明コンテンツの作成において、協力体制をとることを発表いたします。この提携により、医師が行なっている患者説明を共同でデジタルコンテンツ化し、医療現場における働き方改革の推進ならびに患者とのコミュニケーションの質を向上させ、Shared Decision Makingの推進を支援することを目指します。



■医学書院とのコンテンツ協力の背景
 「医師の働き方改革」の新制度が、2024年4月より施行されました。現在の日本の医療は医師の長時間労働により支えられていますが、今後の少子化に伴う医療の担い手の減少を考えると、医師本人にとっても、患者・国民にとっても持続可能な医療提供体制が求められています。新制度に合わせて、タスクシフト/シェアの推進が推し進められています。
 OPEReは、患者と医療者間の円滑なコミュニケーションを促進するためのデジタルツール「ポケさぽ」を提供しており、急性期病院や産院を中心に導入数は現在70施設となります(導入決定含む)。医療現場での働き方改革の推進とともに、患者へのわかりやすい情報共有やよりよい意思決定を、医療者の表現手段という役割を通じてサポートしています。
 医学書院は、医療従事者向けに専門書や雑誌を出版する日本のトップクラスの出版社で、医学生・看護学生向けの教科書でも圧倒的なシェアを誇っています。医学系専門書、医学雑誌、医学辞典、教科書の分野で質の高い情報を提供してきた実績を裏付ける、多くの医療者に信頼される医学コンテンツを有しています。

■ポケさぽメディカルコンテンツについて
 二社の協力体制により、OPEReは、医学書院が有する専門的な医学コンテンツを活用できるようになり、医師が必要なコンテンツを迅速かつ正確に提供できる体制が整います。さらに、ユーザーである医師のニーズに応じたカスタマイズに対応し、患者と医療者がより効果的でその病院らしいコミュニケーションを実現できるよう支援します。こうした取り組みにより、Shared Decision Makingの推進を支援することを目指します。
これら、医学書院の専門情報を活かしたOPEReによるコンテンツ提供を「ポケさぽメディカルコンテンツ」と称して、サービス展開して参ります。

■Shared Decision Making とは
 Shared decision making(シェアード・ディシジョン・メイキング、以下 SDM)とは、患者と医療者が共に意思決定を行うプロセスです。従来の医療では医療者が治療方針を主導していましたが、SDMでは患者が自身の価値観や生活背景を反映し、治療の選択肢を医療者と対話を重ねながら選ぶことを重視します。医療者は専門知識を基にリスクや効果を提示し、患者は希望や懸念を伝えることで、双方が納得のいく治療方針が導かれるのです。このアプローチは患者の満足度や治療の受容性を高め、医療の質向上にも寄与します(参照:効果的なSDM実践のために (2021) 医学書院, 小松康宏, https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3404_02 ) 。

■お問い合わせ
ポケさぽメディカルコンテンツに関するお問い合わせは、以下のフォームよりご連絡ください。
お問い合わせ

【会社概要】
株式会社医学書院
代表者:代表取締役社長 金原 俊
所在地:(本社)東京都文京区本郷1-28-23
URL:https://www.igaku-shoin.co.jp

株式会社OPERe
代表者:代表取締役/CEO 澤田優香
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F-3F Spaces 大手町
設立:2020年6月
URL:https://www.opere.jp/
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