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毛穴への多角的なアプローチが叶う新規ペプチドを開発

プラスメディ株式会社
最適な濃度で組み合わされた4種類のペプチド複合体

プラスメディ株式会社(本社:東京都江東区)は株式会社dr365との共同研究を通して、毛穴への多角的なアプローチが叶う独自の組み合わせのペプチドコンプレックス(複合体)を開発しました。
毛穴が目立つメカニズム
肌表面に目立つ毛穴には様々なタイプがありますが、多くは、皮脂腺が活発に働き、皮脂が過剰に分泌され、それが乾燥やダメージの蓄積によって表面に留まっている古い角質と混ざり合うことで毛穴に詰まり、毛穴が徐々に拡大されていくことが原因とされる「詰まり毛穴」が最も悩まれている方が多い毛穴タイプです。また、紫外線ダメージを受けることによって生成されたメラニンが毛穴周辺に留まることで発生する「くすみ(メラニン)毛穴」や、毛穴やその周辺のたるみが原因で涙型に毛穴が開いてしまう「たるみ毛穴」なども、悩みの上位に挙げられる毛穴タイプになります。
そこでプラスメディはペプチドが世界的なトレンドになっていることも考慮し、これらの毛穴悩みの原因を包括的に改善できるペプチドの組み合わせについて検討しました。
厳選された4つのペプチド成分
これまでの化粧品成分の研究開発での知見を活かし、世界で約3千種類存在するペプチド(*1)の中から、様々な毛穴への効果が期待できるペプチド4種類を選択しました。更に、皮膚への負担や有効性などの最適化を考慮し、様々な濃度での組み合わせ試験を経て、最も負担が少ない配合率や組み合わせを採用して、新規のペプチドコンプレックスを完成させました。

図1 ペプチドの組み合わせ毎の比較試験

選択された4つのペプチドは以下の通りです。
オクタペプチド-47
世界初採用(*2)のペプチドで、細胞内への他ペプチドの引き込みと抗老化効果(コラーゲン産生など)が期待できます。 ⇒ 「たるみ毛穴」対策と浸透性向上
テトラカルボキシメチルヘプタデカノイル ジペプチド-12-5Na
過剰に活性化している皮脂腺の働きをオートファジーによってコントロールすることによって過剰な皮脂の分泌を抑制する効果が期待できます。 ⇒「詰まり毛穴」対策
オリゴペプチド-34
皮膚ダメージを沈静化し、紫外線や酸化(酸化皮脂)など環境毒から肌の炎症や色素沈着を抑える効果が期待できます。 ⇒「くすみ毛穴」対策
ポリリシン(リシンポリペプチド)
特殊なネットワーク構造をしたペプチドで、他のペプチドを守って運ぶ役割だけでなく、肌フローラのバランスの整える効果が期待できます。 ⇒「詰まり毛穴」対策

以上の4種類のペプチドを最適な濃度と手順で混合することにより、肌表面に広げることで毛穴に特異的にアプローチをすることができるユニークな性状のペプチドミックス原料となりました。

図2 ペプチドミックス原料の模式図

効果試験
開発したペプチドコンプレックスの肌への効果を確認するために、以下の要綱で効果試験を行ったところ、目立つ毛穴や周辺の皮膚の赤みまで改善することを確認しました。
要綱
方法:
混合肌30歳女性にペプチドミックス原料0.1%を含むローションを、朝と夜の1日2回塗布。
測定:
初日と3日後の毛穴の様子をマイクロスコープで撮影し、毛穴の様子の観察と、開きが目立つ詰まり毛穴の数を測定する。

結果
わずか3日間の使用にも関わらず、毛穴の数とサイズについて変化が確認できました。


表1 ペプチドミックス原料を3日間使用した際の毛穴の数とサイズ

また、画像分析において、毛穴周辺の皮膚の赤みや、角栓の詰まり状況にも変化が見られました。

図3 ペプチドコンプレックスを3日間使用した際の頬周辺の画像

※本ペプチドコンプレックス原料は株式会社dr365との共同研究にて開発に着手したものであり、原料の使用権は同社に帰属しています。
プラスメディ株式会社について
プラスメディはオープンイノベーションで健康と美容の研究開発を支援する企業です。日本において、学術研究と産業応用を加速させるハブ企業となるべく、2020年に設立されました。これまでも大学発ベンチャー、化粧品・製薬メーカー等の企業との実績を重ねてきています。
【会社概要】
社名:プラスメディ株式会社
本社所在地:東京都江東区有明3-7-26
事業内容: 研究開発の受託やコンサルティング
設立: 2020年4月

*1:2024年8月調査時点。
*2:プラスメディ株式会社調べ
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