2024/09/26 12:49
学際シンポジウム「LOCAL CANCER DAY 2024 ~ アジアでがんを⽣き延びる」開催のお知らせ
このたび、株式会社UACJ様より、昨年7月に引き続き、名古屋市立大学と産学共同研究を行ったフェイスシールド用抗菌銅フィルムのご寄附をいただくこととなりました。
1 寄附者
株式会社UACJ 代表取締役社長兼社長執行役員 石原 美幸 様
2 寄附物品について
フェイスシールド用抗菌銅フィルム 2,700枚
3 受領予定日
令和3年6月25日(金)
4 寄附物品の活用について
今回ご寄贈いただく抗菌銅フィルムは、令和3年7月1日(木)よりパロマ瑞穂スタジアムにて、名古屋市が実施する新型コロナウイルスワクチン大規模集団接種に従事する医療従事者にご活用いただきます。なお、大規模集団接種につきましては、本学より、医師・看護師・薬剤師、合わせて約 2,500 名を派遣いたします。
5 研究内容について
UACJと名古屋市立大学は、銅が持つ抗菌効果を医療現場へ応用する産学共同研究を行い、銅の抗菌効果を有する透明フィルムを開発いたしました。(参考:別添)
6 昨年7月のご寄附について
フェイスシールド用アルミフレーム(300個)、キーボード及びタッチパネル用汎用抗菌銅スパッタフィルム(400枚)、フェイスシールド用銅フィルム(900枚)をご寄贈いただき、令和2年7月7日(火)に感謝状贈呈式を実施いたしました。
7 その他
取材をご希望の際は、事前に病院広報担当(長谷川・西村 電話052-858-7532)までご連絡をお願いします。
(別添)
銅の抗菌効果を有した透明フィルムを開発
~UACJと名古屋市立大学が産学共同研究
黄色ブドウ球菌・大腸菌に効果~
(令和2年6月30日プレスリリース)
株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石原美幸)と名古屋市立大学(所在地:愛知県名古屋市、学長:郡健二郎)は、銅が持つ抗菌効果を医療現場へ応用する産学共同研究を行い、銅の抗菌効果を有する透明フィルムを開発しました。
開発した銅のフィルムを用いて、黄色ブドウ球菌および大腸菌に対する抗菌効果を調べたところ、銅フィルム上では黄色ブドウ球菌は50分以内に、大腸菌は30分以内に死滅しました*1 *2。一方、銅を付着しないフィルムでは細菌の減少効果は認められませんでした。
一般的に銅は銀と同様に高い抗菌作用を有していることから、古くから生活用品や工業製品にも使用されてきました。今回、UACJと名古屋市立大学が共同開発した銅の透明フィルムは、フェイスシールドやパソコン用キーボードのカバー、医療機器の操作パネルカバーなどに広く応用が可能で、医療現場における細菌やウィルスの接触感染拡大の防止への効果が期待されます。
今後、UACJと名古屋市立大学は、他の細菌やウィルスへの効果検証を実施し、同フィルムを医療現場だけでなく、介護や保育など他の現場への導入を目指してまいります。
*1 銅の透明フィルムと抗菌効果(Acute Medicine & Surgery. in press)
試験条件:JIS Z2801 温度35℃、相対湿度90%以上 cfu:Colony Forming Unit(コロニー形成数)
*2 黄色ブドウ球菌、大腸菌以外の細菌やウィルスへの効果検証は今後実施する予定です。
(2021/06/28 08:59)
2024/09/26 12:49
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