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女性は女性ホルモンのバランスが変わる思春期や妊娠・出産、更年期で心身に大きな変化が訪れる。中でも更年期は女性ホルモンの影響に加えて人生の過渡期を迎え、心と体の変化が激しく、うつ症状も起こりやすいとされている。対処法などについてミズメンタルクリニック(東京都杉並区)の桜田美寿寿院長に聞いた。
◇身体・社会的な変化
女性は40代後半から50代の更年期に女性ホルモンの分泌量が低下し、身体・精神的に影響を受ける。中高年期は子どもの自立で母親としての役割を終え、「空の巣症候群」と呼ばれる心の虚無感や、夫の定年退職、親の介護など、家族関係の変化が起こる時期でもある。
また、働く女性は責任が重くなる半面、退職後の生活に不安を感じる時期でもある。老いの自覚や、健康・経済的な不安の中で「女性ホルモンの低下による心身の不調を経験し、もう一度自らの生き方を見直すアイデンティティーの再確立が求められる時期」と桜田院長は指摘する。
専業主婦や仕事と家庭の両立、シングルでのキャリア形成と、女性の生き方が多様化し、いずれも複雑な人間関係の中で過度のストレスがかかる状況にある。女性は「単極性うつ病」の発症が男性の2倍に上るといわれている。
◇つらさを我慢しないで
心身の不調で本人が自覚しやすいのは不眠だ。「考えごとが多く、眠れないなどの場合はぜひ相談してほしい」と桜田院長は語る。体調不良が更年期障害で顔などが急にほてるホットフラッシュなどの身体症状の場合、女性ホルモン補充療法(HRT)で軽減することが多い。
しかし、うつや心理的要因が残る場合もあり、婦人科医と精神科医や心療内科医が連携して治療を進めることもある。症状に合わせてSSRIやSNRIなどの抗うつ薬や漢方薬、睡眠導入剤などが有効だ。
「気持ちの問題ではなく、治療が必要だと捉えることが大切です。また、家族のサポートがある人は回復が早いことが分かっているので、変化に気付いた家族が声を掛けてください。つらいときには我慢せず、精神科や心療内科の医師に相談しましょう」と説明する。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
(2017/02/25 15:23)
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