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新型コロナウイルスの感染で外食を避け、家庭で料理する機会が増えた。それは主婦らの女性に限らず、独身の男性らも同じのようだ。「健康は食から」という。コロナ禍をきっかけに、「家食」に積極的に挑戦してみては、どうだろうか。猛暑が予想される夏を前に、健康総合企業タニタの管理栄養士、荻野菜々子さんに作りやすさと栄養のバランスなどについてポイントを聞いた。
唐揚げのオニオンソース
◇自分の食事に責任を持つ
荻野さんは「良い機会ですので、普段、料理をされない人も家庭で挑戦してみてほしいです。料理の過程を自分で学ぶことで、自分の食事に責任を持つという意識が生まれます」と話す。自ら料理するのと、しないのでは大きな差があるようだ。
◇まずはみそ汁で
筆者は長い凡記者人生を送り、自分で作ったのはカップ麺(これは料理とはいえない)と湯豆腐くらいだ。単身赴任の生活時代に湯豆腐をよく楽しんだが、簡単に挑戦できる料理は何か。
「手軽に作れるメニューとしてみそ汁がお勧めです。最初は、具材は野菜だけでもよいです。それに豆腐やひき肉などを加えて、具材を2種類、3種類と増やしていくと、それだけで栄養バランスの取れたおかずになります」
◇野菜を組み合わせる
荻野さんに、栄養に関して尋ねた。
「基本は、主食のご飯と主菜(肉や魚)に副菜として野菜を組み合わせることがポイントになります。野菜を組み合わせる方法としては、切るだけで食べられる生野菜や、小松菜など1種類でいいのでレンジ加熱もしくはゆでておき、すぐに食べられるようにして冷蔵庫に入れておくのがお勧めです」
荻野さんはこう言い、付け加えた。
「もちろん、カット済みの生野菜、ゆでるだけで使える冷凍野菜を使うのもOKです。肉や魚を焼いて、塩、こしょうなどで簡単に味付けをしたところに生野菜を添える、買ってきた焼き魚を主菜にして別の器にゆで野菜を盛り付け、かつお節やしょうゆをかけるなど、後で味付けをして食べるのも手軽にできると思います。ただし、調味料の使い過ぎに注意が必要です」
(2020/07/01 08:00)
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