つつがむし病

 リケッチアという微生物の一種によって起こる病気です。この病毒をもつものは野ネズミで、それに寄生するツツガムシ(アカツツガムシ)の幼虫が人を刺すと起こります。かつては信濃川、阿賀野川、最上川などに沿った低湿地で限定的に夏期に発生していました(古典的つつがむし病)。
 最近では、別種のツツガムシ(フトゲツツガムシなど)による同じような病気(新型つつがむし病)が全国的に発生しています。新型つつがむし病は秋、冬にも発生します。きちんと治療しないと死亡する危険性もありますので注意が必要です。

[予防]
 有病地に入らないこと。入るときはゴム靴をはき、衣服に石炭酸をふりかけ、あるいは昆虫忌避剤(虫よけ)を使って、ツツガムシに刺されないようにします。刺されたら、皮膚に頭をつっこんでいるツツガムシを取り出し、周囲を皮膚ごと焼くか、切り取ります。有病地では雑草を焼き払います。

[症状]
 刺し口があり、赤くはれます。潜伏期は7~12日。急にさむけがし、高熱が出て2~3日で40度前後となります。このころから刺し口は水疱(すいほう)ができてくずれ、だんだん黒いかさぶたができ、顔から全身にかけて、赤い発疹(ほっしん)ができ、軽いときは2~3日、重いときは1週間あまりも高熱が続き、肺炎や髄膜(ずいまく)炎、心臓の炎症などを起こし、リンパ節もはれます。熱は腸チフスのような経過をとります。

[治療]
 テトラサイクリン系のドキシサイクリンやミノサイクリンが有効です。つつがむし病
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