虫刺症、虫刺性皮膚炎〔ちゅうししょう、ちゅうしせいひふえん〕
昆虫に刺されて、そのあとが赤くはれ、かゆみが強いものです。虫によって毒素の程度が違い、それが強いと、痛がゆくなり、また水ぶくれができます。ひっかくと、皮膚が破れて、水が出て、そのあとに細菌感染が加わり、とびひになります。虫に刺されて、かゆくなったら、早いうちに適切な手当てをすることが大切です。
原因となる虫には、カ、ブヨ、ノミ、イエダニ、ナンキンムシなど、いろいろありますが、イエダニに刺されたあとは、衣服の下に限るとか、ナンキンムシでは刺されたあとが2つ並んでいる、というような特徴があります。
[治療]
早いうちに、副腎皮質ステロイド外用薬をすりこみ、抗ヒスタミン薬を内服します。はれがひどいときは冷湿布をします。
虫に刺されたあと、水ぶくれができやすい子どもがいると、体質を変えることができないかということを相談するお母さんがよくあります。年が長じるにつれ、虫に刺されても水ぶくれができなくなることはありますが、人工的に変えることはできません。むしろ、虫に刺されたら、早めに前記の手当てをすることが大切です。
原因となる虫には、カ、ブヨ、ノミ、イエダニ、ナンキンムシなど、いろいろありますが、イエダニに刺されたあとは、衣服の下に限るとか、ナンキンムシでは刺されたあとが2つ並んでいる、というような特徴があります。
[治療]
早いうちに、副腎皮質ステロイド外用薬をすりこみ、抗ヒスタミン薬を内服します。はれがひどいときは冷湿布をします。
虫に刺されたあと、水ぶくれができやすい子どもがいると、体質を変えることができないかということを相談するお母さんがよくあります。年が長じるにつれ、虫に刺されても水ぶくれができなくなることはありますが、人工的に変えることはできません。むしろ、虫に刺されたら、早めに前記の手当てをすることが大切です。
(執筆・監修:柏ひふ科 院長/筑波大学 名誉教授 大塚 藤男)