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女性が妊娠中に高血圧性の疾患を発症すると、出産後5カ月以降も心臓の機能に異常が生じる心筋症を発症するリスクが高い、とデンマーク国立血清研究所のアイダ・ベーレンス医師らが医学誌で報告した。
同医師らは、1978~2012年に妊娠した女性107万5763人を12年末まで追跡。出産後5カ月~34年7カ月までの心筋症の発症を、妊娠高血圧症候群(重症・中等症の妊娠高血圧腎症、妊娠高血圧症)の有無で比較した。
調査対象女性の妊娠は206万7633件。うち7万6108件で妊娠高血圧症候群を発症し、追跡期間中に1577人が心筋症を発症した。
妊娠高血圧症候群を発症しなかった女性に比べて、妊娠高血圧症候群の女性は、心筋症の発症頻度が上昇。重症妊娠高血圧腎症のグループで2・2倍、中等症妊娠高血圧腎症のグループで1・89倍、妊娠高血圧症のグループで2・06倍と、いずれも心筋症の発症リスクが高かった。このリスク上昇は最後の妊娠から5年以上経過しても続いていたという。(メディカルトリビューン=時事)
(2016/09/30 16:04)
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