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食事で塩分を取り過ぎると、味覚が鈍り食欲が増すことで、肥満につながるとオーストラリアのディーキン大学のラッセル・S・J・キースト博士らが医学誌オンライン版で報告した。
同博士らは、18~54歳の健康な男女48人を対象に、4回の昼食を設定し、味付けの違うトマトソースパスタ(①低脂肪/低食塩②低脂肪/高食塩③高脂肪/低食塩④高脂肪/高食塩)を食べてもらい、味覚や食欲への影響を調べた。
その結果、脂肪分の多少にかかわらず、塩分の多い食事を取ると食欲が増し、摂取エネルギーの量が平均で11%増えた。また、脂肪の味に敏感な人は、高脂肪の食事であれば少しの量で満足できるが、それは塩分の少ない食事の場合に限られたという。
同博士らは「塩分の多い食事を取ると、味覚が鈍り、たくさん食べないと満足できなくなるのかもしれない」と述べた。(メディカルトリビューン=時事)
(2016/10/21 13:11)
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