医学部・学会情報

東京慈恵会医科大学附属第三病院のリニューアル事業について
~概要および日程について~

 学校法人慈恵大学(理事長:栗原 敏)は、現在進めている「東京慈恵会医科大学附属第三病院」(東京都狛江市和泉本町4-11-1、病院長:古田 希、以下「第三病院」と記載)のリニューアル事業について、今後のスケジュールと新病院の概要をまとめましたのでお知らせします。

2026年1月に新病院にリニューアル

 第三病院の既存建物は、1970年に建築されてから50年以上を経過しているため、2023年10月、敷地内に中心施設となる (仮称)新本館(地上8階、地下1階)の建設に着手し、工事を進めています。

 (仮称)新本館の竣工は2025年9月、新病院としての開院は2026年1月を予定しています。

 なお、病院機能は中断することなく新病院に移行します。

北多摩南部医療圏における位置づけ・役割

 当院は、1950年に開設し、狛江市、調布市、世田谷区の診療圏内を中心に地域基幹病院としての位置づけにあり、北多摩南部医療圏における高度急性期および急性期の医療機能を担っています。

 また、東京慈恵会医科大学の附属病院として地域の病院やクリニックとの医療連携に力を入れており、在宅療養や認知症といった地域医療の諸課題への支援にも積極的に取り組んでいます。

新病院の基本理念

 新病院は、基本理念に掲げる「シームレスな医療をもとに地域社会に貢献する、機動性と機能性の高い基幹病院」の実現を目指しています。

 医療連携、地域との連携により、高度急性期や急性期から、さらに亜急性期、在宅へとシームレスにつながる、質の高い医療サービスの構築に取り組みます。

 また、地域の患者さんを受け入れて、迅速、的確に診療できるよう、機動性と機能性を追求し、時代の変化に適切、臨機応変、柔軟に対応できる効率的な医療サービスを展開していきます。

(仮称)新本館の概要

 (仮称)新本館は、鉄筋コンクリート造(梁等一部鉄骨造)、地上8階・地下1階、地震災害に備え基礎免震構造を採用しており、地域の災害拠点病院として安全と安心を追求しています。

 建物デザインのコンセプトは、地域の医療の核となり、人々の健康を支えていく新病院が、地域とのつながり、自然とのつながり、人々とのつながり、そのつながりを未来へつなげる「Liaison:つながり、連携」をキーワードとし、地域の未来の医療を支える病院を表現します。

 建物は、水平基調の外観と、「安らぎを与える樹」をモチーフとした、地域の人々の拠り所となる内装デザインです。全体として開放的で見通しが良く、来院される方にとって行き先が分かりやすいレイアウト、安らぎのあるコミュニティ空間を創出します。

今後の予定

2025年9月 (仮称)新本館竣工

2026年1月 新病院開院(リニューアルオープン)

2027年7月 外構工事完了 (グランドオープン)

【(仮称)新病院 外観】

① (仮称)新本館(完成予想図)

【(仮称)新病院 内観】

② (仮称)新本館(完成予想図)

③ 現在の工事現場遠景写真(2024年9月14日撮影)

以上


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