話題 2025/06/20 15:17
日本法医学会次期理事長に近藤稔和氏
受験競争が厳しいのは大学だけではない。受験に有利な中高一貫教育の中学や有名大学への進学率が高い高校へ進むためのハードルは高い。問題は受験の失敗が与える影響だ。東京慈恵会医科大付属病院精神科の小野和哉准教授は「思春期は、体と心の両面で大きな変化を迎える。それは小学校から中学校へ進学する際に、『中1ギャップ』などと呼ばれる問題が起きることなどとも関連する」と指摘する。
◇不登校や引きこもりも
◇合格しても残る不安
志望校に合格できた場合でも、不安要素は残る。進学先の環境や対人関係が希望していたものと違ったと感じる場合や授業や部活動についていけない場合、合格により一度は達成された自己肯定感が損なわれ、怠学や不登校などに陥ってしまう危険が生じる、という。
「合格不合格を問わず対策としてはまず、さまざまな分野でちょっとした達成感を感じられる機会を求めていくことが大切だ。例えば、毎日10分でもいいから、決まった運動プログラムを取りあえず1カ月は継続してみる。そうした事を通じ気力と体力を回復して精神的ダメージから立ち直り、新たな目標に挑んでいくことは有効な対策の一つだ」(編集委員・鈴木豊)
→〔後半へ進む〕受験失敗のケアを=親も一緒に落ち込まない(下)
(2017/03/10 17:22)
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