治療・予防 2024/11/21 05:00
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たこやうおのめ、靴擦れなど、足のトラブルに悩む人は少なくない。原因の多くは靴のサイズやデザインにある。奈良県総合医療センター(奈良市)整形外科の磯本慎二部長は「自分では足にフィットしていると思っていても、実は合っていないことが多いのです。靴の選び方に気を付けてください」と注意を促す。
靴は、選び方はもちろん、履き方も大事
▽足や爪にトラブルが
少し余裕のある靴が歩きやすい、窮屈なくらいがフィットしていて好きなど、靴の選び方は人により異なる。ただ、「好みの靴が、ジャストサイズとは限りません」と磯本部長は指摘する。例えば、たこやうおのめ、巻き爪、外反母趾(ぼし)などは、靴のサイズが小さいと起こりやすい。靴の先端が細く、指が締め付けられるようなデザインも原因となる。
サイズが大きい場合は靴の中で足が動くため、かえって爪先に負担がかかってしまい、土踏まずのアーチを保つ働きが失われる。アーチが失われると、足裏全体で衝撃を受け止めるクッションの機能が損なわれ、かかとと足裏に負担がかかり、長時間の歩行や立ち仕事などで足が痛むようになる。
▽選び方と履き方にコツ
磯本部長によると、靴を選ぶポイントは、〔1〕足が靴の中で動かないように、かかとと足の甲部分がフィットしている〔2〕足の指先に余裕がある〔3〕靴の横幅が足に合っていて、指の付け根部分がきつく感じない―などだ。さらに、長時間の歩行には、ある程度靴底が丈夫で軟らか過ぎないものがよく、立ち仕事の人はハイヒールや窮屈に感じる靴を避け、土踏まずの部分にクッションが付いているものを選ぶとよいという。
「選び方だけでなく履き方も重要です」と話すのは、同病院看護科の皮膚・排泄(はいせつ)ケア認定看護師の天内陽子さんだ。履き方について、次のようにアドバイスする。ひも靴であれば、履くたびにかかとを靴のかかと部分に合わせ、ひもをしっかりと結び直すこと。足が前に滑り込むのを防ぎ、たこやうおのめの発生を予防できるという。通気性の悪い革靴などは水虫になりやすいので、乾燥させるために毎日同じ靴を履かず、職場では履き替えるなどの工夫をする。かかとのすり減った靴は、減った方向に足が傾き、足の裏全体で体重を支えることができないので、かかとを補修する。
磯本部長は「足指の神経が長時間圧迫されると痛みを発するようになり、悪化すると靴を履いていなくても歩くと痛むようになります。扁平(へんぺい)足や外反母趾などは、医療用の中敷を使用すると痛みと進行を抑えることができるので、整形外科医に相談してください」と話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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