連合弁膜症〔れんごうべんまくしょう〕

 大動脈弁や僧帽弁、さらに三尖弁に異常が起こる場合、1つの弁だけではなく複数の弁に異常が起こる場合を連合弁膜症と呼んでいます。この場合には、1つの弁だけ治療しても状態が改善しにくく、多くはこれら複数の弁を同時に治療する必要があります。特に、リウマチ性のものに連合弁膜症が多くみられ、手術のタイミングをよく検討する必要があります。
 症状は、それぞれの弁膜症をあわせたような症状になりますが、より重症になりやすい傾向もあります。

(執筆・監修:公益財団法人 榊原記念財団 附属 榊原記念病院 副院長/榊原記念クリニック 院長 井口 信雄
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