ポーラ・オルビスHD
ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:片桐崇行)は、ALOOP CLINIC & LAB(東京都中央区、院長:山崎研志)との共同研究で、美容医療施術と医薬部外品美白(※1)有効成分ルシノール(R)(4-n-ブチルレゾルシノール)配合製剤の併用試験の結果を解析し、以下を確認しました。これにより美容医療施術とホームケアを適切に組み合わせることの有効性が改めて証明されました。
【知見の要約】
顔の肝斑にレーザートーニング(LT、※2)施術とルシノール(R)配合製剤によるホームケアを併用することでLT施術単独よりも肝斑の元となるメラニン色素(メラニンインデックス)抑制効果が高まる
本研究成果は2024年8月に開催される第42回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会で発表されます。
LT施術とルシノール(R)配合製剤併用による複合ケア後の皮膚のメラニン量を測定
本共同研究では、肝斑を対象としたLT施術に対してルシノール(R)配合製剤を併用した複合ケアの有用性を検証する12週間の試験を行い、これまでに複合ケアの安全性や肝斑改善効果を報告してきました(※3)。併用したのは、ポーラ・オルビスグループが独自に保有する美白有効成分「ルシノール(R)」を配合した美容液タイプの製剤です。48名の被験者を2群に分け、2週間ごとに6回のLT施術を行う「LT施術単独群」と、LT施術に加えてルシノール(R)配合製剤を朝晩のホームケアとして毎日塗布する「複合ケア群」を比べました。本リリースでは新たに、機器測定によりメラニン量の変化を追った結果をご紹介します。
ルシノール(R)配合製剤併用による複合ケアにより皮膚のメラニン量が減少
複合ケア群の方が、LT施術単独群に比べてメラニン量がより大きく減少していました(図1)。また複合ケア群の方が、より早いタイミングから施術開始日との有意な差が認められました。
ポーラ化成工業では、これまでにルシノール(R)がメラニン合成に関わる酵素を阻害することでメラニン産生を抑えることを確認しています(※4)。複合ケア群においてLT施術単独群よりもメラニン量が有意に減少したことは、LTによるメラニン色素を壊す作用と、ルシノール(R)によるメラニン色素の合成を抑える作用との組み合わせによるものと考えられます。
本研究により、美容医療施術とホームケアを適切に組み合わせる複合ケアの有用性が客観的な機器評価においても証明されました。ポーラ化成工業ではたるみに対しても美容医療施術と製剤によるホームケア併用の効果を検証しており(※5)、今後も安全かつ効果の実感しやすいソリューションを提供してまいります。
※1 メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
※2 レーザートーニング施術: レーザーを微弱なパワーで均一に照射し、メラニン色素を少しずつ壊し薄くしていく施術方法
※3 参考リリース: 「美容医療施術とニールワン(R)配合製剤の複合ケアで安全性と有効性を実証」 (2024年5月15日発行)
https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20240515_1.pdf
※4 「4-n-ブチルレゾルシノール (ルシノール(R)) のメラニン産生抑制作用とヒト色素沈着に対する有効性」 日本化粧品技術者会誌、35(1)、2001
※5 参考リリース: 「美容医療施術とニールワン(R)配合製剤の複合ケアで安全性と有効性を実証」 (2024年5月15日発行)
https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20240515_1.pdf
【補足資料1】 ALOOP CLINIC & LABについて
ALOOP CLINIC & LAB(アループ クリニック アンド ラボ)は、「医療からも、美容からも、最適解をめざして。」をコンセプトに、2023年12月2日に銀座一丁目に新規オープンした美容皮膚科クリニックです。皮膚科医として敏感肌や皮膚疾患に長年向き合い臨床研究を第一線で進めてきた山崎研志医師が院長を務め、皮膚のプロフェッショナルとして確かな知識と経験に基づく美容医療を提供します。
オープン当初からポーラ化成工業との研究提携を進めており、院内に併設するラボは肌理論研究や化粧品開発に活用しています。
ALOOP CLINIC & LAB
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル4階
https://aloop.clinic
電話番号 0120-506-182
診療時間
[月/水/金/土/日] 11:00-20:00
[火/木] 10:00-18:00
[休診] 年末年始、不定休
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(2024/08/22 11:00)
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