治療・予防 2024/11/21 05:00
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皮膚の老化の約8割は紫外線によるもの。女性の場合、日焼けなどの皮膚トラブルを気にする人は多いが、「男性も紫外線によってしわやたるみといった肌の老化が表れやすくなります。日焼け止めの使用を勧めます」と、大阪大学大学院医学系研究科(大阪府吹田市)臨床遺伝子治療学講座の日比野佐和子特任准教授は話す。
屋外では日焼け止めや帽子でしっかり対策を
▽2段階で日焼け症状が
紫外線には波長の短いB波(UVB)と、波長の長いA波(UVA)がある。日焼けにより皮膚に起こる症状は2段階に分かれ、最初に皮膚が赤くなってヒリヒリ感を伴う「サンバーン」、その1~2日後に皮膚が浅黒く変色する「サンタン」が生じる。サンバーンはUVBが、サンタンはUVAが原因となる。
「男性は女性に比べて皮膚が厚くサンバーンが起きにくい傾向があり、日焼けを気にしない人が多いのかもしれません。しかし、紫外線により皮膚が損傷するのは男性も同じです。シミやシワ、たるみなどの原因となり、肌の老化を促進します」と日比野特任准教授は指摘する。
▽SPF20を複数回
紫外線対策には日焼け止めを塗るのが有効だが、どのようなものを選べばよいのだろうか。「日焼け止めにはSun Protection Factor(SPF)という数値が記載されています。これは、紫外線を浴びてからサンバーンが起きるまでの時間を表すもので、通常を『1』として何倍まで延ばせるかを示しています。SPF1は日本人の場合は平均的に20分に相当するため、SPF30であれば20分×30となり、個人差はありますが10時間効果が持続することになります」と日比野特任准教授。
日焼け止めは、額、鼻、顎先をつなぐTゾーンと呼ばれる範囲を中心にむらのないように塗る。屋外で1日活動するときはSPF20程度でよいが、汗で流れることもあり、2~3時間に1度は塗り直すのが望ましいという。
「紫外線が最も強くなるのは10時~14時です。屋外でスポーツを楽しむ場合は、この時間帯に休憩時間を合わせるなどして、紫外線を避ける工夫をしてください。帽子の着用も効果的です」と日比野特任准教授はアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
(2019/05/23 17:00)
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~血液がんのホジキンリンパ腫(国立がん研究センター中央病院 伊豆津宏二科長)~