治療・予防 2024/11/21 05:00
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テレビなどメディアの視聴時間と子どもの発達の関連について、千葉大学予防医学センター(千葉市稲毛区)の山本緑助教、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)エコチル調査研究部の目沢秀俊チームリーダーらの研究グループは、長時間の視聴は乳幼児の発達が遅れる原因の一つになる、と発表した。
乳幼児の長時間のテレビ視聴
◇海外研究で進展
山本助教によると、2018年に報告されたカナダの大規模な研究で大きな進展が認められた。「2、3、5歳の幼児を対象とした研究で、因果関係を推測できる手法により、視聴時間が長いと発達スコアが低くなる(発達が遅れる)ことを初めて明らかにしました」。ただし、より低い年齢でもそのような傾向があるのかについては、明らかになっていなかった。
◇1歳児から発達に影響
山本助教らは、カナダの研究と同じ手法を用い、日本の1歳児を含む乳幼児を対象に、テレビ、DVDの視聴時間と発達スコアの関係を調査。環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」に参加した、11~14年生まれの乳幼児約5万8000人について1、2、3歳時点のデータを解析した。
その結果、「発達やメディア視聴時間の個人差を考慮しても、1歳時または2歳時の視聴時間が長いと、1年後の2歳時、3歳時それぞれの発達スコアが低くなることが分かりました」。視聴時間が長い子どもは、1年後も長かったという。
発達領域別にみると「1歳時の視聴時間が長いと2歳時のコミュニケーション領域の発達スコアが低くなった。2歳時の視聴時間が長いと、3歳時の走る・歩くなどの『粗大運動』、手先の器用さなどの『微細運動』、他人とのやりとりに関する行動という3領域の発達スコアが低くなりました」。発達スコアの個人差は年上の兄弟、保育園の利用、子どもへの読み聞かせ、という三つの育児環境が特に関連したという。
山本助教は「親が計画的な視聴を考えることが大切。テレビに頼らず、絵本を読んで話し掛けたりする時間を少しでも増やせるとよいと思います」と話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
(2024/03/09 05:00)
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