治療・予防 2025/06/04 05:00
難聴と歩行機能低下で3倍に
~高齢者の転倒・骨折リスク(東京都健康長寿医療センター研究所 桜井良太研究員)~
最近、フィンランド発祥の「オープンダイアローグ」と呼ばれる精神療法が注目されている。文字通り「開かれた対話」による治療で、入院や薬剤を極力使用しない点が大きな特徴だ。統合失調症やうつ病、引きこもりなどの治療に大きな成果を挙げているオープンダイアローグについて、筑波大学(茨城県つくば市)の斎藤環教授に聞いた。
◇対話による症状緩和
ミーティングの参加者は患者、家族、医師、看護師、セラピストらで、1回当たりの時間は1時間半程度。参加者全員が平等な立場で、症状が改善するまで毎日行われる。
「ミーティングは全員が発言し、医療チームで行われる話し合いもすべて患者さんの前で行います。薬物治療や入院は極力避けますが、必要な場合には患者さんを含めたミーティングで決定します」と斎藤教授。
オープンダイアローグを導入した西ラップランド地方では、統合失調症患者の入院治療期間が平均19日短縮され、通常治療では100%の服薬が必要な患者の割合は35%にとどまった。2年後の調査で症状の再発がない、あるいは軽いものにとどまっていた患者は82%(通常治療50%)、再発率も24%(同71%)と大きな成果があり、世界各国で導入が進んでいる。
(2017/09/02 15:58)
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